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古道と里山の魅力を再発見「熊野フィールドワーカー」募集中!

応募期間 2020.08.16 - 2020.08.31

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MAMORU

熊野古道について

いにしえの時代より人々の信仰を集め、神々の伝承が今なお息づく神秘の地、紀伊半島。その信仰の中心である「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」へと通じる参詣道は「熊野古道」と呼ばれ、千年を超える昔から歩かれてきた祈りの道です。

中でも和歌山県田辺市から熊野三山を巡る「中辺路ルート(全長約100km)」は、平安時代以降、上皇や貴族をはじめ多くの人々が訪れた由緒ある古道。神々が棲まう場所として大切に守られてきた美しい森や、古道沿いに数多く祀られた寺社仏閣など、その神秘的な魅力は国内外を問わず多くの人々に愛されてきました。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産にも登録されています。


熊野古道が抱える課題

世界的にみても貴重な祈りの文化と豊かな自然。しかし今、その姿が変わろうとしています。林業従事者の減少によって山は荒廃し、結果として山に生きる鹿や猪が田畑を荒らすようになりました。また、農業従事者の高齢化による耕作放棄地も増加しています。一見すると世界文化遺産にも登録されて観光客が増加し、地域経済もうまく回っているように見える熊野ですが、人口減少や一次産業の衰退によって、古道を支えてきた里山の営みは今、存続の危機にあるのです。


「熊野フィールドワーカー」募集

里山の荒廃によって引き起こされる地域の衰退、そして文化消失の危機。その解決の鍵として今注目されているのが、熊野に脈々と伝わってきた一次産業を取り入れた観光資源づくり。今回の取り組みでは「熊野フィールドワーカー」と題して、熊野の魅力を再発見する仲間10名を募集します。

具体的な活動内容としては、地元熊野で「農業」「林業」「狩猟」「観光」に従事する事業者とともに、全4回のワークショップ(東京)、そして2泊3日のフィールドワーク(熊野)を実施。参加者の皆さんと現地事業者との交流を通し、登山者の視点で熊野古道に触れ、中辺路とその周辺地域に新たな観光資源を見い出すことが目的です。

こんな方のご応募をお待ちしております

  • 首都圏在住で登山やアウトドアを趣味とする方
  • 熊野古道に興味がある方
  • 旅先で、その地域の隠れた魅力や名産品を見つけるのが得意な方
  • 農業・林業・狩猟に興味がある方
  • 人と話すのが好きな方

登山者の目線で熊野の自然と文化を楽しみ、フィールドワーカーとして地域の魅力を発見する。そして地元の事業者と共に、その魅力をより多くの人に楽しんでもらえるように具体化していく。今までにない、新しい取り組みが始まろうとしています。ぜひ皆さんのチカラを貸してください!


ゲストスピーカー紹介

BUREAU

BOKUMOKU

NAKAGAWA

GARTEN

HINATA


スケジュールと実施内容

SCHEDULE

「熊野フィールドワーカー」プログラムはヤマップが進行を、低山トラベラー大内征氏がメンターとして全体の案内を務めます。

第1回【ワークショップ】
熊野古道 悠久の歴史と「観光」の魅力を知る

  • 日程:2020年10月2日(金) 19:00〜21:00
  • 開催地:東京都渋谷駅または新宿駅周辺
  • ゲスト:田辺市熊野ツーリズムビューロー会長 多田稔子氏
  • 内容:2004年の世界文化遺産登録以降、世界的な観光地として数多くの外国人観光客が訪れる熊野古道。第1回ワークショップ冒頭ではオープニングセッションとして、YAMAPの代表取締役社長、春山慶彦と本プロジェクトのメンター大内征氏による熊野古道レクチャーを実施します。また、後半には和歌山県田辺市を拠点として国内外に熊野の魅力を発信し続ける観光プロモーション団体「田辺市熊野ツーリズムビューロー」の会長、多田稔子氏をゲストとして迎え、熊野古道にまつわる神話や、熊野観光の魅力についてお伝えします。会の最後には、全員参加型のディスカッションを実施し、熊野の観光活性化に向けたアイデアをブラッシュアップする予定です。

第2回:【ワークショップ】
神々の森を再生し、未来につなぐ「林業」の最前線

  • 日程:2020年10月30日(金) 19:00〜21:00
  • 開催地:東京都渋谷駅または新宿駅周辺
  • ゲスト:BokuMoku代表 榎本将明氏・株式会社中川 育林業/森林コンサルタント 中川雅也氏
  • 内容:和歌山の別名「紀伊国」。その語源は、豊かな森が広がる「木の国」だと伝えられています。かつて熊野古道周辺には林業が栄え、山は人の手が入ることで美しく保たれていました。しかし現在は…。 第2回ワークショップでは、森の再生に取り組む森林コンサルタントの中川雅也氏、そして虫食いによって商品価値が失われた木材に新しい価値を吹き込むユニット「BokuMoku」の榎本将明氏をゲストとして迎えます。荒廃が進む熊野の山に産声をあげた新たな挑戦。参加者の皆さんとのディスカッションを通して、その可能性を広げていきます。

第3回:【ワークショップ】
滋味豊かな熊野の食を支える「農業」と「狩猟」の今を知る

  • 日程:2020年11月24日(火) 19:00〜21:00
  • 開催地:東京都渋谷駅または新宿駅周辺
  • ゲスト:秋津野ガルテン代表取締役会長 玉井常貴氏・チームHINATA代表 岡本和宜氏
  • 内容:神話の昔より人々は里山に田畑をひらき、そこに生活と文化の基盤を築いてきました。豊作を祈る神事や収穫に感謝する祭り、熊野の文化は農業と共に歴史を紡いできたのです。しかし今、従事者の高齢化が進み、熊野の農業は大きな転換期を迎えています。第3回ワークショップでは、田辺市の廃校を拠点とし、グリーンツーリズムの新たな取り組みに挑戦する秋津野ガルテンの玉井常貴氏、そして田畑を荒らす野生動物の捕獲・ジビエ商品化に取り組むチームHINATAの岡本和宜氏をゲストとしてお招きし、熊野の農業の未来について考えます。

第4回:【フィールドワーク】
知る人ぞ知る プレミアムな熊野に触れる2泊3日の旅

  • 日程:2020年12月11日(金)~13日(日)
  • 開催地:和歌山県田辺市周辺と熊野古道中辺路
  • 内容:実際に和歌山県田辺市を訪れ、2泊3日で熊野古道の中辺路周辺を巡ります。一次産業の現場を各回ゲストと共に訪ね、植林や木工、狩猟、農業など普通の旅では味わえない熊野の魅力を体験できる特別なフィールドワークです。宿泊は秋津野ガルテン。廃校を利用したノスタルジックな宿泊施設です。夕食はもちろん熊野の山、そして海の恵み。地元で獲れたジビエ料理も食卓に並びます。また旅の後半では、メンターの大内征氏ガイドのもと、中辺路の一部を歩き熊野本宮大社に参拝します。伝説の現場を巡りながら、低山トラベラーとして全国各地の神話伝承に触れてきた大内氏が語る熊野の歴史に耳を傾けることができる貴重な機会です。

第5回:【プレゼンテーション&修了式】
熊野の観光に新たな息吹をもたらす! アイデア共有会

  • 日程:2021年1月23日(土) 15:00〜19:00
  • 開催地:東京都渋谷駅または新宿駅周辺
  • 審査員:田辺市長 真砂充敏氏・低山トラベラー 大内征氏・YAMAP代表取締役社長 春山慶彦
  • 内容:3回のワークショップ、そしてフィールドワークを経験して各自が考えた新たな観光のアイデアを発表していただきます。発表は1人数分程度の簡単なプレゼンテーションです。発表内容については、そのアイデアにかける情熱、そしてビジネスにつながる可能性を審査員が評価します。審査に加わるのは田辺市長の真砂充敏氏や大内征氏などの面々。発表終了後には修了式と打ち上げを実施予定です。優秀なアイデアについては、商品化、サービス化に向けてのプロジェクトがスタート。発案者本人もプロジェクトの一員として、開発に参加していくことになります。

メンター大内征さんからのメッセージ

OUCHI OUCHI OUCHI

熊野フィールドワーカーたちへ

南紀白浜空港に向かう飛行機が紀伊半島にさしかかると、窓の外には山岳が複雑に折り重なる稜線が延々と広がるばかりだ。これだけ視界が開けていても、そこに山しか見えないというのは、日本広しと言えども熊野だけのものだろう。

そんな山深い風景の中に、遠い昔から人を惹き付けてきた道がある――それこそが熊野古道だ。貴賤貧富の別なく、誰しもが生まれ変わることのできる「蘇りの道」である。

奇しくも干支がひと回りした庚子(かのえね)という転換の年に、数多の登山者から熱い視線を集めるこの古道の“今”を知る絶好の機会が、田辺市とYAMAPのタッグによって設けられた。同じアンテナをもった仲間たちとともに熊野に没頭する、またとないチャンスとなるだろう。登山アプリNo.1のYAMAPの進行の下、ぼくはメンターとしてみなさんの案内人となる。光栄だし、これもまた面白いタッグとなった。

そんなぼくはというと、中辺路を歩いたときの写真を今から整理している。初回座学の冒頭に、とっておきのフォトツアーをする予定だ。そんな具合に、案内人のぼく自身が、すでに前のめりになってしまっている。

果てなく続く熊野の山稜のごとく、飽くなき探究心をもった仲間たちが集うことが、もうワクワクでしかない。新たな出会いだ。そして、そんな仲間たちとともに熊野を「フィールドワーク」する日が、本当に楽しみで仕方がない。

                                                                                               「熊野フィールドワーカー」メンター  大内征


応募要項

下記の要項をよくお読みいただき、応募してください。

参加者選考について

下記アンケートフォームにご記入いただいた応募内容をもとに厳正なる審査を実施し、参加者を決定いたします。審査を通過された方にはYAMAPより後日連絡をさせていただきます。審査を通過された方のみが、本取り組みへ参加可能となりますので、あらかじめご留意ください。

選考スケジュール

  • 募集期間:2020年8月16日〜8月30日 23:59
  • 書類(応募フォーム)審査:9月初旬
  • オンライン面談:9月上旬(書類審査通過者のみ)
  • 結果発表:9月中旬

参加費

東京にて開催される「ワークショップ」と「プレゼンテーション&修了式」の参加費は無料です。また、「フィールドワーク」の現地滞在費(宿泊費・各種体験参加費・朝昼夕食費)は事務局側にて負担いたします。現地集合場所(JR西日本 紀伊田辺駅)までの往復交通費、現地で発生する実費は、参加者の皆さんのご負担となります。

応募方法

  • 赤色の「応募画面へ」ボタンをタップ(クリック)して、先に進む
  • アンケート項目に記入する
  • 「キャンペーンに応募」ボタンをタップ(クリック)する

応募内容を追加・変更するとき

  • 「応募内容を確認」ボタンをタップ(クリック)する
  • 「編集」から回答を追加・変更する
  • 「キャンペーンに再応募」ボタンをタップ(クリック)する

応募を取り消したいとき

注意事項

  • この取り組みには各種メディアの取材が入ります。プログラムの様子を撮影し、テレビ番組や特設サイト・YAMAPオンラインメディアやSNS・自治体のウェブサイト等での公開を予定しておりますので、予めご了承ください。
  • 本プログラムでは、新型コロナウイルスの感染予防として、うがい・手洗い・マスクの着用・アルコール消毒液による手指消毒・検温等の対策を実施いたします。また、感染拡大の状況によってはワークショップのオンライン開催・フィールドワークの実施内容・日程を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。

下記アンケートフォームよりお申し込みください。ご記入内容をもとに審査を実施いたしますので、できるだけ詳細に、参加への熱意が伝わるようにご記入ください。

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