活動データ
タイム
05:35
距離
15.6km
のぼり
1222m
くだり
1289m
活動詳細
すべて見る北風が強く吹き込んでいた。空気が入れ替わったような青空が降りていた。廃校の旧南川小学校は二階建木造建築のレトロな校舎で未だ綺麗な外観を保っていた。明治七年から平成五年の歴史ある小学校、桜が咲いたらさぞ綺麗だろう。五月には鯉幟も泳ぐらしい。無責任なことを言えばこのまま残して欲しいと思ってしまう。耐震強度の問題もあるのかもしれない、少子高齢化によりこの規模でも学校運営が成り立たなくなったのかもしれない。この校舎での学びはどんなだったのだろう。当時の小学生にしてみればノスタルジーなど感じることなどなくただ不便が多かったかもしれない。それでもいつか、思い出の背景にはこの校舎が浮かぶことを羨ましく思うぞ、おじさんは。 先月偵察した峰ノ山に這いあがり、尾根を伝って伊豆ヶ岳へと向かう。展望はあまりないが陽だまり小ピークが多く、休憩するにはもってこいだった。変化も多くて楽しめた。五輪山直登ルートに合流すると、そこには通せんぼローブと「立ち入り禁止」の看板が立ててあったが後の祭りであった。地図には「通行自粛看板」と記されている訳だが、状況は刻々と変化するものである。 五輪山、伊豆ヶ岳、古御岳、高畑山、中ノ沢頭と結んで歩き、子の権現に至る。縦走したのは久しぶりのことだった。道中、林道が拡張されていたように思う、が気のせいかもしれない。御目当ての浅見茶屋には「本日休業」の立て看板が出ていた。腹ペコ胃袋が号泣した。
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