大辻山から大日尾根を辿る

2021.02.21(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 28
休憩時間
34
距離
16.7 km
のぼり / くだり
1975 / 1974 m
2 3
1 6
1 8
4 33

活動詳細

すべて見る

(長文につきご注意ください。) 最近、時間の制約を言い訳に、チャレンジのないお手軽登山に逃げていた。それなりに楽しんではいるものの、大きな充足感は得られていない。 前日もさくっと朝活をしようと笠取山に5時すぎに到着したがスノーシューやゲイターなど一式を忘れる。敢え無くとんぼ返りとなるが、これが一つの転機となる。 日中悶々としながら、今冬の山行を振り返るが、全く心がときめかない。やはり、大きな感動のためにはハードワークが必要なようだ。明日は快晴で雪の状態は悪いだろうが、大好きな雪山の賞味期限も終わりが近づいており、贅沢は言っていられない。何より絶景が待っているのに行かない手はない(最大の難所である家庭内の核心部を乗り越えるため、慌てて翌日の食事を作ったのは言うまでもない。)。 選んだのは大辻山。積雪期に登ったことがある人なら、誰しも目の前に広がるパノラマビューに心を奪われるのと同時に、眼下から伸びる大日尾根を辿ってみたいと思うはず。1年前に登った際に抱いた思いを実行に移すことにした。 スタートは、最近、多くの方が登られている県道6号線脇から。大辻山までは前日のトレースで楽をさせてもらおうという計画。本日の平野部の最高気温は17℃。早い時間でも出だしから汗が噴き出す。頼りにしていた前日のトレースもスキートレースのみで、殆ど負荷は軽減されない。むしろ、トレースを追った結果、スキーでは難なく通れる巻き道で何度もずり落ち余計に体力を消耗。予想以上に苦労して大辻山へ到着。 山頂は安定の素晴らしい眺めが広がる。まだ逆光だが、この先歩みを進めればちょうどよくなるはず。そして目の前には手つかずの大日尾根が延々と続く垂涎の光景。雪質は最悪だが、行くしかない。 まずは、七姫山を目指して進む。途中、細尾根も何ヵ所かあるが、危険な感じはしない。また、小ピークに乗るたびに壮大な景色が目に飛び込んでくるおかげで、殆ど疲れも感じない。そして、余裕をもって七姫山の山頂へ。最近訪れる人が多いのも納得で、大辻山よりもさらに眺めは良くなる。 次の臼越山までは一旦標高を下げてから300mの登り返し。気温も上がって、徐々にラッセルも辛くなるが、振り返るとピラミダルな七姫山と大辻山の姿が美しい。七姫山から延びる支尾根上の肉蔵山も行ってみたいなぁ…と考えながら歩いていると意外と楽に臼越山に到着。広くてなだらかな山頂からは真正面の大日岳と奥に聳える雄々しい劔岳や毛勝三山の眺めが素晴らしい。 さらに、小ピークを越えて文科省の登山研修所に到着。ここからの登りも250mほどあるが、北側斜面だからラクができると踏んでいた。ところが、まさかのフカフカ雪で膝上ラッセル。シャリバテも加わり、ヘロヘロになりながらなんとか目的地の1566ピークに到達。地形からして立山方面の眺めは良いだろうと考えていたが、期待以上の展望に感動。やっぱり苦労の末に拝む景色は格別。 弥陀ヶ原を中心とする眺めを堪能した後は、西南西へと延びる尾根から帰路につく。ピンテもあり、途中までは頗る快適に進む。1356ピークを過ぎてから、横着してピンテを外れ、最短で県道につながる尾根に進もうとするが、地形が複雑で尾根を外れてしまう。これが大きな失敗で、ここから本日の核心部となる。緩々の急斜面は、とてもまともに歩くことができず、バックステップでもずり落ちる。尾根筋に進もうにも踏み抜き多数で、諦めて谷に向けて急斜面をシリセードで滑り落ちる。なかなか止まらずヒヤっとすることも何度かあったが、なんとか谷までたどり着く。降りた谷はデブリがそこそこあるものの、豊富な雪が下までつながっており、労せずして県道に到着。その後は平たんな車道歩きを経て、無事ゴール。 反省点もあったが、腐った雪での歩き方など、今更ながら歩いてみて初めて感じることも多くあった。やっぱり、まずは行ってみるってことが大事ですね。ただし、続編をやるとしたら、やっぱり雪が締まった残雪期かな😅

大辻山・高峰山・来拝山 日の出前
遠くの鍬崎山のシルエットが美しい
日の出前 遠くの鍬崎山のシルエットが美しい
大辻山・高峰山・来拝山 立山山麓スキー場
今年は1度しか行けてないぁ
立山山麓スキー場 今年は1度しか行けてないぁ
大辻山・高峰山・来拝山 立派なブナの大木
立派なブナの大木
大辻山・高峰山・来拝山 称名渓谷の上から日の出
称名渓谷の上から日の出
大辻山・高峰山・来拝山 スキーとの機動力の差を痛感
スキーとの機動力の差を痛感
大辻山・高峰山・来拝山 ようやく大日尾根に乗り上げる
ここから見る鍋冠山が好き
ようやく大日尾根に乗り上げる ここから見る鍋冠山が好き
大辻山・高峰山・来拝山 大辻山山頂までもうすぐ
大辻山山頂までもうすぐ
大辻山・高峰山・来拝山 到着!
さすがにこの時間は逆光が眩しい
到着! さすがにこの時間は逆光が眩しい
大辻山・高峰山・来拝山 まだまだ先へと続く大日尾根
まだまだ先へと続く大日尾根
大辻山・高峰山・来拝山 急斜面を駆け下ります
急斜面を駆け下ります
大辻山・高峰山・来拝山 ここから細尾根が続く
ここから細尾根が続く
大辻山・高峰山・来拝山 慎重に💦
慎重に💦
大辻山・高峰山・来拝山 いくつもの小ピークを越えて先へ進む
いくつもの小ピークを越えて先へ進む
大辻山・高峰山・来拝山 大辻山を振り返る
大辻山を振り返る
大辻山・高峰山・来拝山 雪質以外は最高のブナ林を進みます。
雪質以外は最高のブナ林を進みます。
大辻山・高峰山・来拝山 左手に見える次のピークが七姫山
あと少しだ
左手に見える次のピークが七姫山 あと少しだ
大辻山・高峰山・来拝山 七姫山への登りは意外と緩い勾配
七姫山への登りは意外と緩い勾配
大辻山・高峰山・来拝山 七姫山山頂
七姫山山頂
大辻山・高峰山・来拝山 すばらしい眺め
正面にどっしりとした臼越山
すばらしい眺め 正面にどっしりとした臼越山
大辻山・高峰山・来拝山 肉蔵山へとつながる尾根
ここは来シーズンかなぁ
肉蔵山へとつながる尾根 ここは来シーズンかなぁ
大辻山・高峰山・来拝山 大倉山もなかなかの存在感
土倉山よりはるかに大きく見える
大倉山もなかなかの存在感 土倉山よりはるかに大きく見える
大辻山・高峰山・来拝山 右手には鍬崎山と鉢伏山
右手には鍬崎山と鉢伏山
大辻山・高峰山・来拝山 大明神山と毛勝三山
大明神山と毛勝三山
大辻山・高峰山・来拝山 それでは次の臼越山へ
それでは次の臼越山へ
大辻山・高峰山・来拝山 奥のピークが肉蔵山かな
奥のピークが肉蔵山かな
大辻山・高峰山・来拝山 臼越山への登りは緩い広尾根が続く
臼越山への登りは緩い広尾根が続く
大辻山・高峰山・来拝山 大辻山も七姫山もどちらも美しい山容です🏔️
大辻山も七姫山もどちらも美しい山容です🏔️
大辻山・高峰山・来拝山 臼越山山頂到着!
臼越山山頂到着!
大辻山・高峰山・来拝山 大熊山の背後には劔岳からの稜線が続く
大熊山の背後には劔岳からの稜線が続く
大辻山・高峰山・来拝山 中央が年末に撤退した1340ピークあたりかなぁ
中央が年末に撤退した1340ピークあたりかなぁ
大辻山・高峰山・来拝山 毛勝三山カッコいいわぁ😆
毛勝の下の鬼場倉ノ頭は、ここから見ても急斜面なのが良く分かる。
毛勝三山カッコいいわぁ😆 毛勝の下の鬼場倉ノ頭は、ここから見ても急斜面なのが良く分かる。
大辻山・高峰山・来拝山 大日岳を眺めながら幸せな散歩(足元はずぶずぶですが…)
大日岳を眺めながら幸せな散歩(足元はずぶずぶですが…)
大辻山・高峰山・来拝山 たまらん😍
たまらん😍
大辻山・高峰山・来拝山 大日岳の山頂にひこうき雲
大日岳の山頂にひこうき雲
大辻山・高峰山・来拝山 わずかなお姿でも圧倒的な存在感は流石です
わずかなお姿でも圧倒的な存在感は流石です
大辻山・高峰山・来拝山 右手は前大日岳🤔?
右手は前大日岳🤔?
大辻山・高峰山・来拝山 1405ピークからの眺め
1405ピークからの眺め
大辻山・高峰山・来拝山 ようやく登山研修所
ようやく登山研修所
大辻山・高峰山・来拝山 ここから最後の登り
ここから最後の登り
大辻山・高峰山・来拝山 寄生されすぎ
寄生されすぎ
大辻山・高峰山・来拝山 このあたりは膝~腿ラッセル💦
このあたりは膝~腿ラッセル💦
大辻山・高峰山・来拝山 大辻山~臼越山まで、歩いてきたピークを一望
大辻山~臼越山まで、歩いてきたピークを一望
大辻山・高峰山・来拝山 食料補給のタイミングを誤りフラフラ。数歩進んでは立ち止まる😵
食料補給のタイミングを誤りフラフラ。数歩進んでは立ち止まる😵
大辻山・高峰山・来拝山 終わりが見えた…
終わりが見えた…
大辻山・高峰山・来拝山 1566ピークからの眺め
立山~薬師岳
1566ピークからの眺め 立山~薬師岳
大辻山・高峰山・来拝山 弥陀ヶ原が近い
弥陀ヶ原が近い
大辻山・高峰山・来拝山 鍬崎山と薬師岳
鍬崎山と薬師岳
大辻山・高峰山・来拝山 前大日岳もいい形してますわ
前大日岳もいい形してますわ
大辻山・高峰山・来拝山 毛勝三山を目に焼き付け下山します🧐
毛勝三山を目に焼き付け下山します🧐
大辻山・高峰山・来拝山 帰りはこの尾根から
眺めが良くピンテもある道を快適に進む💃
帰りはこの尾根から 眺めが良くピンテもある道を快適に進む💃
大辻山・高峰山・来拝山 一気に写真が飛びます😅
(核心部は写真撮る余裕がなく、谷まで降りたところ。)
一気に写真が飛びます😅 (核心部は写真撮る余裕がなく、谷まで降りたところ。)
大辻山・高峰山・来拝山 帰り道
称名渓谷と悪城の壁
帰り道 称名渓谷と悪城の壁
大辻山・高峰山・来拝山 無事ゴール
お疲れ様でした😌
無事ゴール お疲れ様でした😌

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。