活動データ
タイム
03:04
距離
4.8km
のぼり
364m
くだり
362m
活動詳細
すべて見る雪山第7弾、百名山の車山(霧ヶ峰)へ。 4週連続の信州。今回も寒波の影響が残るため、1回目の北横岳と同じく、茅野駅から路線バスでアプローチ。車山高原の路線は帰りの最終便が15時発と早いので要注意。 10:20茅野駅発のバスに揺られること約60分、11:30頃に車山高原スキー場に到着。北横岳や入笠山はスキー場でも登山客をチラホラ見かけたが、ここは全然見ない…。ボーダー達の合間を縫って登山口へ。早速アイゼン装着。 登山道は迷いようもない明快なルート。踏み跡も少しあり。アイゼンではズボズボはまる。 数百メートル進んだ最初の分岐、蓼科山との1週間ぶりの再会を喜ぶ。ここでNewアイテムのワカンを装着。アイゼンと同じ要領で紐を締めるだけの簡単仕様。スノーシューほどではないだろうが、浮力が増し、トレースを外れても沈みにくい。足跡の無い真新しい雪をサクサク歩ける、これは楽しい! 途中、木の陰でランチ。お馴染みのソースカツサンド。1ヶ月で3回目の購入、上顧客と言って良いのでは?(笑) ランチのポイントから先はやや傾斜がキツくなる。そろそろ帰りのバスの時間が気になり始める。アイゼン&ワカンの重さが効いてきて足取りの重いMyHoneyの後ろ姿。もしかすると登頂は無理かも。その思いは歩を進める毎に増していく。まぁ、雪原と景色は充分楽しんだし、登頂はmustではないからそれでも良いと思いながら。 分岐の標識あり、あと900mらしい。ここらで限界かな、とMyHoneyに下山を促すと、「嫌だ。百名山登りたい」と、意外なほど登頂への意思が固い。ちょっと面食らいながら、ちょっと嬉しくもあり。 しかししかーし、登頂出来たとしても下山が遅くてバスに間に合わなかったらタクシーで1万円は飛ぶぞぉーと、頭の中で理性が語りかけてくる。 そこで目に入ったのは車山山頂に繋がるリフト。ありがとう文明の利器。そうだ、下山はリフトがある。強風で止まる可能性はあるが、その時は諦めてタクシーに乗ればいい。たかが1万円じゃないか。 腹は決まった。いざ山頂へ。 その決意を後押ししてくれるかのように、分岐まで登ったところで北アルプスが姿を見せる。霞んでいるが、穂高連峰、大キレットを望む。 感動と勇気をもらい、分岐から先へ進むがここからがキツい。傾斜が増し、雪は柔らかく滑る。右足が滑って左足も滑ってズテーン、を何度も繰り返している姿を後ろから見ていると笑えてくる。 しかしさすがにMyHoneyの体力消耗は半端無く、このままでは登頂が危ういと思い(タクシー代1万円かかっちゃうと焦り)、最後の手段でザックを奪い取る。ザック2つ持って登れるかは半ば賭けだったが、案外楽にこなせてしまった。1万円使いたくない気持ちが一番強かったのだろう。(何が「腹は決まった」だ!笑) 無事辿り着いた山頂、よく頑張った! 霞んでいるが快晴。北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、浅間山を一望。富士山は霞の向こうにうっすらと。 西からの暴風が吹き荒ぶ中、束の間の山頂を楽しんだらリフト乗り場へ。吹き込む暴風、リフト代を係員に支払う私の財布からクレジットカードが吹っ飛ぶ。一瞬で頭真っ白。だが係員の足元に光るゴールドを発見、間一髪で回収。 リフトで降り始めた直後、「只今山頂の強風によりリフト乗車は中止しています」のアナウンス。こちらも間一髪だったか。リフトを降りたのは最終バスの20分前。幸運続きのおかげでなんとか間に合った(タクシー代1万円を回避できた)。 ワカンデビュー、快晴&雪の百名山登頂、そしていくつも重なった幸運。短時間ながら、濃密で楽しい時間を過ごせた車山に感謝! 百名山はこれで6座目。
メンバー
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