「生命の島」 屋久島へ

2017.07.01(土) 14:34 - 2017.07.03(月) 11:25
Yakushima (Kagoshima)
昨年の屋久島は霧の中。晴れた屋久島を歩きたいと、梅雨明け間近な時期をねらって出かけました。 ■1日目:淀川小屋へ JACのシルバーシートで屋久島空港へ。バスで安房へ。安房に宿泊の予定だったが、今日中に小屋まで行こうと、バスの中で宿をキャンセル。安房で乗り換えの30分の間にガスボンベを購入。贔屓の「かもがわ」で弁当二食分をゲット。バスで紀元杉へ、歩いて淀川登山口へ。今年から始まった環境保全の協力金を納め、淀川小屋へ。小屋の中で一人ツェルトを張ったが、夜中はヒメネズミの運動会だった。外にはテント3張、7人。 ■2日目 淀川小屋〜宮之浦岳 朝4時すぎに出発。しばらくランプをつけて。雷の音とともに雨がパラパラ。晴れの予報だったけど今年も雨?と思いながらガマン。 小花之江河、花之江河を通り、途中から黒味岳へ。しばらく歩いたところで、霧の中から黒味岳が姿を現わす。みるみる霧が晴れ、黒味岳頂上からはほぼすべての山が見えた。 元の道に帰り、安房岳、翁岳を横に見ながら進む。栗生岳、宮之浦岳を正面に見ながら下る道に水が流れ、池をつくり、まわりに苔・・まるで桃源郷だ。 栗生岳の岩の中にある岳参りの祠に手を合わせ、しばらく登ると宮之浦岳。初めてみる360度の大パノラマです。 宮之浦岳〜永田岳〜高塚小屋 今回の山旅のねらいは、黒味岳、永田岳、宮之浦岳の三山に登ること。少し下ったところにザックをデポして永田岳をめざす。途中の道がえぐられ、所々に水がたまって歩きにくい。 頂上からは、宮之浦岳、南西に黒味岳、北に坊主岩など、ここも360度の大パノラマだ。 引き返して、高塚小屋をめざす。カンカン照りの天気に、水に浸したタオルを首にかけ、水場を見つけてはガブガブ飲む。 しばらく下ると樹林帯に入る。シャクナゲ、ナナカマドなどが着床した屋久杉を見ながら進むと新高塚小屋。しばらく進むと4時に高塚小屋に到着。 今晩は一人?と思っていたら、パーティ、ガイドに連れられたツアーなど、計20〜30人で賑やかになった。快晴を信じてデッキにツェルトを張った。テントは3張り。 ■3日目:高塚小屋〜白谷雲水峡 5時半に出発。縄文杉もウィルソン株もほぼ素通り。どうしてみんなガイドまで雇って縄文杉を見に来るんだろう。頑張って縦走すれば、屋久島の本当の値打ちがわかるのに・・と思う。 トロッコ道に入ると、荒川登山口からガイドに連れられたツアー客が続々。その度に道を譲る。礼を言うガイドやツアー客もいるが無言な人も多い。 そんなことを考えながら歩いていて、楠川分かれを通り過ごした。バックして辻峠をめざす。昨年も思ったけど急坂が辛い。江戸時代、島津藩の命で屋久杉(板木)を楠川の港まで運んだ人々は、さぞかし辛かったろう。と思いながら辻峠に到着。せっかくだからと太鼓岩をめざす。宮之浦岳方面は雲の中。 「もののけ姫」の着想を得たという「苔むす森」を通って白谷山荘へ。そのまま下った渡渉箇所は問題なかった。どんどん下り白谷雲水峡に入る。昨年は楠川歩道を歩いたが今年はまっすぐ。昼前に無事に下山し、バスで宮之浦の町へ。素泊まり民宿「ふれんど」にお世話になりました。 ■4日目:屋久島一周観光 台風3号が九州北部に接近しているなか、レンタカーを借りて屋久島を一周しました。 ・屋久島環境文化センター:世界遺産を紹介する資料館 ・志戸子の村:海岸に沿った道と直角に交差する道でできた格子状の村 ・吉田の村:海岸に沿った道沿いに形成された村、平家の落人伝説あり ・永田の村:いなか浜(ウミガメの産卵地)で有名。水田もある。奥岳(永田岳)が唯一見える集落で有名だが見えず。  岳参りは2回/年、今年の秋は11月4日・5日(隊長A田さんの話) ・屋久島灯台:明治期に建てられた古い様式の灯台、アクセス道が狭い。 ・西部林道:植生の垂直分布が連続してみられ、ヤクシカ、ヤクサルなどが生息するエリア。世界遺産指定。道が狭い。 ・大川の滝:高さ88mの滝 ・湯泊温泉:海岸にある露天風呂。着替え室あり。 ■屋久島の旅を終えて 2回目の旅ではじめて〝晴れた屋久島の山々″の大パノラマを見ることができました。高塚小屋では、トラツグミのピーピー、ヤクサルのキャキャと鳴く声を聞きながらツェルト泊。屋久島は〝生命の島″との思いを一層強くしました。また来る予感がします。 《おせっかい情報》 ・屋久島の環境保全のための協力金が今年3月にスタート。日帰り千円、山中宿泊は二千円。白谷雲水峡のみ利用者は五百円。 ・主な入山コースは、①淀川登山口、②荒川登山口、③白谷雲水峡。  宮之浦岳・永田岳日帰りは①、縄文杉日帰りは②③、縦走は①②③でしょう。 ・屋久島の縦走ルートに危険な箇所はほぼありません。主な遭難は、増水時の渡渉、道迷いによる谷への転落とのこと。 ・屋久島のほぼ全ての小屋にヒメネズミが出没。食料はザックに入れて吊るすように。 ・屋久島では川が道、道が川。ローカットのアプローチシューズに水が沁みました。  沢歩きの気分でしたが、底の深い靴がいいでしょう。 ・飛行機の場合、ガスボンベ、ナイフ、ライターなどの持ち込みは禁止(空港で購入可能)。 ・安房の有名な弁当屋「できたて屋」は早朝のみ。定食で有名な「かもがわ」で無理を言って作ってもらいました。 ・宮之浦の素泊まり民宿「ふれんど」は、きれい、風呂・調理室・洗濯機・乾燥機(有料)つき、親切・安いのでオススメ。  宿紹介アプリ「Booking.com」への参加で外国人の宿泊が増えている。シーズンは早めの予約を!(キャンセル料あり)

写真

1日目
バスで紀元杉へ、淀川登山口まで歩きます。

1日目 バスで紀元杉へ、淀川登山口まで歩きます。

淀川登山口

淀川登山口

こんな道

こんな道

淀川小屋に到着

淀川小屋に到着

2日目
朝4時すぎに出発・・しばらくして雷とともに雨がパラパラ

2日目 朝4時すぎに出発・・しばらくして雷とともに雨がパラパラ

緑のトンネル・・今日も雨か?と少しめげる

緑のトンネル・・今日も雨か?と少しめげる

小さな花、タツナミソウ?

小さな花、タツナミソウ?

霧の中の小花之江河

霧の中の小花之江河

霧の中の花之江河1

霧の中の花之江河1

霧の中の花之江河2

霧の中の花之江河2

かろうじて残っていたシャクナゲ

かろうじて残っていたシャクナゲ

ガスが晴れて黒味岳が見えてきた!

ガスが晴れて黒味岳が見えてきた!

黒味岳が近づいてきた。

黒味岳が近づいてきた。

黒味岳から永田岳(左)と宮之浦岳(右)

黒味岳から永田岳(左)と宮之浦岳(右)

南西の山々。左中央に高磐岳のトーフ岩、その手前に花之江河が見える。

南西の山々。左中央に高磐岳のトーフ岩、その手前に花之江河が見える。

沢の音を右に聞きながら投石平への坂を登ります。

沢の音を右に聞きながら投石平への坂を登ります。

振り返ると黒味岳への稜線

振り返ると黒味岳への稜線

道が沢、沢が道・・

道が沢、沢が道・・

投石岳直下の岩屋

投石岳直下の岩屋

次の山、安房岳?に向かいます。

次の山、安房岳?に向かいます。

栗生岳を正面に見ながら・・ハイライトゾーン!

栗生岳を正面に見ながら・・ハイライトゾーン!

どこまでも透明・・

どこまでも透明・・

振りかえると・・安房岳?

振りかえると・・安房岳?

栗生岳が近くなる!

栗生岳が近くなる!

途中に見えたげんこつ岩。2004年の台風で左側が崩壊したそうです。

途中に見えたげんこつ岩。2004年の台風で左側が崩壊したそうです。

振りかえると・・翁岳(左)と安房岳(右端)?

振りかえると・・翁岳(左)と安房岳(右端)?

宮之浦岳が近づいてきた。

宮之浦岳が近づいてきた。

宮之浦岳に到着!

宮之浦岳に到着!

永田岳・・堂々としています

永田岳・・堂々としています

永田岳へ向かう途中、趣のある看板

永田岳へ向かう途中、趣のある看板

永田岳・・迫力です。

永田岳・・迫力です。

永田岳から北の山・・障子岳?

永田岳から北の山・・障子岳?

永田岳から東の山・・だったか?

永田岳から東の山・・だったか?

永田岳から宮之浦岳

永田岳から宮之浦岳

永田岳から黒味岳方面

永田岳から黒味岳方面

平石岩屋からネマチ?

平石岩屋からネマチ?

坊主岩・・だそうです。

坊主岩・・だそうです。

展望台から翁岳(左)と宮之浦岳(右)

展望台から翁岳(左)と宮之浦岳(右)

ヒメシャラに着生したシャクナゲ

ヒメシャラに着生したシャクナゲ

色々な植生が着生した屋久杉

色々な植生が着生した屋久杉

しばらくヤクシカとおしゃべり

しばらくヤクシカとおしゃべり

岩の上で生きてます。

岩の上で生きてます。

新高塚小屋に到着

新高塚小屋に到着

高塚小屋に到着、今日はここまで

高塚小屋に到着、今日はここまで

バタンキューで見上げると、屋久杉に囲まれて青い空

バタンキューで見上げると、屋久杉に囲まれて青い空

「かもがわ」の弁当で夕食

「かもがわ」の弁当で夕食

今晩はツェルト

今晩はツェルト

3日目
高塚小屋の朝・・清々しい風景です。

3日目 高塚小屋の朝・・清々しい風景です。

縄文杉は写真一枚を撮って通過

縄文杉は写真一枚を撮って通過

ウィルソン株も素通り

ウィルソン株も素通り

翁杉・・7年前までよくぞ頑張られた。

翁杉・・7年前までよくぞ頑張られた。

トロッコ道・・荒川登山口からガイドに連れられたツアーご一行様が続々

トロッコ道・・荒川登山口からガイドに連れられたツアーご一行様が続々

三代杉

三代杉

楠川分かれから白谷雲水峡方面をめざします。

楠川分かれから白谷雲水峡方面をめざします。

急な坂、階段が続きます。

急な坂、階段が続きます。

こんなお方が。。

こんなお方が。。

太鼓岩に行ってみた。宮之浦岳は雲の中・・

太鼓岩に行ってみた。宮之浦岳は雲の中・・

もののけ姫の世界

もののけ姫の世界

なんの花?

なんの花?

古くからの「楠川歩道」への分岐。今日はまっすぐ白谷雲水峡へ・・

古くからの「楠川歩道」への分岐。今日はまっすぐ白谷雲水峡へ・・

白谷雲水峡

白谷雲水峡

白谷雲水峡の入口に到着、ここでyamap終了

白谷雲水峡の入口に到着、ここでyamap終了

民宿「ふれんど」にお世話になります。

民宿「ふれんど」にお世話になります。

4日目
屋久島一周の観光・・大川の滝

4日目 屋久島一周の観光・・大川の滝

雨に煙るモッチョム岳

雨に煙るモッチョム岳

テントレックさん伝授のツェルトの張り方です。参考にしてください。

テントレックさん伝授のツェルトの張り方です。参考にしてください。

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