活動データ
タイム
14:24
距離
31.3km
のぼり
3325m
くだり
3328m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る先週、丹沢周遊ハイクにトライしましたが、体調が万全でなく、取り付きの天神尾根で体力消耗、半周ほどでエスケープとなってしまいました。今回は取り付きを悩んだ挙句、寄大橋とし、鍋割山、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸と5座縦走し、同角山稜からユーシンを経て、雨山峠を越えて寄大橋に戻ってくることとしました。どうシミュレーションをしても私の足では移動時間13時間ほどプラス休憩時間を入れると14時間超の行程になります。いつもより1時間早く3時に起き、まだこの時点では雨が降っていましたが、一路大井松田から寄を目指します。予定通り5時にスタートできました。 寄大橋-後沢乗越-鍋割山 雨上がり早朝、寄大橋から雨山峠方向に少し歩き、途中でウシロ沢経路で後沢乗越を目指します。ウシロ沢経路は一応VRですが、はじめに沢沿いにちょっと怖い木橋をいくつか渡りながら進み、その後九十九折の道で高度を上げていきます。はじめの沢伝いで、雨上がりの夏のこの時期、当然あいつら(ヒル)が忍び寄ってきます。あらかじめシューズに飽和食塩水を噴霧してありますので、シューズに取り付かれてもすぐには登ってこれません。3分くらいに1度シューズをチェックして取り付いているものがいれば、食塩水を噴霧して落としていくことで特に被害がありませんでした。ちょっと見ていれば、遠くから一心不乱にこちらにびっこをひきながら?近寄ってくるではないですか!目的は怖いけれど、ある意味うちの猫よりも健気かも。。しかし、シューズに取り付いたらやつらは容赦なく噴霧攻撃で撃退!途中から沢を離れ、九十九折りの道を登っていきますが、高度が700m以上で出なくなりました。このルートはまた違う季節に歩いてみたいと思う道でした。後沢乗越で通常登山道に出てからは、稜線の風通しの良いところで風が強く、ちょっと寒い。本日1座目の鍋割山には7自頃着きましたが、風強い。 鍋割山-塔ノ岳-丹沢山 鍋割山から金冷シを経て2座目の塔ノ岳、3座目の丹沢山を目指します。やはり時々風が強いところがあります。ガスガスかと思いきや、予想したよりも眺望がありました。この辺りは先週も歩いていますので、相変わらずセミの音が大きいと感じました。 丹沢山-蛭ヶ岳 またこの稜線歩きを楽しませてもらいました。先週は棚沢ノ頭から熊木沢出合の方へエスケープしましたが、今週は鬼ヶ岩ノ頭から蛭ヶ岳を目指しました。この間、晴れ間が見えるようになり、風も弱まり暑くなってきたように感じました。4座目の蛭ヶ岳の頂上では山荘前の祠を観察させてもらいました。(おまけ) 蛭ヶ岳-檜洞丸 前回逆コースを4月に歩きましたが、蛭ヶ岳からミカゲ沢ノ頭への急降下の道は人通りに比して草木の成長が著しいため、道がよく分からない所があります。(その上急こう配、鎖場あり)雨天時などは気を付けた方がいいです。その代わり自然体を楽しめることになります。この間急に日が照るようになって温度が上昇し、臼ヶ岳ですでに水を2.5L近く消費し、残りが1.5Lになってしまいました。というわけで神ノ川乗越の水場を少し探してみましたが結局分からず徒労に終わりました。ここは少し平たんな場所があり、昔はテントも張れたそうです。その名残か遺棄されているゴミが多いですね。まあ水は青ヶ岳山荘でも買えるということで前に進みますが、そこまでの登りでまた水を消費してしまい檜洞丸で残り500mL、そして青ヶ岳山荘はお休みでがっかりしました。まあとにもかくにも本日5座目の檜洞丸に到達できました。 檜洞丸-ユーシンロッジ 檜洞丸から同角山稜を経てユーシンロッジへと降りていきます。水があと500mLしかないのがプレッシャーです。当然ですが基本下りでも同角ノ頭へはかなりの登り返しもあり、水もどんどん消費していきます。その上道は急で下りも気を付けて降りなければなりません。結局大石山の時点で水は無くなり、ヒル対策の食塩水をなめなめ進みます。水はユーシンで調達となりました。今日は檜洞丸を最後にこれ以降人に会いませんでした。この山稜は改めて登りでトライしたいと思っています。 ユーシン-雨山峠-寄大橋 ユーシンで水を調達し、一休みして出発したのが17時。今日の日の入りは19時、急がないと暗くなってしまいます。雨山峠までは沢の脇を行ったり来たりで、足場が悪く気を抜けません。雨山峠を越えても同じように枯れ沢の脇を行ったり来たり降りていき、足元が暗くあまりスピードが出せません。また最後の1時間はヘッデンのお世話になりました。もう真っ暗になってしまいましたが何とか19時30分に寄大橋に到着、14時間半の丹沢周遊を無事に終えることができました。感謝。水の心配がなければもう少し早くフィニッシュできたかもしれません。元々4Lでは足りないのは分かっていましたが、これ以上は買うつもりでいましたが、必ずしも山荘が営業しているわけではないということに気を付けなければならないですね。夏は沢を中心にウロウロするルートがいいかな~とか考えながらのハイクでした。 5:08 寄大橋 23.3℃ 7:15 鍋割山 20.3℃ 8:20 塔ノ岳 21.0℃ 9:10 丹沢山 20.5℃ 10:40 蛭ヶ岳 25.4℃ 11:50 臼ヶ岳 21.8℃ 13:30 檜洞丸 27.0℃ 14:50 同角ノ頭 24.9℃ 15:51 大石山 23.7℃ 16:55 ユーシンロッジ 22.4℃ 18:02 雨山峠 22.7℃ 19:32 寄大橋 23.4℃ おまけ 時期はおそらく昭和33年7月、蛭ヶ岳頂上の祠の様子です。現在のものを見てきましたが、現在のものは平成5年に建て替えたもののようです。祠の扉は昔と違い閉め切られていますが、北側の山荘側にあり、現在と今とで向きが同じとしたら、頭を垂れている側は南の熊木沢側か。お気づきの通り、昔の蛭ヶ岳は今よりもずっと鬱蒼と自然林があったことを偲ばせます。
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