蘇武岳(阿瀬渓谷)

2021.02.19(金) 日帰り

活動データ

タイム

14:34

距離

18.4km

のぼり

1147m

くだり

979m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
14 時間 34
休憩時間
2 時間 5
距離
18.4 km
のぼり / くだり
1147 / 979 m
6 56
4 30
2 12

活動詳細

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妙見・蘇武スキー縦走の予定だったが、ちょっと距離が長いので阿瀬渓谷からに変更。 というのは言い訳で、阿瀬渓谷から金山廃村跡の雪景色を見てみたかったのである。 渓谷の景観を構成するのは、清流と滝そして岩壁。 いずれもスキー向きではない。 実際、深い雪に加えて、複雑にからんだ倒木、滝壺へ一直線の雪壁、細い丸木橋、小沢の横断、難しいコース取り、 逃げ場のない状況、等々。 冬の谷に入ってはならない理由のあらゆるものがあった。 その難儀さは、14時間という行動時間が物語る。 こんな山へ入る人は少なく、実力がなければ誘いもできないのだが、M君が付き合ってくれた。 金山峠へ出てからも新雪がスキーに張り付き下駄となって足を引っぱる。 私たち夫婦だけなら、村岡へと下っていただろうが、最後は意地。 夕日が西の山並みに落ちる頃、蘇武岳の頂きに着いた。 シールをとって、夕闇の迫る中、山頂を滑り降りた。 名色への尾根に出てヘッデンを点ける。 神鍋スキー場のナイターの灯りが見える。 尾根にはトレースがあり、それにからみながら滑った。 日はとっぷり暮れてはいたが、気分は良い。 備前山分岐でコーヒーを沸かし、星空を見上げながら飲んだ。 夜道に日は暮れないので、急ぐこともあるまい。 分岐からは名色ゲレンデ跡ではなく林道にコースをとる。 下り立った名色の民宿村には、昔日の賑わいはない。 村中を歩き車を回収して、家に帰ったときは日がかわっていた。 2日分の山行をした気分である。

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