達磨ヶ峰の雪景色は永遠の課題かな? 段ヶ峰山塊:達磨ヶ峰の魅力に迫る。

2021.02.19(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
57
休憩時間
37
距離
668 m
のぼり / くだり
83 / 81 m
57

活動詳細

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昨夜からの雪・・・気温も低い、達磨ヶ峰の雪景色が撮れるかも・・・? 中山山塊へ登ってみた。 達磨ヶ峰の南斜面の雪は殆ど消えていた。 なかなか思うにまかせず、また次のチャンスを狙うことにする。 次は来年度かも知れない。 「兵庫の山やま」の著者:多田繁次さんは、著書の中で「達磨ヶ峰」を「兵庫の山の女王」と絶賛している。 ドーム型の山容、そしてなだらかな稜線。 地元で生まれ育ちながら、この山をそんなふうに見つめたことはなかった。 しかし、確かに稜線は緩やかなカーブを描きながら下降する。 千町峠から朝陽の中眺めていると、まるで「富士の山」のように見えることもある。 多田繁次さんは、旧生野トンネルを抜けた地点から見上げる「達磨ヶ峰」を絶賛している。 また、現生野学園高校(旧高星放牧場)あたりの草地に寝転んで眺める「達磨ヶ峰」もお気に入りであったようだ。 昭和30-40年頃、当時の国鉄を乗り継いで神戸の自宅から生野駅に降り立ち、徒歩で菖蒲沢周りで段ヶ峰山頂に達するのだ。帰りは旧栃原ロッジのオーナーであった西村氏が切り拓かれた「西村新道」(現在皆さんの歩いているルート)を使って、フトウガ峰から達磨ヶ峰へと繋ぎ下山、また生野駅まで戻るのだ。時間があるときには先の「高星放牧場」に立ち寄り、達磨ヶ峰を眺め現JR長谷駅まで歩くのだ。著書には「神戸からの日帰りは健脚でないと難しい」と記されている。 当時切り拓かれた登山道の多くは、今となっては見る影もない。 故郷の山々にはきっと先人を惹き付けた魅力が眠っているはずだ・・・先人たちの足跡をたどる作業を少しずつ進めている。 多田繁次さんの通ったであろう菖蒲沢ルートもほぼトレースすることができた。 また、多田さんが成し得なかった「高星放牧場」~「天狗岩」~「高星山」も繋ぐことができた。そして「高星山」~「平石山」~「千町峠」も完踏。さらに「千町峠」~「段ヶ峰」・「フトウガ峰」・「達磨ヶ峰」を加えて「生野高原大回り」と称し、それぞれの山々を結ぶこともできた。 まだまだ未踏ルートは多い。すこしずつ、先人のルートを解明しつつ故郷の山々の魅力を再発見したいと思っている。 そんな意味でも、中山山塊から生野高原を一望することはとても意味深いと思う。確かに、青空バックの達磨ヶ峰の雪景色は カメラに収めたいが、中山の頂に立つと見えてきそうなこともあるような気がするのだ。

段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 段ヶ峰「杉谷登山口」設置の「生野高原登山図」。
段ヶ峰「杉谷登山口」設置の「生野高原登山図」。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 青空を期待して、中山第1鉄塔への足取りも軽い。結構な急坂だが想いがそれを上回るんだ。
青空を期待して、中山第1鉄塔への足取りも軽い。結構な急坂だが想いがそれを上回るんだ。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 第1鉄塔近く、想いが通じたのか陽が射してきた。雪に反射して実に眩しい。自然と笑顔になるんだ。
第1鉄塔近く、想いが通じたのか陽が射してきた。雪に反射して実に眩しい。自然と笑顔になるんだ。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 鉄塔が立っているのが中山山塊。中央左の紅白の鉄塔から、「生野高原」の山々を一望できる。段ヶ峰山頂からも鉄塔は見える。標高は700m足らず。
鉄塔が立っているのが中山山塊。中央左の紅白の鉄塔から、「生野高原」の山々を一望できる。段ヶ峰山頂からも鉄塔は見える。標高は700m足らず。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 うっすら雪景色の達磨ヶ峰。
うっすら雪景色の達磨ヶ峰。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 美しい稜線は栃原川へ消えていく。
美しい稜線は栃原川へ消えていく。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 手前から、栃原集落、平石山の東尾根、その向こうに栗谷が流れる。一番奥に「天狗岩」から高星山へ繋がる稜線。
手前から、栃原集落、平石山の東尾根、その向こうに栗谷が流れる。一番奥に「天狗岩」から高星山へ繋がる稜線。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 達磨ヶ峰は、ドーム状のなだらかな稜線を持った山。
達磨ヶ峰は、ドーム状のなだらかな稜線を持った山。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 拡大してみて下さい。一番奥から「町境尾根」から「高星山」へ続く稜線。その手前が「天狗岩」から「高星山」へ続く尾根。
拡大してみて下さい。一番奥から「町境尾根」から「高星山」へ続く稜線。その手前が「天狗岩」から「高星山」へ続く尾根。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 達磨ヶ峰稜線上のゴルフコース。50年以上の歴史がある。
達磨ヶ峰稜線上のゴルフコース。50年以上の歴史がある。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 達磨ヶ峰、右奥に段ヶ峰から北へ延びる尾根の先にあるトンガリ山が小さく見える。
達磨ヶ峰、右奥に段ヶ峰から北へ延びる尾根の先にあるトンガリ山が小さく見える。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 達磨ヶ峰の北側には、菖蒲沢が流れ、その北側には中央分分水嶺が走っている。
達磨ヶ峰の北側には、菖蒲沢が流れ、その北側には中央分分水嶺が走っている。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 自然林の中から達磨ヶ峰を望む。
自然林の中から達磨ヶ峰を望む。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 達磨ヶ峰中腹。
達磨ヶ峰中腹。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 達磨ヶ峰左奥の千町峠。
峠にある悠友山荘も確認見つけることができる。
達磨ヶ峰左奥の千町峠。 峠にある悠友山荘も確認見つけることができる。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 先日久しぶりに登った「天狗岩」。
先日久しぶりに登った「天狗岩」。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 下山途中、達磨ヶ峰山頂を望む。
下山途中、達磨ヶ峰山頂を望む。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 達磨ヶ峰山頂、別角度から。
達磨ヶ峰山頂、別角度から。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 撮影ポイント中山山塊への登山道。
撮影ポイント中山山塊への登山道。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 中山山塊登山口:栃原峠にあるお地蔵さん。無事下山を報告。
中山山塊登山口:栃原峠にあるお地蔵さん。無事下山を報告。

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