緊急事態宣言を受けて、不要不急の外出に当たると判断して山登りも自粛していました。そして宮崎県が解除されたので自粛も解除しました。しかし約40日の自粛期間に3キロほど増量してしまいました…。多少は運動もしていましたが山登りほどの負荷はかけられず、しかし食欲は相変わらずなわけでして…。 そんなわけで久々の山登りです。 解禁したので派手に行こうかとか、ブランク明けなので慣れた山に行こうかとか、いろいろ考えましたが、どこも強風予報のてんくらCだったので、山奥の森の中を歩ける山にしました。 西都市の山奥の銀鏡(しろみ)にある烏帽子岳。九州にたくさん烏帽子岳はありますが自身4座目の烏帽子岳です。この烏帽子岳は西都市銀鏡と西米良村の境にあります。未踏の山を選んだのは自分の中の野性?登山感のようなものを取り戻したかったからです。 そして、どれくらい身体がイケるかわからないので今回のテーマは「無理せずゆっくり登ろう」にしました。 そんなわけで、地味に復活しました。
登山道入口に到着。 この時間にクルマがない時点で、今日は誰に会わないのが決定です。 ちなみに、ここはかなり電波が悪いので、到着前に早めにYAMAPの地図を開いておいたほうがいいですよ。
これは桜ですね。梅のようですが枝ぶりが桜ですよね。山桜かな。
ジグザグと林道のような道を進みます。
ん? ここはまだ登山口ではないらしい。
これは何かな?花の実? …とこのときは思いました。 帰りに気づくのですが。
うぉっ! ド派手な倒木で登山道が完全に封鎖されています。 この先が登山口のはずなのですが。
突破を試みますが、これは無理です。 こうなったら登山道を外れてGPSを頼りに山の中をガツガツ登ろう。 手段選ばず、一座必登です。
倒木を回避しながら上の登山道に出ました。 冬に来ておいて良かったです。 山の仲間たち🐝🪰🦂🐍🦎の出現を気にせず進めました。
そして3合目。 急登のようですが急がなければ急登ではない? キツくはないです。 ゆっくり登ります。
一気にひらけました。 良い天気です。 強風を想定してここを選びましたが無風に近いです。
急斜面ながら尾根を進むので、迷うことなく進みます。
順調です。
またひらけました。 あの上が山頂かな。 烏帽子っぽい?
そしてこの場所は「ししの平」 かわいい看板がありました。 「しし」はイノシシ?それとも獅子?獣?
もうすぐ?
これより先が危険らしいです。 引き返す選択は無いですね。 一座必登です。あ、これは今日作った言葉です。
とうちゃこ。
眺望よし!
右手前の山が米良三山の天包山ですね。 中央の一番奥に見えるのが韓国岳です。 その稜線を左に辿って、手前の山に隠れているのが高千穂峰です。
どの方向も山! 自然のド真ん中にいる実感です。
そして隣の権現山へ。 権現像が厳かに鎮座しています。
権現山の山頂には太い鎖が。
鎖は真下に下がっています。 ここから上がってこれる? 降りませんよ。
このあたりの木は松? まっすぐ上に伸びる松。 見慣れない松です。
松の葉? 松じゃないのかな。 コウヤマキですね!
この松ぼっくり、コウヤマキです。 珍しいと思います。
権現山は眺望がなかったですが、その近くで望めたのが右に石堂山、左奥に市房山です。 近いほうが高く見えますが、市房山の方が高い山です。
これ、アセビの蕾ですよね。 かなり群生しています。 他にもツツジの木も多かったです。 春に来たらかなりド派手な山を楽しめるかもですよ。
ということで烏帽子岳に戻りました。 ここで休憩します。
今日の山頂メシ。 ホントにガツンとニンニクでした。 ひとりのときに楽しむ味と薫りでした。
食後のコーヒー。 今日はスイーツ無しで、行動食として持ち込んだカシューナッツ。最近は素焼きが多いですが、塩分必要です。そしてペッパー最高。
いつもの自撮り。
向きを変えて、こっちでも。 ホントに天気も良くて、春のような暖かさでした。 帰りは上着を脱ぎました。
さあ、降りよう。
謎のブルーシート。 こんなところにあると怖いです。 恐る恐る覗きましたが、何もありませんでした。
けっこうな区間にロープがありましたが、下りではよく利用しました。 ゆっくり登ると実感ありませんでしたが、やっぱり急登だったようです。 下りのほうが気を遣いました。
ししの平を通過。
さっきまでいた山頂。
ひらけたところを通って、
いよいよ倒木区間。
あとはGPSと自分の軌跡を頼りに
上から見ると更にド派手な倒木だな、おい。
ヤバっ
登山道が見えてきました。
あとはウイニングロード。 これを見て登ってみたい人はいるのかな。 倒木区間さえ越えれば迷うことは少ないと思いますが。
これ、ミツマタですよね。 かなり群生しています。 満開になったら凄そうですよ。 今は地味ですが、春はかなりの花が派手に楽しめる穴場だと思いました。
無事に下山しました。 体力的には余裕でした。 もっと早く来ていたら、おかわり決定でしたが、この時間からはやめておきます。
少し下見を。
YAMAPにはルートのない龍房山。 登山口まで来てみました。
もうひとつ行ってみようと思ったら デカい落石が。 この先は未舗装路になって、かなり、気を遣いました。
雪降山登山口。こちらもYAMAPにルートなし。 ガレ場みたいな道を進んで来たので、明るくなってからでないと怖いです。 今回はパンクしませんでしたが、来るならかなり慎重に進む必要があります。
また近いうちにあの二座を攻略しに来たいです。 より一層、人のいない秘境になりそうです。 その前に次は人のいる山に行きますね。 今回はこれくらいにしておきます。