活動データ
タイム
08:01
距離
13.6km
のぼり
1531m
くだり
1527m
活動詳細
すべて見る「一幅の絵」とはこのことか。 まだ、何色にも染まっていない無垢で冷たい微風が心地よく馴染む。そんな頂から眺めるアルプスは、大自然が描き出した絵画のような一枚だった。 漸く纏まった時間がとれるようになった。 この週末の北アルプスは比較的穏やかな予報に好転したため、年末に計画していた槍ヶ岳を単独で実行しようと考えたが、休日前後の都合がどうしてもつかず諦めざるを得なくなった。 帰路の時間を含めて日帰りできるアルプスとして乗鞍岳や甲斐駒ヶ岳も考えたが、今の自分が求めている場所とは少し違っていた。 槍穂高をはじめ、名だたる北アルプスの山々の陰に隠れて知名度の低い霞沢岳。 この時期の一般道は深い雪に閉ざされ、西尾根や南尾根のバリエーションルートから登ることが通常となる。故に誰もが登れる山ではなくなり、必然と静かな頂を愉しむことができる。 急登続きの西尾根だが、その先に広がる大パノラマを想うと妙に足取りも軽くなり、額から流れる汗もいつになく心地よく感じる。 …やっぱり山は良いね。
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