活動データ
タイム
03:40
距離
4.6km
のぼり
257m
くだり
258m
活動詳細
すべて見る「二ッ箭山」を終えて、今回の1つの目的にしていた阿武隈最高峰の山「大滝根山」に向かいます。「NHKの日本3百名山 ひと筆書き - Great Traverse3」で見たので、山頂は自衛隊基地があって、三角点は基地の中なので、三角点にタッチしたければ、自衛隊に2週間より前に申請を出さなければならないという事は判っていましたが、行き当りばったりの旅なので、申請は出せませんでした。 山頂に近そうなPマークからグーグルマップで案内させて「高塚高原」のキャンプ場の駐車場にやってきました。ここにたどり着くまで、日陰の場所で残雪が多く轍が凍っている所も多く、スタッドレスを履いていてもハンドルを取られることもありましたが、何とかたどり着けました。 駐車場は広く、1台だけが停まっていましたが、人の気配は感じられませんでした。周辺を確認してから、1人静かに車中泊に入りました。 寝ていたら、突然、防災速報の通知のアラームが鳴り出し、車がゆっさゆっさ大きく揺れ始めました。揺れは長く感じて30秒ほど続いたように感じます。これほどの揺れは私にとって、阪神大震災以来です。ただ事ではないなぁと感じて、かろうじて電波はつながってるので、直ぐに情報収集します。福島県沖震度6強の地震でした。広い駐車場の中に居るので直接の被害の危機感はありません。今いる場所を確認すると住所は「福島県双葉郡川内村上川内字長綱」に居るようです。地震情報で判ったのは、ここの震度は6弱だったみたいです。 気がかりは、車で里に戻る下山の林道が土砂崩壊や地割れしていたらたどり着けないかも知れませんが、土砂崩壊していても、今更どうしようもありません。余震が続いている中、深夜に下るのも危険だし、車では寝られるようにしてるし、水・食料・コンロにスコップ、予備電池、予備バッテリー、インバータ、予備ガソリンも積んでいるから、慌てる必要は無いと自己暗示をかけます。なので、明日、取り敢えず山に登ってから車で探りながら下る事にします。 家内には、いつも登山を開始すれば、YAMAPの「みまもり機能」で位置情報を送っていますが、今回も地震直後にメールで状況連絡した後、取り敢えずYAMAPを「登山開始」にして、位置情報を知らせておきました。 朝明けてから、ゆっくり出発し、ペラペラ石に寄ってから山頂に向かいました。自衛隊基地の周辺を回って大滝根山の神社の奥のフェンス越しに三角点を確認しました。梵天岩にも寄りましたが、遠くの吾妻、安達太良は判りませんでした。今回は誰にも会いませんでした。 車でキャンプ場からの下りで林道に土砂崩れがないか、アイスバーンでスリップしないかと恐る恐るゆっくり下りましたが、結果的には大きな崩落もトラブルもなく、里に戻ることができました。 この先どうしようか、姫神山方面に北上しようか、迷いますが、明日午後から天候が悪くなり北上しても暫く天候は大荒れになりそうだし、余震で予期しない事態に巻き込まれるのも避けるべきと、さっさと、帰路に着くことにしました。今回の一連のハイキングは天気に恵まれた10日間でしたが、これで打ち止めとします。
活動の装備
- その他(Other)トレッキングポール
- ファイントラック(finetrack)フラッドラッシュEXPグローブ
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