国境の島・対馬の砲台めぐり 聖地・尾崎半島探検~多功崎砲台・樫岳砲台・樋尻山編~

2021.02.13(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 54
休憩時間
20
距離
12.7 km
のぼり / くだり
874 / 878 m
3 3
1 43

活動詳細

すべて見る

国境の島・対馬には、明治から昭和にかけて31か所もの砲台が築かれました。 尾崎半島は、島の中央に広がる浅茅湾(あそうわん)への敵艦の侵入を阻止するため、4つの砲台や軍事施設が集中する重要拠点です。 今回は、郷山砲台・郷崎砲台は省き、多功崎砲台・樫岳砲台(陸軍)と、海軍関係の施設がある東側(樋尻山)まで歩いてみました。 ※移動の短縮のため急傾斜や沢をショートカットしたり、逆に確認のため岬・小山の突端部まで足を延ばしていますが、通常は砲台記念碑(十字路)から各砲台への単純往復が安全、おすすめです。

対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 長崎県対馬市美津島町尾崎の土寄橋方向からスタート(写真左側の細い道)
長崎県対馬市美津島町尾崎の土寄橋方向からスタート(写真左側の細い道)
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 砲台探索計画。今回は、尾崎半島にある4つの砲台のうち2つと、海軍施設(機雷衛所?)のルートがつながるかどうか、確認するのが目的。
砲台探索計画。今回は、尾崎半島にある4つの砲台のうち2つと、海軍施設(機雷衛所?)のルートがつながるかどうか、確認するのが目的。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 尾崎集落から軍道を2.1km進むと、飛岳指令所と4つの砲台につながる十字路に到着。砲台の記念碑が目印。今回はここまで車で来ましたが、悪路なので慣れてなければ徒歩が賢明(^^;)
尾崎集落から軍道を2.1km進むと、飛岳指令所と4つの砲台につながる十字路に到着。砲台の記念碑が目印。今回はここまで車で来ましたが、悪路なので慣れてなければ徒歩が賢明(^^;)
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 岬の突端からは浅茅湾を一望。山は高度こそないが、いたるところ断崖絶壁。
岬の突端からは浅茅湾を一望。山は高度こそないが、いたるところ断崖絶壁。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 明治期の陸軍の境界標石、通称「陸防」。反対側には「陸」の文字が。明治のものは石、昭和のものはセメント製。
明治期の陸軍の境界標石、通称「陸防」。反対側には「陸」の文字が。明治のものは石、昭和のものはセメント製。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 多功崎砲台にて。トイレ?
多功崎砲台にて。トイレ?
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 多功崎砲台は、敵軍艦の側面を打ち抜くカノン砲(水平射出型)。
多功崎砲台は、敵軍艦の側面を打ち抜くカノン砲(水平射出型)。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 弾薬庫はセメントでコーティングされていました。
弾薬庫はセメントでコーティングされていました。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 内部の様子。湿度管理のため漆喰が塗られています。奥は球形。
内部の様子。湿度管理のため漆喰が塗られています。奥は球形。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 砲台の司令官の指揮所?
砲台の司令官の指揮所?
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 観測所は三本足タイプ。
観測所は三本足タイプ。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 方位?
方位?
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 標高らしき数字(153.82)が刻まれています。現在の国土地理院の地図では156m地点。ほぼ正確。
標高らしき数字(153.82)が刻まれています。現在の国土地理院の地図では156m地点。ほぼ正確。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 観測所の下には記録室?
観測所の下には記録室?
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 伝声管で観測所とつながっています。
伝声管で観測所とつながっています。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 井戸。砲台には、井戸とトイレが必ずあります。
井戸。砲台には、井戸とトイレが必ずあります。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 海岸部の通信施設に続く道。今回は通信施設には向かわず、樋尻山方面へ。この先は迷いやすい急傾斜なので注意。
海岸部の通信施設に続く道。今回は通信施設には向かわず、樋尻山方面へ。この先は迷いやすい急傾斜なので注意。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 落葉樹(アベマキ)の気持ちのよい道。
落葉樹(アベマキ)の気持ちのよい道。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) あちこちに円形の穴があります。
あちこちに円形の穴があります。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 突端からのぞむ海。透明度が際立っています。
突端からのぞむ海。透明度が際立っています。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 海軍施設の周辺で見られる、通称「海防」(裏に「防」の文字はないけど)がたくさんありました。こちらは20cm角、陸防は15cm角。
海軍施設の周辺で見られる、通称「海防」(裏に「防」の文字はないけど)がたくさんありました。こちらは20cm角、陸防は15cm角。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 樋尻山手前(北側)に、広大な傾斜面が。崩れやすい堆積岩で、おそらく古代には海底だったんでしょうね。
樋尻山手前(北側)に、広大な傾斜面が。崩れやすい堆積岩で、おそらく古代には海底だったんでしょうね。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 傾斜面の上。木も生えない滑らかな傾斜。
傾斜面の上。木も生えない滑らかな傾斜。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 樋尻山にある謎の海軍施設。資料では、機雷のオン・オフを管理する海軍衛所的な施設のはずが、これだけ。近くに、対馬空港近くのオキビラ山と同じ方形の穴(施設跡?)もありました。
樋尻山にある謎の海軍施設。資料では、機雷のオン・オフを管理する海軍衛所的な施設のはずが、これだけ。近くに、対馬空港近くのオキビラ山と同じ方形の穴(施設跡?)もありました。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) ショートカットして沢に降りると、また謎の建造物(の一部)が。
ショートカットして沢に降りると、また謎の建造物(の一部)が。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 尾崎半島の岬の突端や小山の山頂でよく見かける円形の穴。明治の砲台のように石・レンガは見られず、太平洋戦争のころのもの?
尾崎半島の岬の突端や小山の山頂でよく見かける円形の穴。明治の砲台のように石・レンガは見られず、太平洋戦争のころのもの?
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 陸防が現れると、砲台が近い証拠。ひたすら斜面を登ります。
陸防が現れると、砲台が近い証拠。ひたすら斜面を登ります。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 樫岳砲台の観測所。
樫岳砲台の観測所。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 観測所!
観測所!
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 指揮所!
指揮所!
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 標高(182.18)?
地理院地図では190m地点なので、ほぼ正確。
標高(182.18)? 地理院地図では190m地点なので、ほぼ正確。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 樫岳砲台は、28センチ榴弾砲(敵艦の甲板を上部から打ち下ろす曲射弾道)。
樫岳砲台は、28センチ榴弾砲(敵艦の甲板を上部から打ち下ろす曲射弾道)。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 弾薬庫も双子。
弾薬庫も双子。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 奥はかまぼこ型。
奥はかまぼこ型。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 砲台が4門並列という珍しい形式。通常は、敵の1度の攻撃で全壊しないよう、2門1組で少し離して設置するのですが。
砲台が4門並列という珍しい形式。通常は、敵の1度の攻撃で全壊しないよう、2門1組で少し離して設置するのですが。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 井戸!
井戸!
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 砲台の入口、門です。
砲台の入口、門です。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 砲台の記念碑のところまで戻ってきました。今回は8kmほど歩いていました。
砲台の記念碑のところまで戻ってきました。今回は8kmほど歩いていました。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 尾崎半島は砲台の聖地。その証拠に、尾崎に向かう道路沿いにも・・・。
尾崎半島は砲台の聖地。その証拠に、尾崎に向かう道路沿いにも・・・。
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) 防!
防!
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町) かつての軍道が、そのまま県道24号線になっているのです。
かつての軍道が、そのまま県道24号線になっているのです。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。