昨日の蓼科山に引き続き、雪の百名山を歩いて参りました。百名山と言っても、西側からのルートだと登山口から40分程で山頂まで行けますし、東側だとリフトを使って登ることもできるお手軽な山で、登山というよりはトレッキングといった呼び方が似合うお山です。 スノーシューは持っていませんので、今回はスキーを履いて東側の車山高原スキー場の脇を歩いて頂上を目指しました。もちろん下りはスキーで滑って下ります😀 ■駐車場事情 スキー場の駐車場が使えますので無限と言えるほどのキャパがあります。もちろん無料です。 ■スノートレッキングコース事情 冬季の一般的なコースは、西側の登山口(コロボックルヒュッテの所)から登るようで、この日もほとんどの人がそちら側から登っていました。 スキー場側から歩いて登る場合、夏場であれば「駐車場→車山乗越→頂上」といったルートで歩けるのですが、冬季は車山乗越→頂上のルートがスキー場のゲレンデとして使用されているために、登山者は通行禁止になっています。(スキー場のリフト係の人から聞きました) よってスキー場側から登る人は、車山乗越から一旦コロボックルヒュッテまで行き、そこから山頂を目指すのが推奨ルートのようです。(気になる方はコースマップの画像を参照下さい) がしかし、雪が降ると全てが登山コースの様になってしまいますから(笑)、実際には車山乗越から直登する人が多いようです。(登る人は自己責任で・・・) ■雪山装備(この日時点での情報です) スキー場側から登る場合、ゲレンデの脇を歩くことになるために雪深い箇所が多々あります。特に車山乗越から頂上にかけては一気に深くなります。登山靴+アイゼンでは、足が腿の辺りまで深くハマってしまい歩行がかなり困難なようでした。(画像あり) この日は数名がスキー場側から登っていましたが、見た範囲では皆さんともスノーシューは装着しておらず、雪深い所ではズボズボとハマってなかなか進めない状況になっておられました。私はスキーを履いていたおかげで埋まりませんでしたが。 コロボックルヒュッテ側から登頂して、頂上から車山乗越を経由して下って行く人が結構いましたが、頂上~車山乗越の間は雪が深いのでスノーシューが無いと相当苦労すると思います。歩く予定の方はご注意下さい。 登山の様子は画像にコメントを入れておりますので、興味のある方はどうぞご覧下さい。
正面に見えているのが車山です 標高差は約400mですが、重たいスキー&ブーツを履いて登るのは初めてなので、どの程度疲れるのか未知数です・・・😅
一般の登山者はスキー場の脇に設けてあるスノートレッキングコースを歩いて登ります
スキーの裏にはクライミングスキンと呼ばれるバックカントリーの登りで使われる滑り止めを貼り付けて歩きます 前には滑るが後ろには滑らないという魔法のツールです
私はオレンジ色のフェンス沿いを、スキーヤーの邪魔にならないよう歩いて登って行きます
20分ほど歩いていたらスキー場の係員がやって来て、ゲレンデ内は登山禁止との指導を受けましたm(__)m 親切にもスノートレッキングコースのオススメルートマップをいただきました(^^ コースを修正してスノートレッキングコースを歩いて登ることにします
こちら、ゲレンデ脇のスノートレッキングコースです 結構広いので好きな所を歩けます
振り返ると左側には昨日登った蓼科山が、右側には八ヶ岳連峰が見えていました 昨日の蓼科山登山時よりは雲が多くて霞んでいます
標識が有ると、とりあえずトレッキングコース上にいることがわかりますが、ほとんど踏み跡が無いのでどこが登山コースやらよくわかりません
頂上にある気象庁のドームがかなり近くに見えて来ました が、写真の人の大きさを見ての通り、まだまだ距離があります・・・
車山乗越で近くにいた方に撮ってもらいました 先ほどのマップだと、ここからコロボックルヒュッテまで迂回してから頂上に向かうことが推奨されていますが、自己責任で直登します!
車山乗越から直登ルートを見たところです 複数の登山者が足が埋まって苦戦していました この辺りから雪がかなり深くなり、スノーシューが無いと腿辺りまで足が埋まってしまいます
直登ルートから振り返って見ると、車山湿原の景色がきれいでした 奥に見えている山は蝶々深山です
スノーシュー無しの人の足跡です 50cmくらいは足が埋まっています 私はスキーなので埋まりませんでしたが スノーシューを履いた場合もこんなイメージなんだろうなぁ・・と、何となく雰囲気わかりました
頂上まであと少しですが、直登ルートの斜度がキツイ・・・ スキーを履いていると真っ直ぐ登るのは厳しかったので、斜め移動を繰り返して進みました
ラストスパート 八ヶ岳ブルーが背中を後押ししてくれます
直登コースの上の方から車山湿原を見下ろしたところです 左の方に6名が歩いているのが豆つぶのように見えていますが、とにかく広大です! 夏場の湿原の花畑も見てみたいですね~
頂上に着きました~! 車山神社と気象庁の施設が出迎えてくれました(^^
山頂です! 西側一帯は雲が多く、残念ながら北アルプスは全く見えませんでした・・
頂上展望台から見た蓼科山(左)、北横岳、縞枯岳
頂上展望台から見た南八ヶ岳連峰 少し前より雲がかなり増えて来ちゃいました
南アルプス方面は雲に覆われていてよく見えませんでした
風がさほど強くなかったので、腰を下ろして八ヶ岳を見ながら昼飯のアンパンを食べました
下りは右手に蓼科山を見ながらスキーで滑って下ります
無事下山のご褒美として、長門牧場のソフトクリーム(400円也)をいただきました 濃厚でマイウーです(^^
帰りは八ヶ岳東側にある、甲斐大泉温泉パノラマの湯に入りました ここの露天からは富士山や甲斐駒ヶ岳がドドーンと見えます!
帰路の中央自動車道から見えた赤富士がとてもきれいでした 本日もお疲れ山!