雪の廃村散策-2021-01-31

2021.01.31(日) 日帰り

活動データ

タイム

06:19

距離

7.4km

のぼり

427m

くだり

429m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 19
休憩時間
1 時間 32
距離
7.4 km
のぼり / くだり
427 / 429 m
1 29
4 36

活動詳細

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前から行ってみたいなと思っていた廃村に行ってきた。しかしながら、降雪の直後なのでスノーシューやワカンでもラッセルがシンドクて予定の半分程度しか山も辿れなかった。昨年の秋に多賀・風穴の手前の『桃原』と『向之倉』の紅葉を散策してその見事さに感動をしたのだが、その時に対岸(北側)の急斜面に張り付くような集落『屏風』『甲頭倉』を見て、一度行ってみたいなと思った。そして、それを調べていると更に北の谷に集落があるのを知った。『男鬼』『武奈』である。男鬼は「おおり」と読むことも知ったが、それよりは『鬼』という文字の集落に驚いたのである。そういえば、大峰にも『前鬼』という集落に苗字もあるのは知ってはいたが、特別なことであると思っていたので驚きなのである。 その周辺には600m前後の山があるのと林道が彼方此方張り巡らされていることも判った。降雪量も少なそうな記録から、冬でも問題なく廃村と周辺の山を散策するのもいいなと思い今回出かけたものの、積雪量に負けて廃村「武奈」1個所と山名の付いていた「ミクネ」ピーク1個所しか行けなかった。さらに、廃村武奈から殆ど雪で道が消失した谷道を何とか脱出してきたと言うのが実態のハイキングであった。アーシンドかった。 本来は男鬼山と比婆之山、できれば高取山も登ろうと考えていただけではなく、廃村「男鬼」も訪れてみたいと欲張りにも計画していたのでした。 前日までのハイク記録などから、スノーシュー等は不要であると連絡しようと思っていたが、現地で判断すればいいやと手を抜いて現地で驚いた。登山口の落合では物凄い積雪と除雪量の多さである。車から出て直ぐスノーシューを装着する始末であって、不要だなんて連絡しなくてよかったな!とホッとしたものだ。それ以上に積雪が多いので、柾板峠への行くべき道が判らない。携帯GPSの地図を大きくしてやっと方向が判ったのである。 GPSを頼りに細い谷に入り、深い雪をラッセルしてやっと柾板峠と思いきやどうも異なるのだ。でもすぐ西の尾根を登れば555mのミクネであるとGPSは示しているので直登して山頂に到着すると、山頂表示があった。すると柾板峠は左(北東)方向に注意ともあった。さもありなん、きっと我々が登ってきた尾根(東方向)を降りるのが普通だ。柾板峠は我々がミスしたコルから小沢を越えた場所(北側)のようである。 ミクネからは積雪はあるが高低差の少ない稜線のラッセルを続けて、武奈山と呼ばれている634mピークに達して12時になったので昼食とした。丁度そこは樹林が切れて霊仙山が薄い雲の中であるがよく見えるいい場所であった。やや寒いものの陽ざしがあって快適な休憩場所だ。 次のピークは620mくらいのキトラと呼ばれているようであるが、表示はないのが残念である。少し下がると小屋があって前には物凄く大きなニョキニョキとした杉があった。竜王大杉と言うらしい。これがキトラの言われなのだろう。すぐ近くにキトラや大杉の説明版が設置されてた。此処からは林道をダラダラと歩いて武奈の集落に14時ころ到着だ。本来はここで昼食してから男鬼山→比婆之山→高取山→男鬼集落へ向かう予定であった。この時間ではここから直接落合に下降する以外方法がないなと理解した。 この廃村武奈は5,6棟の建物があるが、それほど古いものではなく、まだ十分過ごせる建物もあることから、以前の住民は冬以外は常日頃立ち入りをして世話を焼いていると思われる。積雪のために畑などの状況は何も判らないが、季節によっては楽しんで山に来ているのかもしれない。 ここ廃村武奈から落合への道はどうなっているのであろうか?地図には沢通しに道らしきものはあるが、この積雪で下降が出来るのか?少し疑問であったが、メンバーには何も言わず、落合に直接行くので山はパスする旨伝えて何処をどう歩くのか判らないまま、沢の脇道らしき細い平地をシューやワカンで恐る恐る歩みだした。両斜面からは雪ボールが無数に落ちていて、何故か気味悪い感じさえするのだ。沢の渡渉と急斜面のトラバースで神経を使いながら、倒木との戦いが最大の課題である。長い時間かけてやっと廃村男鬼(おおり)からの沢と合流すると立派な林道があった。通行禁止の表示があるが、人間でさえ歩きにくい積雪道はそんな標識は何の意味もない。でも林道であるからには安心して雪ボールや滑落の心配もないのがせめてもの救いである。廃村武奈から1時間半掛けてやっと落合集落に到着だ。落合の何処に合流するのか?と思っていたら、我々の車の後ろがその合流地点であった。それは除雪の置き場が林道合流点であって、車をその空き地に駐車したのであった。ぴったしの帰着にびっくりするやら喜ぶやらで、疲れも忘れてしまった。 ”八”、”竹” L

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