活動データ
タイム
07:13
距離
20.8km
のぼり
1809m
くだり
1803m
活動詳細
すべて見る水源林と小鳥 最近のマイブーム、静かな山歩きに嵌り(はまり)人気の無い(ひとけのない)山中に入り込み、自然の中でゆったりと過ごす時間を楽しんでいる。 その山は奥多摩・奥秩父に広がる東京都の水源林で、お気に入りの場所があり何年も足繁く通い続けているが、この山に入るとよく見かけ少し気になる物がある。登山道脇の手の届く高さか、それより少し高くに括り付け(くくりつけ)られた小さな木製の巣箱である。この巣箱の設置は東京都の水道局が水源林保全活動の一環で取り組んでいる事業で、山中で大量の巣箱を背負い歩く人を何度か見かけた事があるが、それまでは何処そこの小中学校や自治会が設置しているとばかり思っていて不勉強で申し訳なく思う。その巣箱と水源林保全活動の関係だが、山中の7割を占める天然林はナラ類が主となり、このナラの木を病虫害から守るために巣箱が関わりを持つという。森林で発生する病虫害で特に警戒が必要なものに「ナラ枯れ」という「樹木の伝染病」があり、昆虫によって媒介される菌に木が感染し大量に枯れてしまう現象だが、特定の昆虫の発生予防に昆虫を餌とする野鳥が必要となり、その野鳥の営巣を促がす活動が巣箱の設置となるのです。気の遠くなる事業のような気がするが、すでに4000個を超える設置が終わり半数以上で営巣が確認されているらしく、まるでコロナ禍で光となり得るワクチンが山では野鳥となるのか?改めて見る巣箱に思わず手合わせしている今日の山 雲取山である。 先日降った雪、まだ残るかを確かめに出掛けて来たと言いたいが、本音は痛みで眠れぬ足のリハビリに負荷をかけにと来たのです。この山は〆の登山で登ったばかりで記憶に新しく、目を閉じても辿れる程だが稜線まで続く長い登りの道には来るたびに呆れている。まだ暗い歩き始めの登山口辺りからヘッドランプの光の中をチラチラ光るものが有り、まさかの雪が降り始め行く手をうかがいながらも黙々と登り続けて行くのです。ずっと続く木立の中を緩やかに高度を上げればだんだん近づく稜線だけど、見上げる空は雲に覆われどんよりしていて予報通りの曇り空、時折落ちる粉雪に身震いするほど寒さが増して歩みを僅かにだけど急がせている。 やがてブナ坂分岐に辿り着き、ここから暫く続く稜線歩きでいつもの山はと辺りを見回し探しているが生憎の天気じゃ届かぬ願い、揺れ動く心を例えてダンシングツリーに託してみるかと馬鹿を言いながら、まだ少ないトレース頼りに歩き続けていくのである。時折強く吹く風に雪が舞う位の寒空だけど息を弾ませ頑張ればいつかは届くと知っての歩き、小さく幾つか超えての頂きに今日のテーマを思い出し痛む体を考える。 雲取山山頂である。 頑張れば登れる山にはなったけど、リハビリ目的暴挙の登山!まだまだ誇れる歩みに届かずに足らぬ身体を振り返る。頑張らねば、まだまだ頑張らねばと歩いていても口で言うほど楽ではないけど、こんな時でも休めず通い足下を見ているばかりの今日の山、痛む身体をまぎらす様に今日の日記を考える。 さぁて、三角点にタッチしてサッサと折り返しての下山だ!下山。帰ってケアして明日だ明日!と気合いを入れて誰一人もいない山頂を後に、微かに霞む稜線を辿って下山へと向かうのである。 ふりかえり 控える事は控えていても我慢のできぬ事もあり週に一度と出掛けている。遊びと違い楽しさなんかは全く無いけど、いつかの為にと頑張りながらも先の見えない先を見る。 今日もおつかれ山〜
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