活動データ
タイム
04:44
距離
19.5km
のぼり
938m
くだり
938m
活動詳細
すべて見る金山「登山」して、ついでに龍ノ口も行って、山飯デビューする予定だった...。 でも、岡山駅で玉柏駅までの切符を購入したのはいいけど、JR津山線の普通列車の発車は約50分後。 ろくに時刻表を確かめなかった自分がわるかった。 快速は玉柏駅に止まらない。 向かいのJR桃太郎線の発車は4分後だった。 で、金山行きはあきらめ、JR桃太郎線で吉備津駅まで行って、「こきびいち♡」をすることにした。 玉柏駅、吉備津駅まで、同じ210円。 行ってみたいトレラン&登山ルートはいくつも準備しているので、突然の予定変更でも、とくに困ることはないんです。 「こきびいち♡」は、「きびいち♡」の縮小バージョン。 「きびいち♡」は「吉備路一周トレイル」の愛称で、「倉敷北部縦走路」と「吉備路の山全山縦走」をロードでつなぐ距離約60㎞、累積標高約3000mの里山トレイルコース。 「こきびいち♡」は「小さいきびいち♡」。 コースはとくに決まってませんが、いろんなバージョンがあります。 ぐるりと一周すれば、どう設定しても大丈夫です。 (なお、ひらがな、♡にはとくに意味はありませんが、元祖なんですって意味はちょっとあります)。 今回の「こきびいち♡Ver.1」は、「高松城水攻め跡探訪」。 JR吉備津駅 →名越山 →大平山 →三光山 →龍王山 →三上山 →(高松城址) →石井山 →鼓山 →(Goal)JR吉備津駅 (車の場合は吉備津神社駐車場スタート&ゴール) 結果として、約20㎞、累積標高約1000mだったので、「こきびいち♡Ver.1~高松城水攻め跡探訪」は、「きびいち♡」の3分の1のスケールでした。 午前9時47分、吉備津駅をスタート。 実家がすぐ近くです。 勝手知ったる道をとおり、JR桃太郎線の踏切を渡って、名越山へ。 ここに登るのは、半世紀ぶり。 少年時代、クワガタやカブトムシを取りにきたり、薪や山菜を集めに来ていた。 中学生のころまでは、竈や風呂は薪で焚いていた田舎生活。 薪割りは上手だった記憶がある。 うまく割れると、じいちゃんがアイスをおごってくれた。 どんなとこになっているんだろう?って石段を登ると、「妙見さん」と呼んでいた寺への道は、ほとんど整備されていない。 やがて壊れた鳥居と荒れはてた廃寺跡があらわれた。 帰宅後、オトンに電話で話を聞くと、昭和30年代まで住み込みの住職(みたいな管理人)がいたそうだ。 私の同級生Yくんの父親だったみたい。 その方が辞めてからは無人となって今に至る、といったとこだった。 オトンに電話した後、なぜかオカンから電話がきた。 近くまできているのになんで実家に寄らなかったかと怒っていたが、ちょっと話をすると「妙見さん」への山道を、オカンがときどき掃除しているってことがわかった。 「掃除していてこの荒れ具合なのか~」って思ったけど、時間を合わせて一緒に「トレイル整備」することにしました。 「こきびいち♡Ver.1~高松城水攻め跡探訪~」。 歴史的な名所旧跡、大平山の展望とかが含まれて、なかなかいいコースだと思うけど、いかんせん、この最初の名越山の印象がよくない。 ここを整備すれば、きっと楽しいコースになる予感がします。 さて、活動日記に戻る。 廃寺から名越山へは、ところどころに残るテープを辿ればコースアウトすることはない。 名越山から大平山、三光山へのルートは歩き(走り)やすい。 迷うとすれば、大窪越えのあたりだけかな。 龍王山への急登をしのぎ、奥の院へ。 テープ読経じゃない生の読経を初めて聞いた。 龍王池のそばのベンチで山飯デビューしようかなって思ったけど、ちょっと風が強くて寒い。 そそくさと菓子パンとスポドリで昼食を済ました。 Sotoのアミカスのクッカーコンポとフリーズドライのカレー、インスタントコーヒーを準備していたのに、ちょっと残念。 また、次の楽しみにしないと。 ザックに入れたクッカーは走ると揺れるため、カタカタと気になる音を立てる。 でも、歩くと音はしない。 歩く登山だといいけど、走るトレランの場合にはしっかりゴムで止めるか、詰め物するかの対策が必要みたいだ。 龍泉寺から三上山へ。 このルートは最上稲荷トレランのコースと重なるのかな?、とても歩き(走り)やすい。 下山してロードで高松城水攻め跡を訪ねて、太閤岩のある石井山へ。 登山口から太閤岩までは、登山道は観光客向けになのか、とってもきれいに整備されていた。 最後は鼓山へ。 ローズさんが登った登山口を目指していたが、途中で別の登山口を発見。 でも、荒れているのが明らかで、ちょっと躊躇した。 YAMAPには、それらしい道はない。 どうしようかと迷ったけど、行けるとこまで行こうと突入したら、いきなりの蜘蛛の巣攻撃...。 さらに進むと、倒れた枯竹が道をふさぐ。 太閤岩への登山道とえらい違いだ。 鼓山は「秀長本陣址」、石井山は「秀吉本陣址」。 後世にも扱いの違いがでたのかな? 鼓山から東への下山道は荒れてはいない。 細かい合目の表示もあって、登っている人がいるとわかった。 鼓山を登るなら、いわゆる「鼓山南登山口」がお勧めです。 下山すると、昔、自分の家の田んぼがあったあたりにでた。 あとは子どもの頃の思い出探訪。 「イチゴ、骨折、焼き場、カブトムシ、あけび、枝豆.子犬...」 のんびり走っていると、断片的な記憶が脳内を次々と駆けめぐった。 土の道はアスファルトになり、あったはずの家もない。釣りをした川は干からびていた。 50年なんだよな~。 こんなときは、「ああ、おまえはなにをしてきたのか」って、中也のあの言葉がいつも心に突き刺さる。 死なせた子犬を葬った焼き場近くにいたころ、JR桃太郎線の上りが通過。 ローカル線なのであと一時間はこない。 時間調整(でご先祖様、すみません...)、ひさびさにお墓参り。 合掌。 こんどは名越山のトレイル整備した後に来ますね。
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