千町峠から16の滝を巡る!! 市道栃原宍粟線下りの楽しみ。

2021.01.24(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 25
休憩時間
30
距離
8.2 km
のぼり / くだり
146 / 572 m
1 26

活動詳細

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千町峠から生野高原カントリークラブ手前まで、市道栃原宍粟線が走っている。 市道と言っても、部分舗装で積雪期は林業関係、オフロードマニアを除いて利用する者は僅かだ。また未舗装部分は岩が露出し、無雪期でも車高の低い普通車の走行には相当の覚悟が必要だ。 達磨峰登山口を出発した登山者は、フトウ~段ガ峰を経て千町峠へ向かうルートを選択する方が半数程度。 千町峠から達磨峰登山口までの約8kmは、「長い林道歩き」と形容されることが多いようだ。 今回この林道の隠れた魅力として、林道のすぐ側に見える大小様々な「沢」や「滝」を紹介しようと思う。 自分自身、これまでコース上の滝や沢全てを注意して見ていたわけではなかった。今回一つ一つを丁寧に見て行く中で「段ケ峰山塊からこんなに多くの沢が流れ出ているのか・・・」という思いを強く持った。そして機会を見つけてこれらの「沢」を詰めてみたいと言う思いも頭をもたげた。 先週から雨天の日が多く、また気温も平年より高い日が多く、段ケ峰山塊では雪解けが急速に進んでいる。 このような中、普段は殆ど水流を見ることのできない「涸沢」にも、想像以上の水量が生まれ、生き生きと流れ下っているのだ。 また年始の低温期には、見事に結氷していた滝も今はすべて氷は溶け、変わってそれぞれの「沢」のパフォーマンスを繰り広げている。 ぜひ一度、足を止めて山に落ちた水滴たちの旅の様子をご覧下さい。 達磨峰登山口から段ヶ峰山頂経由、千町峠の縦走路の状態は急速な雪解けによりあまりいいとは言えません。が、この時期にしか見られない表情を必ず見せてくれます。 フトウ~段ガ峰間は、雪もまだまだ充分にあります。 充分な準備をして無理なくchallenge下さい。 そして、千町峠から駐車場までは、1000mを超える南縦走路の美しい山々を眺め、倉谷の壮大な様子にため息をつき、そして数々の「沢」のオリジナリティー溢れる「水流」をお楽しみ下さい。 ※国道312号から達磨峰登山口までは、現在の所ノーマルタイヤでも全く問題はありませ ん。が、一夜にして状況は変わりますので充分な装備と的確な判断をして、楽しい「山 行き」を!! ※滝の画像は、千町峠に近い順に並べました。地図上の位置と若干ずれていますが、全 て林道から左手に見える「沢」です。

段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り①
千町峠から約2km(徒歩表示2.2km)ほど下ったあたりで、最初に見る滝。ここ2日間で雪解けが進み豊富な水量だ。源流は段ガ峰~フトウの稜線上の鞍部より段が峰側。
林道・滝巡り①
滝巡り① 千町峠から約2km(徒歩表示2.2km)ほど下ったあたりで、最初に見る滝。ここ2日間で雪解けが進み豊富な水量だ。源流は段ガ峰~フトウの稜線上の鞍部より段が峰側。 林道・滝巡り①
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り② 大きな一枚岩の両側を細い滝が流れ落ちる。普段は見ることができない。段ガ峰からフトウへ向かう稜線から100mほど下ったところが源流部。①よりフトウ寄り。
滝巡り② 大きな一枚岩の両側を細い滝が流れ落ちる。普段は見ることができない。段ガ峰からフトウへ向かう稜線から100mほど下ったところが源流部。①よりフトウ寄り。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り③-① 
倉谷に注ぐメインの沢より流れ落ちる。尼崎山の会の登山口ポールの側。段ガ峰~フトウガ峰の「鞍部」から流れ下る。
滝巡り③-①  倉谷に注ぐメインの沢より流れ落ちる。尼崎山の会の登山口ポールの側。段ガ峰~フトウガ峰の「鞍部」から流れ下る。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り③-②
杉谷と並んで水量の多い滝。厳冬期でも全てが凍ることはない。
滝巡り③-② 杉谷と並んで水量の多い滝。厳冬期でも全てが凍ることはない。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り③-③
水量が多いので両岸はコンクリート固められている。この位置から約500m遡るとフトウガ峰への「駆け上がり」の手前に至る。最後の100mほどは「涸沢」だ。
滝巡り③-③ 水量が多いので両岸はコンクリート固められている。この位置から約500m遡るとフトウガ峰への「駆け上がり」の手前に至る。最後の100mほどは「涸沢」だ。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り④
林道出合=③から約300m、フトウガ峰から流れ下る沢。結構な水量だ。
滝巡り④ 林道出合=③から約300m、フトウガ峰から流れ下る沢。結構な水量だ。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑤
④からすぐ近くにある。普段は水量が少なく表に流れが見えることは少ない。
滝巡り⑤ ④からすぐ近くにある。普段は水量が少なく表に流れが見えることは少ない。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 ①~⑤の滝はすべてこの「倉谷」に集められる。「倉谷」は「栃原川」に合流し、やがて市川と合流、瀬戸の海をめざす。
①~⑤の滝はすべてこの「倉谷」に集められる。「倉谷」は「栃原川」に合流し、やがて市川と合流、瀬戸の海をめざす。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑥
普段は滅多に見ることのできない「幻の滝」。水量の少ない平時は、水は岩の下を流れ林道の下を潜り「倉谷」へ至る。
滝巡り⑥ 普段は滅多に見ることのできない「幻の滝」。水量の少ない平時は、水は岩の下を流れ林道の下を潜り「倉谷」へ至る。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑥-②
すぐ先に稜線が見える。一度沢を詰めてみたい。
滝巡り⑥-② すぐ先に稜線が見える。一度沢を詰めてみたい。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑦
⑥をさらに下っていくと、水量の多い沢がフトウガ峰から流れ落ちる。約100m上流まで見通せる立派な滝。
厳冬期は変化に富んだ「結氷」が見られる。先週はじめまでは部分的に結氷が見られたが、気温上昇で全て解けた。
滝巡り⑦ ⑥をさらに下っていくと、水量の多い沢がフトウガ峰から流れ落ちる。約100m上流まで見通せる立派な滝。 厳冬期は変化に富んだ「結氷」が見られる。先週はじめまでは部分的に結氷が見られたが、気温上昇で全て解けた。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑦-②
水量の多さは、倉谷・杉谷についで3番目? 豊かな山稜から豊かな水たちが流れ下る。
滝巡り⑦-② 水量の多さは、倉谷・杉谷についで3番目? 豊かな山稜から豊かな水たちが流れ下る。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑧
林道出合=滝③から約800m地点にあるか細い沢。岩の配置、残雪・・・と趣がある。
滝巡り⑧ 林道出合=滝③から約800m地点にあるか細い沢。岩の配置、残雪・・・と趣がある。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑨
林道から30mほどは水流は見えない。稜線がすぐそこなので水量も少ないのか?
滝巡り⑨ 林道から30mほどは水流は見えない。稜線がすぐそこなので水量も少ないのか?
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑨-②
普段は岩の下に潜り込む水流も、今日は顔をのぞかせた。
滝巡り⑨-② 普段は岩の下に潜り込む水流も、今日は顔をのぞかせた。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑩
岩だらけの山膚を縫って流れ下る。
滝巡り⑩ 岩だらけの山膚を縫って流れ下る。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑩
林道手前で水たちは一休み、そして一気に「倉谷」へ駆け下る。
滝巡り⑩ 林道手前で水たちは一休み、そして一気に「倉谷」へ駆け下る。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑪
本当にか細い流れだが、幾筋もの沢が集まり栄養豊かな水を瀬戸の海へ送る。
滝巡り⑪ 本当にか細い流れだが、幾筋もの沢が集まり栄養豊かな水を瀬戸の海へ送る。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑫
杉谷登山口に注ぐ豊かな沢。
フトウガ峰の恵みのシンボルか?
滝巡り⑫ 杉谷登山口に注ぐ豊かな沢。 フトウガ峰の恵みのシンボルか?
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑬
杉谷登山口から約700m下る。普段は水流は見えない。沢の源流部は人工林の中か?
滝巡り⑬ 杉谷登山口から約700m下る。普段は水流は見えない。沢の源流部は人工林の中か?
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑭
それほど深い沢ではない。稜線はすぐそこだ。
滝巡り⑭ それほど深い沢ではない。稜線はすぐそこだ。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑭-②
水は自在に下流へ下流へ。
滝巡り⑭-② 水は自在に下流へ下流へ。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑮
こぢんまりとした沢だ。この辺りまで下ってくると、駆け下る距離も自ずと短くなる。
滝巡り⑮ こぢんまりとした沢だ。この辺りまで下ってくると、駆け下る距離も自ずと短くなる。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑮
細かな岩の間を器用に駆け下ってくる。
滝巡り⑮ 細かな岩の間を器用に駆け下ってくる。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑮-②
清き流れ、段ガ峰登山は水場には困らない。
滝巡り⑮-② 清き流れ、段ガ峰登山は水場には困らない。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑯ 最終
林道が直角に曲がる角に注ぐ沢。倉谷へは注がず、直接栃原川に注ぐ。
滝巡り⑯ 最終 林道が直角に曲がる角に注ぐ沢。倉谷へは注がず、直接栃原川に注ぐ。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑯-②
フトウ~達磨の稜線から流れ下るのだろうか?
確かめてみたい。
滝巡り⑯-② フトウ~達磨の稜線から流れ下るのだろうか? 確かめてみたい。
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰 滝巡り⑯-③ おしまい
本当に段ガ峰山塊は豊かな山だ、これほどたくさんの沢を潤すだけの水を蓄えているのだから・・・。
滝巡り⑯-③ おしまい 本当に段ガ峰山塊は豊かな山だ、これほどたくさんの沢を潤すだけの水を蓄えているのだから・・・。

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