常念岳東尾根から常念山脈縦走 | 常念岳・横通岳・東天井岳・大天井岳・合戦沢の頭

2021.01.19(火) 5 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 1
休憩時間
54
距離
8.1 km
のぼり / くだり
1458 / 69 m
DAY 2
合計時間
10 時間 11
休憩時間
1 時間 37
距離
3.8 km
のぼり / くだり
704 / 430 m
DAY 3
合計時間
7 時間 19
休憩時間
1 時間 44
距離
5.6 km
のぼり / くだり
687 / 278 m
1 45
30
1 16
4
DAY 4
合計時間
0
休憩時間
0
距離
0 m
のぼり / くだり
0 / 0 m
DAY 5
合計時間
12 時間 32
休憩時間
1 時間 23
距離
20.0 km
のぼり / くだり
568 / 2666 m
13
1 15
54
30
1 3
1 27
2
18
19
17
10
16
2
1 25
1 20

活動詳細

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常念岳東尾根から常念山脈を縦走してきました。5日分の食料にカメラ&三脚で25kg超。ラッセル&踏み抜き地獄。 ※日記的記録なので長文になります。 〈day1 須砂渡ゲート〜2178m峰〉 7時前、日の出と共に出発。須砂渡ゲートから東尾根取り付きまで林道をひたすら。取り付きから一般登山道のような道を進む。鉄塔から時々藪漕ぎ。トレースは道が凹んでいて何となく分かり、テープも有ってありがたい。雪はくるうぶしほど。 1955m峰の急登でかなり体力を消耗。次第にトレースもなくなり、雪は膝下から膝くらい。2178m峰の急登も地味にキツく、雪も深くなってきた。踏み抜くと腰。16時頃にようやく本日の幕営地へ。チャンスがあれば前常念岳の避難小屋まで行けるかなと思ったけど、ラッセルで思ったよりも時間と体力を消耗。寝ている時に両足が攣りそうになり焦る…。 〈day2 2178m峰〜常念岳〜常念小屋〉 この日も7時頃出発。前常念岳までかなり時間がかかった。終始膝ラッセルで踏み抜くと腰や胸。一度腰まで思いっきり踏み抜いた際に隠れハイマツで太ももを強打。モモカン食らったみたいに悶絶。さらにペースが落ちる。森林限界を越える頃にアイゼン&ピッケル。 前常念岳の稜線に合流すると穂高連峰が見えて…感動。雪道は時々踏み抜くが雪が締まっていて歩きやすい。しかし体力的に厳しくてなかなか前に進めない。槍ヶ岳が見えてテンションが上がり、力を振り絞る。 そしてついに常念岳山頂へ。ここまで来るのに長かった。。夕暮れの時間も近づいていて、撮影そこそこで常念小屋へ。夏道を下り、途中からツボ足で。冬季小屋を見に行くが、テント場に雪がなかったのでこの日も幕営。稜線上だから仕方ないが、夜は風が強くなる。 〈day3 常念小屋〜大天井岳〜大天荘〉 雲ひとつないモルゲンロートに朝からテンションが上がる。風が強い中でテント撤収。 7:45出発。横通岳への樹林帯で膝ラッセル。大天井岳への稜線に出ると雪はほぼほぼ積もっていなかった。 東天井岳山頂のルートを通るか迷ったが、巻いて南側の尾根から行くことに。結果的に両方とも稜線上に雪がなく、山頂を通ってもよかった。気温はまさかの摂氏2度で暑かったが、風は常時15〜20m/s。 14時前に大天荘へ。冬季小屋の扉が中途半端に開いていて室内玄関で積もっていた。少し雪かきして荷物をデポして大天井岳山頂へ。無事登頂して余韻に浸っているとヘリの音。どうやら長野県のヘリが東鎌尾根や北鎌尾根辺りを何回か周回していたようだった。巡回…?もしくは遭難事故…?さて、明日は停滞するか燕山荘まで行くか…とりあえず天気次第。 〈day4 大天荘〉 予報通りの吹雪で停滞を決める。朝ラーで札幌一番塩ラーメン、旨し。山で食べるラーメンは何故こんなに美味しいのか。てなことを色々考えたり音楽聴いたりしてまったり。自分自身と向き合えた良い1日だった。 〈day5 大天荘〜燕山荘〜宮城ゲート〉 小康を期待したが引き続き降雪。しかし吹雪は収まり、翌日もかなりの積雪予報が出ているので下山を決める。 大天井岳から冬ルートで直下。そこから燕山荘までは積雪を見て夏道と尾根ルートを行ったり来たり。基本膝ラッセル。岩場通過は特に気をつけて慎重に進む。しかし霧が出てきて視界不良気味に。慎重にルーファイしながら進むが、一度信州側の雪庇を片足で踏み抜きそうになりヒヤリハット。ミシミシと鳴った瞬間に大きな雪塊が崖下に落ちていった。間一髪。 呼吸を整えて冷静になって落ち着きを取り戻す。雷鳥の飛ぶ姿も見れて癒される。そして燕山荘が見えて一安心。あとは冬道を一気に下る。トレースがありがたい。合戦小屋を通過し日没前に中房温泉の登山口へ。あとはひたすら林道をヘッデンで進み宮城ゲートに無事下山。須砂渡ゲートまではタクシーで。 今回は前半と後半で天候が様変わりした山行になりました。数時間で目まぐるしく変わる予報や天気、まさに厳冬期冬山でした。ひとまず今回も無事に帰ってこられて感謝。おつかれ山でした。

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