竜ヶ岳(1099.3m)~やっと登り初め、やっぱり道具は大切~2021.01.20

　宇賀渓キャンプ駐車場~遠足尾根~竜ヶ岳~金山尾根~宇賀渓キャンプ駐車場 　初めて雪の竜ヶ岳へ。 　蛇谷ヶ峰や赤坂山も考えたけど、湖西側は雪の量がかなり多そうなため却下。 　綿向山に続き初心者さん同行の為、より難易度の低そうな藤原岳と悩んだけど、展望のよさに惹かれて竜ヶ岳。 　少し前まで春の陽気で雪はかなり溶けたものの、前日までの寒波で新雪が積もって楽しそう。 　今回はスタートから軽めのレイアリングで。MILLETのアミアミ+ファイントラックのメリノスピンにMAMMUTのハードシェル。パンツはファイントラックのコアノパンツ。手袋はテムレス。 暑ければニット帽やネックウォーマーをとったり、パンツやハードシェルのベンチレーション解放。 いつもはこれに薄手のフリースを着てたけど、暑くてすぐ脱ぐから初めからザックに忍ばせる。 　さすがの竜ヶ岳、稜線上は風が強い。 てんくらでは山頂付近-5℃。 それでもこのレイアリングで問題なかった。雲ひとつ無い快晴、太陽のありがたみ。 　高速を降りたら車の航続可能距離が0㎞になるというトラブルがありながらも、なんとか山行開始。 遠足尾根登山口までの約30分程はアスファルトやけど、少し雪がついている。 　登山口到着時点でいい具合に体が温まる。樹林帯は風もなく快適。無雪期と同じくつづら折りで進む。よく整備されてアイゼン無くても歩きやすい。 　プチ岩場を越えるとほどなくして展望所。左を見れば青空と真っ白に輝く山頂方面。右を見れば朝日に照らされて黄金に輝く伊勢湾。テンション上がってどんどん進む。 　樹林帯を抜けると一気に展望が拓ける。 ここからはずっと山頂を眺めながら進む。 秋には赤い羊さんになるシロヤシオも霧氷で白い。 たまに踏み抜くことはあるけど、まだツボ足で大丈夫。 風で雪が飛ばされてる箇所はアイスバーンになっている。 一度溶けて寒波で凍ったんかな。 　山頂に目をやると青く輝いている。雪というより氷？ あれはさすがにアイゼンいるなと思いながら、金山尾根との分岐直前の急登はステップもありそうやし、ツボ足のままで。 これが失敗。風も強く雪は飛ばされて氷むき出し。ヒーハーヒーハー言いながらキックでステップ作りながら進む。 傾斜はたいしたことないのに、伊吹よりもしんどい。 アイゼンつけときゃ、難なく進めたのに…やっぱり道具って大切。 　金山尾根分岐ですぐさまアイゼン装着。 山頂の登り直前で休憩している二人組の女性と少しお話。ここは風が弱いからいいよと。 　そこから山頂はあっという間。 山頂は相変わらず強風で数枚写真を撮ったら撤退。それでも伊吹、白山、北ア、御嶽、中央、南や八ヶ岳、富士山まで見えるほど最高の天気(富士山は見えた気がするだけかも)。 　さっきの女性がいた場所で昼食休憩。 生姜スープ、サンミー、メロンパンでカロリー摂取。中に着込む必要もないくらい暖かい。 　最高の天気と景色を惜しみながら下山。 過去使ったことの無い金山尾根で。 距離が短い分遠足尾根より傾斜は強いように感じる。岩と雪と根と泥のミックスで歩きにくい。 　景色もそんなにやからひたすら無心で進む。 　今回は写真を撮りすぎたこともあって7時間以上かけての山行終了。 　同行者さんは前回の綿向山と比べて距離と高低差が少し多い分、体力的には疲れたけど、アイゼンにも慣れて不安はなかったとのこと。 雪山楽しんでくれたみたいです。 　 　次は霊仙山に登りたいです。