線ヶ滝~立岩~艫岩~星尾峠経由線ヶ滝。反省。道探し…(田口峠分岐~線ヶ滝は崩落個所多数、登山道が無くなっている箇所がいっぱいありました。)

2017.06.15(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 42
休憩時間
43
距離
13.2 km
のぼり / くだり
1262 / 1264 m
1
1 24
1 50
12
42
3 20

活動詳細

すべて見る

 この投稿は私の反省投稿で、長文になります。  ここで前置きですが、私達ハイキング同好会も結成6年を迎え、初めは街歩きからスタートし、現在では縦走や岩・鎖場も登れるようになりました。みんなのレベルアップを図り、いろんな登山計画を行ってきました。今回ハイキング終了して思ったことは、このコースは、私たち「ハイキング同好会」が求めている山行の方向性と全く違うし、私がハイキング同好会を間違った方向に向けていた…と反省するばかりでした。    西上州の「立岩~荒船山~艫岩」ハイキングに(6月15日)行って来ました。本にも紹介されていて、一度は行ってみたいコースでした。  天気予報は曇りのち晴れ、家を3時に出発、7時前に線ヶ滝(登山口)に到着し、登山開始しました。コースタイムは8時間の15時下山予定です。 星尾峠分岐、立岩直登コース分岐を過ぎ直登コースで立岩を目指します。 立岩のコル(鞍部)まで鎖付きのザレた崩壊箇所、ロープの急登、足場の悪い鎖のガレ場、トラバース鎖場を通過しながら立岩に到着しました。眺望は…まだ曇りであたり一面ガスガスです。 全員で艫岩の眺望に期待して先に進みます。立岩からすぐの所で異様な獣臭のフンを発見。写真に撮り、後で確認したら「熊」でした。経塚山手前の急な登りを過ぎて経塚山(荒船山)頂上到着。ここでおにぎりタイム。眺望が無いためすぐに「艫岩」目指して出発。 思いっきり下った後は「クリンソウ」の群生を見て平坦な登山道が30分続き、艫岩到着しました。その頃は青空が広がりいろんな山が望めました。 12時(スタートしてから5時間)に名残惜しい艫岩を出発。本来でしたら今まで来た道を戻る「ピストンコース」にすればよかったのですが、「道が崩落・道が無い…」等のコースを選択しました。「昔、オリエンテーリングやっていたのでコンパスワークは大丈夫」という私の過信がありました。 星尾峠へ行く途中、橋の崩落があり慎重に通過します。また何度も滑りやすい崩落箇所もクリアしていき、二度ほどルートファインディングしながら田口峠分岐到着しました。  ここからが問題の下山となりました。2007年の台風で崩落個所多数、登山道が無くなっている箇所がいっぱいありました。またその影響からかマイナーなルートで「踏み後」も見つかりません。しかも沢沿いに来ています。道も乏しく(いや、無いに等しい)、ピンクリボンやマーキングも無くなり、自信が無い所は妻とメンバーを残して私一人でルートファインディングして、メンバーを呼び寄せます。これを何度も繰り返します。 そして地図上では下山まで約30分の小高い山の木に赤のマーキングと「↓」マークがありました。私一人そこに行き、ルートファインディングしました。ただ、そこに行くには女性の足では厳しいのと、その先には落ち葉が積もっている崖しかありません。妻が向こう岸から「道あった~?」と聞いてきます。「あるにはあったけどその先ちょっとした崖を下りないと通過できない!」そして沢が滝になっています。「どうやってクリアするんだ…」と心の中で思い、もう、その時には「遭難」の事を考えはじめていました。 また、メンバーのところに戻り辺りをずっと見渡しているとメンバーが「到底道には見えないけど、なんか道らしきものが…」それは、普通の登山道を歩く私達には本当に道には見えないけど、荒れ果てた登山道だったら「道」だろうな…と思い、気持ちは「いや道であってくれ…」という願望か幻覚から歩くことにしました。 長らく歩くと崩壊した橋とその横に作られた橋が見えてきました。そうです登山道に戻ったんです。  そして、登山口に停めてある車を見て、みんなで感無量になりました。 「道に迷ったら引き返す」が鉄則ですが、最後に道が途絶えた場所では、みんなでかなり確認して、この道にしか辿りつかなかったこと、下山後確認したら私たちが踏んだ道がルートだったことが判明しました。   今回、私の自意識過剰が、私だけならともかく、メンバー全員に不安やストレスを与え、挙句は遭難させる危機にも遭遇し、本当に申し訳なく、みんなの前で謝りました。みんなは「あの時どうなる(遭難する)のか?と思ったけど、結果オーライだし、いい勉強になった…」とフォローしてくれました。   今後は、このような崩落や登山道が無いコースは登らない、楽しいハイキング同好会にしていきます(ただし岩場や鎖場は登りますが…)。

荒船山・物語山・大屋山 今日は楽しいハイキングになる予定が…
今日は楽しいハイキングになる予定が…
荒船山・物語山・大屋山 では、出発です。
では、出発です。
荒船山・物語山・大屋山 雨上がり後、すぐなので橋が滑ります。
雨上がり後、すぐなので橋が滑ります。
荒船山・物語山・大屋山 立岩方面目指します。
立岩方面目指します。
荒船山・物語山・大屋山 ヒトリシズカ、フタリシズカ、サンニン、ヨニン…なんだかいっぱいシズカです。
ヒトリシズカ、フタリシズカ、サンニン、ヨニン…なんだかいっぱいシズカです。
荒船山・物語山・大屋山 道標もしっかりあります。
道標もしっかりあります。
荒船山・物語山・大屋山 まだまだ雲の中です。
まだまだ雲の中です。
荒船山・物語山・大屋山 早速、崩落個所です。
早速、崩落個所です。
荒船山・物語山・大屋山 のんきにくつろいでいます。
のんきにくつろいでいます。
荒船山・物語山・大屋山 いつも最後を歩いているため、女性陣の尻しか写っていません。
いつも最後を歩いているため、女性陣の尻しか写っていません。
荒船山・物語山・大屋山 ガレ場の急登です。
ガレ場の急登です。
荒船山・物語山・大屋山 こういったコースは歩きなれています。
こういったコースは歩きなれています。
荒船山・物語山・大屋山 鎖場です。一番怖がっているのはカメラマン(私)です。
鎖場です。一番怖がっているのはカメラマン(私)です。
荒船山・物語山・大屋山 まもなく「立岩」です。
まもなく「立岩」です。
荒船山・物語山・大屋山 立岩到着です。まだガスガスです。午後から晴れるということなので「艫岩」に期待して出発です。
立岩到着です。まだガスガスです。午後から晴れるということなので「艫岩」に期待して出発です。
荒船山・物語山・大屋山 ガスがかかったり…
ガスがかかったり…
荒船山・物語山・大屋山 ガスが取れたり…
ガスが取れたり…
荒船山・物語山・大屋山 難なくクリヤします。
難なくクリヤします。
荒船山・物語山・大屋山 立岩から少ししたところに「熊」の落とし物発見!
立岩から少ししたところに「熊」の落とし物発見!
荒船山・物語山・大屋山 だいぶんガスが取れてきました。
だいぶんガスが取れてきました。
荒船山・物語山・大屋山 手がかり、足がかりがしっかりあるため容易に登れました。
手がかり、足がかりがしっかりあるため容易に登れました。
荒船山・物語山・大屋山 威怒牟畿不動下降点の道標が壊れています。
威怒牟畿不動下降点の道標が壊れています。
荒船山・物語山・大屋山 壊れた道標を良く見ると「←トモ岩方面」と書いてあります。
壊れた道標を良く見ると「←トモ岩方面」と書いてあります。
荒船山・物語山・大屋山 樹林帯を歩きます。
樹林帯を歩きます。
荒船山・物語山・大屋山 すると妻から悲鳴が…その後、鳥が鳴き声をあげて羽ばたいていきました。
親鳥が卵を守って妻を威嚇したみたいです。鳥さん、ごめんなさい!
すると妻から悲鳴が…その後、鳥が鳴き声をあげて羽ばたいていきました。 親鳥が卵を守って妻を威嚇したみたいです。鳥さん、ごめんなさい!
荒船山・物語山・大屋山 星尾峠方面を歩きます。
星尾峠方面を歩きます。
荒船山・物語山・大屋山 地図では「藪が生い茂る」「迷」と書いてありましたので、ルートファインディングと藪漕ぎが必要かなと思っていたのですが、藪は枯れています。
地図では「藪が生い茂る」「迷」と書いてありましたので、ルートファインディングと藪漕ぎが必要かなと思っていたのですが、藪は枯れています。
荒船山・物語山・大屋山 ガンガン岩場を登ります。
ガンガン岩場を登ります。
荒船山・物語山・大屋山 これが柱状節理ですね~。自然の素晴らしさを感じました。
これが柱状節理ですね~。自然の素晴らしさを感じました。
荒船山・物語山・大屋山 ガンガン登って行くと…
ガンガン登って行くと…
荒船山・物語山・大屋山 行塚山(荒船山)に到着しました。
行塚山(荒船山)に到着しました。
荒船山・物語山・大屋山 眺望がありませんが、お腹が空いたので、ここでおにぎりタイム。みんな3個おにぎり持ってきたのに、2個しか食べません。何故でしょうか?
眺望がありませんが、お腹が空いたので、ここでおにぎりタイム。みんな3個おにぎり持ってきたのに、2個しか食べません。何故でしょうか?
荒船山・物語山・大屋山 行塚山からの下りです。
行塚山からの下りです。
荒船山・物語山・大屋山 荒船山絶壁方面に進みます。
荒船山絶壁方面に進みます。
荒船山・物語山・大屋山 これが山の頂上部とは思えません。
森を思わせます。
これが山の頂上部とは思えません。 森を思わせます。
荒船山・物語山・大屋山 するとすぐそこに「クリンソウ」の群生がありました。
するとすぐそこに「クリンソウ」の群生がありました。
荒船山・物語山・大屋山 上から数えるとちゃんと九輪花があります(当たり前か…)。
上から数えるとちゃんと九輪花があります(当たり前か…)。
荒船山・物語山・大屋山 クリンソウ群生を後にします。
クリンソウ群生を後にします。
荒船山・物語山・大屋山 すぐそばに碑があります。
すぐそばに碑があります。
荒船山・物語山・大屋山 荒船山絶壁入口から歩くこと30分で…
荒船山絶壁入口から歩くこと30分で…
荒船山・物語山・大屋山 絶壁到着!
絶壁到着!
荒船山・物語山・大屋山 怖くて先まで行けません。
怖くて先まで行けません。
荒船山・物語山・大屋山 妙義山も見えました。
妙義山も見えました。
荒船山・物語山・大屋山 そこから歩くこと5分した所に、絶景ポイントがありました。
そこから歩くこと5分した所に、絶景ポイントがありました。
荒船山・物語山・大屋山 セミがいました。
セミがいました。
荒船山・物語山・大屋山 艫岩を後にして星尾峠方面を目指します。
艫岩を後にして星尾峠方面を目指します。
荒船山・物語山・大屋山 するといきなり、道崩落です。
するといきなり、道崩落です。
荒船山・物語山・大屋山 慎重にクリアします。
慎重にクリアします。
荒船山・物語山・大屋山 崩落個所はありますが、まだ道は明瞭です。
崩落個所はありますが、まだ道は明瞭です。
荒船山・物語山・大屋山 セミの抜け殻が2つありました。
セミの抜け殻が2つありました。
荒船山・物語山・大屋山 このあたりから崩落地帯多数です。
このあたりから崩落地帯多数です。
荒船山・物語山・大屋山 なんだかへんてこなキノコです。
なんだかへんてこなキノコです。
荒船山・物語山・大屋山 沢を渡ります。
沢を渡ります。
荒船山・物語山・大屋山 道も不明瞭になってきました。
道も不明瞭になってきました。
荒船山・物語山・大屋山 沢沿いを歩いて行きます。
沢沿いを歩いて行きます。
荒船山・物語山・大屋山 倒木を背面飛びっ!ウソです。
倒木を背面飛びっ!ウソです。
荒船山・物語山・大屋山 何度も沢を九十九折りに歩きます。
何度も沢を九十九折りに歩きます。
荒船山・物語山・大屋山 千ヶ滝まで3.4km…
千ヶ滝まで3.4km…
荒船山・物語山・大屋山 山が崩落して崖になっています。
山が崩落して崖になっています。
荒船山・物語山・大屋山 道の左にも右にもペイントやテープが…
妻が地図で確認しています。
道の左にも右にもペイントやテープが… 妻が地図で確認しています。
荒船山・物語山・大屋山 右側歩いてすぐそばに道標がありました。星尾方面に進みます。
右側歩いてすぐそばに道標がありました。星尾方面に進みます。
荒船山・物語山・大屋山 先程登った「立岩」が見えてきました。
先程登った「立岩」が見えてきました。
荒船山・物語山・大屋山 わずかなが踏み後をたどっていきます。
わずかなが踏み後をたどっていきます。
荒船山・物語山・大屋山 倒木(伐採?)された崖に鎖が付いています。
倒木(伐採?)された崖に鎖が付いています。
荒船山・物語山・大屋山 倒木(伐採?)された崖に鎖が付いています。
そこを下りていきます。
ここから道が不明瞭になり次の写真まで1時間近く道探しをしています。
倒木(伐採?)された崖に鎖が付いています。 そこを下りていきます。 ここから道が不明瞭になり次の写真まで1時間近く道探しをしています。
荒船山・物語山・大屋山 メンバーが道と思われる物を発見!さっとシャッターしたのでピンボケです。
メンバーが道と思われる物を発見!さっとシャッターしたのでピンボケです。
荒船山・物語山・大屋山 妻は崖を下り、私とメンバーは崖沿いの明瞭な道を進んでいきます。
妻は崖を下り、私とメンバーは崖沿いの明瞭な道を進んでいきます。
荒船山・物語山・大屋山 一人沢沿いで倒木と戦っている妻です。
一人沢沿いで倒木と戦っている妻です。
荒船山・物語山・大屋山 そして歩くこと10分弱、妻が「こっちに道らしいものがある」と言い、私たちも慎重に崖を下り始めました。
そして歩くこと10分弱、妻が「こっちに道らしいものがある」と言い、私たちも慎重に崖を下り始めました。
荒船山・物語山・大屋山 崖を下り歩くこと10分で橋と石仏に到着。明瞭な登山道です。
崖を下り歩くこと10分で橋と石仏に到着。明瞭な登山道です。
荒船山・物語山・大屋山 気持ちが落ち着いたのかみんなの笑顔が見られます。
気持ちが落ち着いたのかみんなの笑顔が見られます。
荒船山・物語山・大屋山 こんな橋を見ると笑顔が現れます。
こんな橋を見ると笑顔が現れます。
荒船山・物語山・大屋山 この橋大丈夫~?
この橋大丈夫~?
荒船山・物語山・大屋山 登山口とマイカーが見えて「ホッ」としています。
登山口とマイカーが見えて「ホッ」としています。
荒船山・物語山・大屋山 ハラハラドキドキの「みんなで楽しめないハイキングコース」でした。
ハラハラドキドキの「みんなで楽しめないハイキングコース」でした。
荒船山・物語山・大屋山 やっと道標を見つけて「ホッ」としました。
やっと道標を見つけて「ホッ」としました。
荒船山・物語山・大屋山 朝は雨に濡れていて滑った橋も、乾ききってグリップ力があります。
朝は雨に濡れていて滑った橋も、乾ききってグリップ力があります。
荒船山・物語山・大屋山 無事生還!です。予定時間の1時間43分オーバーでした。
無事生還!です。予定時間の1時間43分オーバーでした。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。