ベーシックセイフティキャンプ二日目

2021.01.17(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 41
休憩時間
1 時間 59
距離
1.4 km
のぼり / くだり
67 / 66 m
4 41

活動詳細

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日本雪崩ネットワーク主催の講習会の二日目です。この日は登山グループとバックカントリーグループに別れての実習です。 栂池のゴンドラ前に集合し、積雪の状態や天候を確認、ビーコンのグループチェックなどを行いました。 ゴンドラに乗車し、下車後に栂の森で再度積雪状態を確認します。気温、風向、日照などを確認し、どのようなリスクがあるか検討しました。 その後、スノーシューを履いて、山に入りました。リーダーを決めるということなので立候補しました。隊列の間隔を指示して、丘に上がっていきます。斜度や雪崩地形、雪庇に注意を払いながら進みます。登山道ではないので、プロトレックで地形図を確認し、現地の地形情報と組み合わせながらルートを考えました。 ラッセルの先頭を交代したりしながら先へ進み、指示の通り丘の上に登りきりました。そこで行動の講評やアドバイスなどを貰いました。 そこから北斜面と南斜面に別れてピットを掘り、積雪の観察を行います。スノーソーを使ってコンプレッションテストのやり方を学びました。持って行ったスノーソーで使い方を教えてもらい、雪を切り出しました。当日の積雪(北斜面)は握り拳で強くたたくと56cmほどのところで破断するようなコンディションでした。 南斜面の方も観察したあとは、レスキューシナリオということで、場所を移動して救助を行う講習に移ります。 シナリオは、他グループの数人が埋没したという現場で、埋没をまのがれた人が1人想定です。 リーダーを決めて、リーダーが、埋没者の人数、ビーコンの有無を聞き出すあたりから実習が始まりました。 ビーコン所持は三人、持っているかわからない人が一人と、合計四人の埋没者を手分けして捜索します。リーダーが、役割分担を行い捜索を開始しました。 捜索は一筋縄ではいきません。ビーコンでおおよその場所が分かっても、埋没者の深さや正確な場所を特定するプルービングがうまく行かず、捜索に手間取ってしまいました。全員を15分以内に見つけることは出来ましたが、継続的に練習しないとダメだなと思いました。 また、ビーコンを持っていない人の捜索は困難で、後回しになってしまうことがとてもよく分かりました。雪崩リスクのある雪山への入山時はビーコン必携と感じました。 その後、地形を観察しながら出発場所に戻り、講評のあといったん解散しました。座学会場に移り、その日のまとめを行い講習会は終わりました。 漠然としていたイメージから、きちんとした理論を学ぶことができ貴重な機会となりました。 コロナ禍の大変な中、感染対策を行いながらの講習会を開催頂き感謝です。 ここから、翌日の木曽駒ヶ岳アタック編へ続きます。

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