「平林」という落語をご存じでしょうか? 字の読めない丁稚さんが平林(ひらばやし)さんの家に手紙を届けるよう言われたですが、途中で読み方を忘れてしまいます。 仕方がないので、「平林」という字を他の人に見せて読み方を尋ねるのですが、「たいらばやし」や「ヒラリン」と読んだり、 「平」の字を「一」「八」「十」、「林」を「木」と「木」に分解して「いちはちじゅうのもーくもく」と読んだり。(旧字体の「平」の字は点の向きが逆で「八」の向きだったそうです) デタラメな読み方がどんどん出てくる所が面白い噺です。 さて、この大衡村の「平林」って山なんて読むんでしょう?誰か教えてくれませんか?
今回のスタートは大衡村役場。宮城県内で現存する唯一の村の駐車場をお借りします。
ほ~、晴れてたら船形山がキレイに見えるんだろうなぁ。
それにしてもあんまり山登りに行ってる感じがしませんw
あれが平林。読み方は「たいらばやし」?「ヒラリン」?「いちはちじゅうのもーくもく」?「ひとつとやっつでとっきっき」? 読み方わからないんです。
この奥から行けるかなと思いきや通行止め、引き換えして行けそうなとこを探します。
大衡村体育館の運動場を通って山道へ。
ピンテ等はないですが、うっすらとトレースがあります。
稜線まであがると道は判然としてます。
おお!美しき七ツ森!!
送電線があるってことは山頂?
平林はピンテと三角点だけのシンプルな山頂でした。こうなるといよいよ読み方がわからなくなる。
ほぇ~、藪山かと思いきや、なかなかどうして展望がいいですね。
雪の稜線、危なくないけどなんかテンション上がる!わーい、た~のし~!
稜線を下っていくと、あれ、あんなところに東屋がある。
せっかくなので東屋に先週入手した仙台弁こけしワロックを設置。誰か拾いに来てくれるかな?
下山後、近所の万葉館で野菜を仕入れる。お、ラプラスマンホールあるじゃん!
お昼ごはんはお蕎麦。新蕎麦が美味しい季節ですね。
漢字の読み方で思い出しましたが、音読みと訓読みが一緒になった「湯桶読み」と「重箱読み」ってのがありますね。 あれの「ゆとう」って蕎麦屋のコレのことだってご存じでしたか?「湯桶」なんてずいぶんとマニアックな熟語だと思うんですが、昔は日用品だったそうです。
本日の注目食材はパプリカ!宮城県ってパプリカの生産量日本一だってご存じでしたか? 大衡村にトヨタの工場があるんですが、工場から出る排熱を利用してパプリカの栽培を始めたんです。ふっくら肉厚で、甘味が強いパプリカは生で食べても美味しいですよ!
パプリカの種を取り、フライパンに蓋をして酒蒸しにする。箸で押してほんのり柔らかくなったらOK、火の入れすぎに注意です。
昆布出汁に、さっきの酒蒸しにした残りの酒、塩、酢を入れて味を整える。パプリカの甘味を生かしたいので薄味に、砂糖は入れません。
出汁に浸して、パプリカの酢の物の完成!半生にしたことでパプリカのシャキシャキ感と甘味、旨味が同時に楽しめます!