大山(弥山)……初めての雪山

2021.01.15(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 18
休憩時間
47
距離
7.2 km
のぼり / くだり
972 / 971 m

活動詳細

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寒波が緩むとの予報を知って,冬の大山へ(「雪山はもう少し先で」と言った舌の根の乾かぬうちに) 前日,軽アイゼンとスノーバスケットと防水手袋を購入 今回は,初めての雪山,初めてのアイゼン,初めてのヘッドライト,初めての暴風を体験 そしてみなさんの雪山活動記録に必ず出てくる「モフモフ」「ツボ足」の実体験も 難しいと少しでも思ったら即撤退!の気持ちでスタートし,運よく全部を一度に手に入れた満足の一日 (「今日は特別! 冬山を舐めてはいけない」と自戒しつつ) ++(以下,備忘メモ)++ 3時前に起きて大山へ,南光川原駐車場手前の温度計は5度,予報通りの温かさ,異常! 駐車場でアイゼン装着(左右逆だった),ヘッドライト使用(ライトは30分くらい使っておしまい) 登り始めは無風,念のためと用心して準備した寒さ対策万全で登り始め,すぐに汗 上はただちにフリースを脱ぎ,風が出始める5合目付近までは薄いシャツ2枚だけ,素手でも大丈夫 下も沢山来ていたので脱ぎたかったが,アイゼンの着け外し,靴の履きなおしが面倒でそのまま しばらくは,皆さんの踏み跡をたどればツボ足になることが殆どなく,アイゼンが良く効いて滑る心配もなしで,歩きやすかった 山頂付近が明るくなり始め,美しさにしばしば立ち止まって撮影,スマホなのでそのたびに手袋を外す 通常の1月の寒さだったら堪らないだろう このあたりでサングラスを車に置き忘れたことに気づく 5合目あたりから急に風出てきて,すぐに強まり,カッパの上着と手袋を着用 風は急激に強まり,手足に冷たさを感じ,頭もフードを被ってなんとか凌ぐ 強風でストックが振られ,軽く持っていたのでは狙ったところにおろせないくらい,暴風だ 頂上まで暴風は続き,徐々に強まっていった,こんな風は初めて 雪のないときの夏山登山道はジグザグだが,今日の雪の踏み跡はほぼ直登でハード 高度が上がり傾斜が急で上積みの雪が多いところでは,踏み跡をたどっても崩れ歩きにくくなる それでもしばしば写真撮影,撮らずにはおられない景色 なんとか山頂を踏んだあと,顔をあげると弥山に人影 踏み跡をたどって行ってみる,雪が無かった時には通行止め表示があったような 弥山に着いてみると山頂からは見えなかった絶景が待っていた,行けてよかった 山頂避難小屋で小休憩,綺麗で広い室内に4名ほど,密ではなかった ここでアイゼンの左右を入れ替え 下りなのでフリースを着こむ 先に居られた方に倣って入り込んでいた雪を掃き掃除 小休憩の間に外はガスが出て真っ白,下りるときに写真を撮ろうと思っていた場所も真っ白 それでも強風でときおり景色が開けるので撮影,撮影 下りは登りの息絶え絶えから打って変わって跳ねるように下る 腰まではまったこともあったがすぐに這い出せ,はまり込むことも面白い 深くはまるのは大木,吹き溜まり,階段などのそば 登ってくる方が増え,すれ違いのために踏み跡のないモフモフの雪の上を下って楽しむ スキーやスノーボードを持ち,大山北壁を指さしながら「あそこら辺から降りてみたいと思っています」の言葉に驚き,とても人間業とは思えない 避難小屋でお会いした方や登って来られる方々の足元を見ると、ほとんど12本爪のアイゼンに冬靴、お一人だけチェーンスパイクだった 登りの5合目くらいからしばらく夏靴の足先やグローブの指先が冷たく感じていた その後何故か解消したが、本格的な寒さだったら凍傷になったかもしれない 5合目から皆さんが定番で辿られていた行者登山道へ分岐 登りだったら辛い急勾配,ツボ足多数回だったが,下りだから問題なし YAMAPのルートを忠実に辿るつもりだったが,踏み跡を選び間違えたのか,少しずれた 元谷から大神山神社までの緩い下りの600mが今日一番の難所となった 踏み跡少なく,あっても和かんやスノーシューのものがほとんど 進むたびにズボズボと埋まり,アイゼンだけで入るところではないとすれ違った地元の方が教えてくださった ストックのスノーバスケットとシューズへかける加重のバランスを意識しながらゆっくりと歩を進める この区間を歩き終えた時には,汗だく サングラスが無かったので,日が射した時には目を細めたりしていた 強い日差しの時間はあまり無かったので何とかやり過ごせた 大神山神社の本殿でお参りしたかったが,アイゼンの着け外しに不慣れなため,あきらめ 神社からの参道は歩きにくい石畳の上に圧雪がのり,アイゼンなら快適 町に入り,道が除雪された場所でアイゼンを外す 直後に凍結路面でスリップ・転倒,幸いうまく転げ無傷 溝口ICへの途上,米子道走行中も大山の雄姿がしばらく見られ,楽しめた あれこれあったが,雪山の「初めて体験」はどれも楽しく,素晴らしい1日になった

大山・甲ヶ山・野田ヶ山 南光川原駐車場
冬季は1,000円
南光川原駐車場 冬季は1,000円
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 夜明け前の夏山登山道,登り始めはまだ暗い,ヘッドライト使用
夜明け前の夏山登山道,登り始めはまだ暗い,ヘッドライト使用
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ここも
ここも
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ブナ林はいつ見ても落ち着く
ブナ林はいつ見ても落ち着く
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 初めて試す軽アイゼンとスノーバスケット(アイゼンは左右間違い!)
初めて試す軽アイゼンとスノーバスケット(アイゼンは左右間違い!)
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 稜線に日が射し始めた
稜線に日が射し始めた
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 奇麗
奇麗
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 期待
期待
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 6合目の避難小屋の扉は少し開いた状態で凍り付き動きません
6合目の避難小屋の扉は少し開いた状態で凍り付き動きません
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 拍手!!
拍手!!
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 くどいけれどもう一度。
くどいけれどもう一度。
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 山頂到着
山頂到着
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 振り返ると。
振り返ると。
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 弥山の方に人影
弥山の方に人影
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 踏み跡をたどって弥山へ行った
踏み跡をたどって弥山へ行った
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 弥山からのパノラマ
弥山からのパノラマ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 弥山からの夏山登山道
弥山からの夏山登山道
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 弥山方向からの頂上避難小屋方向
弥山方向からの頂上避難小屋方向
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 頂上避難小屋内の温度計
マイナス2.5度,温かかった。
頂上避難小屋内の温度計 マイナス2.5度,温かかった。
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 一服後,避難小屋から出てみると真っ白。
一服後,避難小屋から出てみると真っ白。
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ポールが激しく揺れている,相変わらずの暴風
ポールが激しく揺れている,相変わらずの暴風
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 少し下ると視界が開ける
少し下ると視界が開ける
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 積雪の模様
積雪の模様
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 8合目辺りを下り中に振り替えると
8合目辺りを下り中に振り替えると
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 下り中におそらく30人以上の方とすれ違った。
下り中におそらく30人以上の方とすれ違った。
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 下りつつ
下りつつ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 抜けるような青空はこのとき
抜けるような青空はこのとき
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 右手を見つつ下る
右手を見つつ下る
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 雲が抜けたら写真を撮らなくては
雲が抜けたら写真を撮らなくては
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 行者登山道へ
行者登山道へ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 行者登山道を下りる
行者登山道を下りる
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 元谷から
元谷から
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 元谷から豪円山を見る
元谷から豪円山を見る
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 大神山神社へ
大神山神社へ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 大神山神社
大神山神社
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 参道の階段は雪かきされ,雪壁の中を歩く
参道の階段は雪かきされ,雪壁の中を歩く
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 参道はずっとこんな感じ
参道はずっとこんな感じ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 大山寺の町へ入った(まだ圧雪)
大山寺の町へ入った(まだ圧雪)
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 少し下ると路面は除雪されている
この路面になってアイゼンを外した
少し下ると路面は除雪されている この路面になってアイゼンを外した
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 モンベルさん
モンベルさん
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 駐車場へ戻った
数台の空きあり,新たに停めに来る方もあり
駐車場へ戻った 数台の空きあり,新たに停めに来る方もあり
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 溝口ICへの途中の振り返り
溝口ICへの途中の振り返り

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