『孤高のブナ』まであと1歩…爆風撤退の中倉山

前日、栃木県に緊急事態宣言が発令。 当初の予定ではバスを使って雪の赤城山を、なんて考えておりましたが、 極力、県を跨ぐ移動と公共交通機関を使う登山は止めようと思い、 昨年末、YouTubeライブ中にオススメ頂いた栃木県日光市の中倉山に決めました。 コースは銅親水（あかがねしんすい）公園駐車場から中倉山頂のピストン。 駐車場は自分の車のみで、山へは誰も入っていない様子。 下調べ通り、駐車場からで約１時間ほど林道を歩き登山口に到着。 登山口からは噂通りの急登。。。 つづら折りで休む間のない登りがずっと続く上、 ルートが落ち葉で埋め尽くされていたりして、かなり迷いやすい… 何度か違う方向に進んでは「ん？」と思ってYAMAPを確認、 「こっちじゃないんかーい」と一人ツッコミをしながら引き返して正規のルートへ、 なんてこと繰り返しながら、なんとか支尾根へ到着。 この辺りから登山道に雪が出てきて、ようやくテンションが上がってきます笑 チェーンスパイク装着しリスタート。 鹿２頭と遭遇しながら、道に散乱する鹿糞をスパイクの先端で刺さぬよう、 細心の注意を払いつつ、念願の稜線へ到着。 が、、、 もんのすんごい強風… 実はここに来るまでに薄々は勘づいていたんです…ハンパじゃない風の轟音に。。。 「危なかったら引き返そう」 そう決めて登ってきましたが、想像を超えてました💦 とはいえなんとか歩けない程でもないので、稜線を進み中倉山頂到着。 山頂の展望を堪能した後、お目当ての「孤高のブナ」へ。 ブナまでは山頂から約5分くらいのところにあるそうなので、いざ。 が、、、 山頂を過ぎたあたりが完全に風の通り道なのか、立っていられない程の爆風。。。 時折「ドンっ」と押されるように強く吹くので、油断してると飛ばされそうになるほど。 吹飛ばされないよう前屈みになったり、しゃがみ込んだりしながら少しずつ進み、 遠巻きではありますが、なんとか「孤高のブナ」を写真に収めたところで撤退を決意。 本当はもっと先までゆっくりと稜線歩きを堪能したかったんですが、 ホントに危なかったので引き返しました。。。 目の前の稜線を背に帰ってしまうのは名残惜しく、 とても残念でしたが「いつか絶対にあの稜線を歩きたい」という気持ちが芽生えたので、 今度は季節を変えて必ず来ようと思います。 （というと大袈裟ですが、実は自宅からそう遠くないのでいつでも来られます笑） ＊帰り道の林道で猿の群れと猪に遭遇したので、来られる方は注意してください。 　その他、《色々》あって車に戻るまでに１時間くらい余計にかかったので、 　コースタイム的にはトータルからマイナス１時間くらいです😅