子向井山・頭陀ヶ平(途中で御池岳から目的地変更)

2021.01.11(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 31
休憩時間
1 時間 52
距離
9.7 km
のぼり / くだり
978 / 978 m
11
1 36
27
2 18
3

活動詳細

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この日、一旦年末からの寒波が緩む予報となっていたので経路の路面が無雪アプローチ可能な三重県北部の雪山への3週連続アタック!、冬の御池岳を目指そうと計画しました。 御池岳は夏でも比較的登山者が少なくメインアプローチルートのR306鞍掛峠冬季閉鎖で、さぞかし静かになっているだろうとの判断もありました。 登山を開始して標高が上がるにつれ500m過ぎ付近から、今回調達して試し履きに持参したチェーンスパイクを装着。年末以降この付近ではそれ程の降雪は無かったとの情報があり、たかを括ってました。 ところが標高780mのR201鉄塔を過ぎた辺りからしっかりと新雪が積もっており、チェーンスパイクの短い刃先では雪を掴みきれずにズルズルと足元が崩れます。標高が上がるにつれ新雪は更にパウダー状態となっていき、足元が確保できないのでアイゼンに履き替えることもできません。お陰で牛歩状態となり想定以上の時間を費やしてしまう中、苦闘しながら少し進んでゆくと、下山してくる方と遭遇。 その方いわく、その先のカタクリ峠方面が想定以上の積雪になっており、自分は撤退して来たとのこと。 「恐らくまだここから御池岳頂上までは2時間以上はかかるから、無理して行くと下山は暗くなるよ。」とのアドバイスを受けました。 先程のチェーンスパイクでの牛歩の様を下山中にご覧になったのでしょう。(ご心配ありがとうございます、無理はしません)更に進んで、ひとまず深雪部分を一旦抜けたところで、12本アイゼンに装備変更して登坂を続けました。 当たり前ですが、やはり極限状態になればチェーンスパイクなど何の役にも立たない事を身をもって体験しました。 とはいえ、ずいぶん予定より遅れているのも事実で、確かに天候も思っていたほど良くはならず、この先も新雪との闘いが続くと考えるとだんだん憂鬱になって来ました。 このような展開で到着した白瀬峠にて、あっさり目的地を変更し、そこから容易に到達可能な三角点ハント頭陀ケ平を目指しました。そこからは積雪にすっかり覆われトレースもままならない状態のためアイゼンにワカンを追加装着。ピッケルこそ使わなかったものの、雪山キャストの総動員体制で進みました。 下山は新雪でフカフカの木和田尾根をワカンで浮かぶような感覚を楽しみながら雪中ウォークを満喫しました。 今回の反省点として、雪中登山時は迷わずアイゼン!ということですかね。チェーンスパイクはアイスバーンや残雪、ぬかるみまでです。 ともかくまた近いうちの雪中リベンジを心に誓いました。

藤原岳・御池岳 前日予報はコンディションB
前日予報はコンディションB
藤原岳・御池岳 当日予報もお昼頃までは晴れそうかなというところ
当日予報もお昼頃までは晴れそうかなというところ
藤原岳・御池岳 粉雪が降る中、国道を歩きます
粉雪が降る中、国道を歩きます
藤原岳・御池岳 ここを左折
ここを左折
藤原岳・御池岳 旧水源地を通過
旧水源地を通過
藤原岳・御池岳 ここから入ります
ここから入ります
藤原岳・御池岳 新規導入したチェーンスパイクをお試し利用
新規導入したチェーンスパイクをお試し利用
藤原岳・御池岳 何も表記が無いさみしい子向井山
何も表記が無いさみしい子向井山
藤原岳・御池岳 640m、雪も結構積もってきていますがしまった状態なのでまだ大丈夫
640m、雪も結構積もってきていますがしまった状態なのでまだ大丈夫
藤原岳・御池岳 780m、この辺りまではまだ雪がしまった状態でしたが、ここでアイゼンに履き替えるべきでした
780m、この辺りまではまだ雪がしまった状態でしたが、ここでアイゼンに履き替えるべきでした
藤原岳・御池岳 840m
840m
藤原岳・御池岳 865m
865m
藤原岳・御池岳 12本爪アイゼン+ワカン
12本爪アイゼン+ワカン
藤原岳・御池岳 トレースはすっかり消えてます。樹氷がキレイに生育中
トレースはすっかり消えてます。樹氷がキレイに生育中
藤原岳・御池岳 木和田尾根分岐
木和田尾根分岐
藤原岳・御池岳 本日の到達点とした頭陀ヶ平1,143mピークです
本日の到達点とした頭陀ヶ平1,143mピークです
藤原岳・御池岳 二等三角点「坂本村」1142.96m
二等三角点「坂本村」1142.96m
藤原岳・御池岳 先ほどの木和田尾根分岐から尾根道を進みます。
新雪でトレースが消えやや不安。
でも下りの新雪はフカフカしてワカンで浮遊感のある楽しい下山となりました。
先ほどの木和田尾根分岐から尾根道を進みます。 新雪でトレースが消えやや不安。 でも下りの新雪はフカフカしてワカンで浮遊感のある楽しい下山となりました。
藤原岳・御池岳 1,010mの分岐
標識がかなり雪に埋まってますがここは風も無く暖かく感じました
1,010mの分岐 標識がかなり雪に埋まってますがここは風も無く暖かく感じました
藤原岳・御池岳 1,000m切ったあたりで、ちょっと視界が開けてきたので、コース横で雪中ランチしました。
1,000m切ったあたりで、ちょっと視界が開けてきたので、コース横で雪中ランチしました。
藤原岳・御池岳 バーナーすぉゆを沸かしてラーメンとコーヒーで暖をとります、コッヘルに残っていたお湯が凍ったのでふと温度計を見ると-5°Cでした。
バーナーすぉゆを沸かしてラーメンとコーヒーで暖をとります、コッヘルに残っていたお湯が凍ったのでふと温度計を見ると-5°Cでした。
藤原岳・御池岳 今頃になって晴れ間が見えてきました。
そのうちまたリベンジします。
今頃になって晴れ間が見えてきました。 そのうちまたリベンジします。

活動の装備

  • その他(Other)
    アルミわかん Trace Line/MAGICMOUNTAIN
  • ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
    レイブンウィズグリップ
  • ミレー(MILLET)
    K シールド フーディー
  • その他(Other)
    Trangoworld Alois
  • その他(Other)
    STEEL/BLUEUNI(サレワ)SALEWAアイゼンアルピニストウォーク
  • ミレー(MILLET)
    サースフェー 30+5
  • その他(Other)
    SALEWA MS RAVEN 3
  • レキ(LEKI)
    トレッキングポール16/14speed lock vario

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