2021_01 チセヌプリ(チセヌプリスキー場コース)

2021.01.11(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 29
休憩時間
2 時間 24
距離
6.9 km
のぼり / くだり
677 / 676 m

活動詳細

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マッサンが企画したニセコ3Days山行のうち11日のシャクナゲ岳山行に参加する。 真っ白なビーナスの丘を見てみたく楽しみにしていた山行だが天気予報はイマイチのようだ。 上級者が揃ったスキー山行、ちゃんと付いて行けるのか?腰は大丈夫か?など不安がよぎるが、、、。 【記録・メモ】 ■8:30現地集合だったが峠越えだし天候も読めないので4時過ぎに札幌を出発する。 ■道中天候も荒れることなくスムーズに進んだのでニセコ大橋駐車帯で時間を潰す。 ■それでも8時頃には現地に着いてしまった。車の中で滞在組を待つ。 ■滞在組と合流、お初のメンバーばかりなので顔と名前が一致しない。 ■メンバー揃って8:35にスキー場の駐車スペースを出発。 ■スキー場の中、トレースを辿って膝程度のラッセルを交代しながら進む。 ■進むにつれトレースも消え深さも増すが人数多いの安定して進んで行く。 ■832m峰に着くと太陽も顔を出し、「これ晴れるんじゃない」というにわかな期待が湧くが、無情にも天候は悪化していく一方。 ■総Lの判断でシャクナゲ岳を中止してチセヌプリにルートを変更する。 ■雪が吹き付ける中フードを被りハイクアップ。ラッセルで温まった体が吹き付ける風で急に冷えていく。 ■勾配がきつくなるとキックターンの回数が増える。我ながらヘタクソなターンに苦笑する。 ■新規メンバーとなる自分の冬山入門チェックの為にコンタ930mで全員ピットテストをする。 ■13回で0.6mに亀裂は入るがブロックが前にズレる程ではない、滑走はOKの判断。 ■この時にケンさんからシャベルを使わず周りを手で掘る簡易のピットテスト方法も教わる。 ■ピットテストがひと段落したときにゾンデ棒が見当たらないのに気付く、雪に差し込んで立てておかず寝かしていたので雪の中に沈んで埋まってしまったらしい、必死で周りを掘り返すが見つからない、ガックリだ_| ̄|○ ケンさんがピットテストの結果について色々講義してくれているが全然頭に入って来ない。ケンさんゴメンナサイ。 あきらめてシャベルをザックに仕舞いハイクアップの準備をする。 ■ピットテストを終え山頂を目指し再びハイクアップに入る。 ■ソロだったら、こうなる前に絶対に撤退しているが、今日はベテランや経験者多数なので大船にのった気分。 ■徐々に風が強くなり、ホワイトアウトの一歩手間の状態になる。 ■総Lの判断で山頂手前コンタ1,040mからシールを外して滑走となる。 ■11:40いざ滑走となるが滑る方向の見通しが効かない状態で少しビビる。 ■そんな中、他のメンバーはカッコ良くシュプールを描いていく、それを追いかけるように必死についていく。 ■新雪だが雪は重い感じでターンをすると腰が痛く踏ん張りが効かず、滑走の途中で頭から1回転して転ぶ。 ■コンタ950mぐらいまで下がってくると風も落ち着き出し視界も出てきて多少滑りを楽しむことが出来た。 ■各々シュプールを描きながらパノラマラインまで下る。 ■メンバーに付いて行くのが必至で気づかなかったがパノラマラインに着く頃には太陽がまた顔を出し振り返るとチセヌプリのバックは青空だった。 ■パノラマラインから再びシールを付けて850mポコまで上り返す。 ■女性CLしのさんが先頭でリードする。トレースがあるとはいえ早い早いグングン高度を上げて行く。それをを見上げながら「はぁはぁ」喘いで後を追う。 ■13:20、850mポコから滑走、みんな楽しそうに滑って行く、あれだけカッコ良く滑れれば楽しいだろうよ。 ■ケンさんがしのさんの滑りを見て「あれが優雅な滑りって言うんだよなぁ」と感心している。 ■痛めた腰が疲労からか悲鳴を上げ始めた。ターンの踏ん張りが効かず思い通り滑れない。折角の新雪の滑りなのに悔しい。 ■再びパノラマラインに下りて駐車場に向かうのだが、自動操縦で下れるかと思いきや傾斜が緩いのでポールで漕ぎながら進む。これが地味にしんどい。 ■計画変更はあったが、ほぼ計画の時刻14時に怪我無く全員無事下山した。 【後記】 ■反省会の際に総Lから「吹雪いてる時、風に向かう距離を短くして風を背負う距離を長くするルート取りを心掛けよう」との指導を受ける。名指しはされなかったが恐らく自分に対してと思われる内容だ。平常時に聞くと至極当たり前で理にかなっているのだが、経験が少なく、吹雪きで冷静さを失ってしまいメンバーに辛いハイクアップを強いてしまったのは大反省だ。 ■ゾンデ棒は伸ばしたら雪に差し込まないと消えてしまうことを実体験で学ぶ。もらったゾンデ棒だったので元手はかかってないが、買うと8,000円ぐらいする。今度は自分で買い直さないといけないので痛い出費となった(とほほっ)。 ■今回参加して、特に滑走面で他メンバーとの力量の差をすごく感じた。 ■山に近い田舎の生まれでなので、子供の頃周りの友達はみんなスキーが上手だった。人並みに山頂から山麓まで滑ってこれる技術はあったが上手な方ではなくむしろ下手っぴだった。比較されるのが嫌で学校の授業でしかスキーは滑らなかった。なので去年から山スキーを始めたが28年ぶりのスキーとなる。そして今回上級者と一緒に滑って幼少期に抱えていたコンプレックスが沸き起こって来たが、歳を年をとると羞恥心が薄れていくようで、比較されて恥ずかしいという気持ちより上手になりたいという向上心の方が勝っていることに自分でも不思議を感じる。どこまで上達するかはわからないが、恥も外聞も無く、とりあえず場数を踏んで食らいついて行こうと思っている。 ■現地解散後、噂のマッサンヒュッテが気になり写真を撮りに寄ったら、しのさんがコーヒーだけでも飲んでいきなと誘ってくれたので図々しくご馳走になる。中は広々して暖炉もあり山好きのロケーションとしては最高のベースキャンプである。羨ましい限りだ。

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