青春18きっぷも今日まで。昨年末に和気アルプスを訪れるための下調べをしながら、なんでか気になって仕方なかった熊山エリア。和気アルプスと線路を挟んで反対側、たくさんの山を繋ぐ、たくさんのコースがあるエリアです。 山塊の北部に山陰線、南部に赤穂線が走り、駅からアクセスできるコースも豊富。土地勘皆無なだけに悩みました。本当は和気駅まで歩いて、和気アルプスと繋げたかったけど、そちらの道は荒れている様子。 それなら乗ったことのない赤穂線をスタートにしようかなと香登駅へ。この赤穂線、本数が少なくて(ほぼ1時間に1本)、始発で向かっても10時スタート💦距離的にそれほど変わらないはずの和気駅は9時スタートできるので、熊山界隈でいうなら熊山駅が本当は使い勝手がよいのだと思います😅 香登駅から舗装路を15分ほど。ゴミステーション横の獣避け柵を開けて登山道に取り付きます。 冒頭から大谷山の分岐まで、おおらかな緩い傾斜で道幅も広く、下草もなく、日の燦々射し込む、本当によい道でした。歩いているだけですごく楽しい✨熊山までの距離的には香登駅から直登する高津山経由のコースなどのほうが短いのですが、そちらはやや岩がちだそうで、歩くだけハイク大好き!なわたしとしてはこのコース大正解😆 坂嶺山山頂手前の展望ポイントからの景色も、以降の景色とは角度が違ってここだけの風景だったし、本当に来てよかった!といきなりご満悦でした(笑) 大谷山は登りがやや急角度。登るぶんには行けますが、下りだと注意かもしれません。捕まるものも足がかかる石もあるので下れないことはないと思います。 熊山への登りは急に山麓公園の雰囲気に。丸太の階段を登っていくとまず広場に出ます。たくさんのベンチとテーブル、それから立派な木組みの展望台が。トイレもありました。ここからの景色も素晴らしかった~山から見る海大好きの民としては、遠く輝く瀬戸内海と島々がもう堪りません。まだ海との間に山いっぱいあるな…行かなな…😋 ここでまさかの出逢い。和気アルプスでお逢いし、そのときから気になっていた熊山のことをお聞きしたご夫婦がわたしに気づいてお声をかけてくださいました!お誘いに甘えてランチをご一緒に。この界隈の山に本当にお詳しくて、この日の下山路から、他の山やコースの情報まで、たくさん教えていただきました。ありがとうございました😊いつかまたわたしのプチ遠征の際にお逢いするような気がする…😁 ゆっくりお昼をとり、ご夫妻とお別れ。下山路情報もいろいろ仕入れて、どうするかな?と思いながらとりあえず熊山神社へ。狛犬様が備前焼!ご当地感ある風景はプチ遠征ならでは。 帰りのアクセスが楽になる熊山駅へのコースも大変魅力的でしたが…融通の利かない性格で💦悩んだ結果結局もともと予定していたとおり、医王山経由で伊部駅へ下ることに。 ここからちょっと自分でもよくわからない放浪をしています😅コースが無限にあるので、戻れる範囲で当たりをつけつつ時間を見つつ、面白そうな取り付きにアタックしていたので、特に景色が良いとかはないコース取り。 尺八山(登頂はしていません)周辺~宮山~医王山は、全体にテープはあるし、人の入っている気配もあるものの、それまでの道に比べると結構ワイルドな雰囲気で、倒木や落葉で道のわかりづらいところも多く、標識は一切ありません。YAMAPの地図にない分岐もいくつか。登山者とのすれ違いはゼロ。ちょっと初見ソロで歩く雰囲気ではなかったかな~😅本当に怖い!ヤバイ!となるようなところはありませんでしたが💦 でもこの医王山の手前に1ヶ所、眺望ポイントがありまして、ここからの景色もまたよかったです。この山域、眺望ポイント毎に見える景色の角度が変わるので、様々な風景が見られてステキ。 この眺望をご褒美に、ご夫妻にも聞いていた医王山の下りへ突入。ここがまあ下りにくい…!ザレ気味の砂っぽく取っ掛かりの少ない足元、支えにすることを悩む細っこい木、落ち葉。あー!となりながらじりじり下りました…何かを思い出す…あああれは山梨・雁ヶ腹摺山からの下山…辛い下りだった…似てるけど比べたらあっちのほうが辛かった…よし!わたしは下れる!頑張る!となったので経験はダイジ😅医王山山頂から墓地に着くまでほぼ↑のような下りなので、それなりに追い打ちかけてきます。下りニガテな方はご利用注意です😑 墓地に出たらここから伊部駅までも15分程度。香登駅はぼっとんのトイレがあるのみの駅でしたが、こちらは流石にカフェや備前焼展示室などを併設したきれいな駅でした。道中焼物屋さんや神社などあるので、1時間に1本の電車を待つ時間は潰せます。 10時スタートのプチ低山ハイクでしたが、まるで山深い山を歩いているような気分にさせてくれる広い山域は、また行きたいと思わせてくれる奥深さでした。龍神山を経由する弓削コースも景色がよいとのことなので、次はこれを絡めて訪れたいです。
香登駅。かがとえきです。難読…
一応この石碑があったので入ってよいのかと思うんですが…
個人さんの敷地っぽくてどきどき…一応正面に見える物置はゴミステーションのようなので、ある程度公共の土地なのかと思うんですが汗
取りつき
わ~何丁まであるんだろ~十丁くらい~?と思っていたら、とりあえず三十四丁くらいまではありました(それが最後だったのかはわからない)
たまに古そうなタイプも
気持ちのいい登山道です
坂根コースと呼んで正解なのかな?
十超えた記念。それどころじゃないほど続くんですが
晴れの国!
写真だとわからないですが、木々の向こうに大きな川がずっと見えていてそれもまたよし
山の…神様…?
ここの分岐で坂嶺山の山頂と巻道にわかれます。大した距離もないのでぜひ山頂へ!
山頂手前の眺望ポイント
水の豊かな土地ですね~
植生が変わりました
坂嶺山の山頂は特になにもありません(山頂標識があるだけでも十分)すでに標高が小野アルプスの最高峰を越えている
二十五丁。この古いタイプもそれほど古く見えないんだけど、全部作り直したならすごいなぁ
ここで大谷山山頂へ行くか巻くか分岐
山頂行ってみます
傾斜強め。登りはまあいいけど、下りは嫌かなぁ。でも医王山の下りよりマシかもなぁ
鉄塔の向こうに眺望
いろいろ行ける。熊山へ
急に公園の雰囲気に
ちょこっと舗装路に出てすぐに階段へ
えらく立派な倒木でした。通行にはまったく問題なし
ここから遺跡ムード
公園。ここで和気アルプスのご夫妻と再会。嬉しかったなぁ
河と山の向こうに海があります(写真だとわからないな…)
瀬戸内海の風景って海の景色のなかでも特にきれいに感じる…
噂のやつ。違和感しかなくて、見つけた最初の後世の人はビックリしたろうな
ということです
熊山神社へ
階段の奥に鳥居
熊山神社
狛犬様が備前焼です
めずらしい…信楽でもやったらいいのに…(狛タヌキくらいはすでにいそう)
YAMAP見ていても、結構荒れていたり藪になっている道もあるみたいですね
駐車場。ここから熊山展望台はすぐ。初日の出目当ての人で結構混むみたい。そりゃあそうだよなあ、あの海の景色から初日の出…最高…
香登あっち…?混乱。体内方位磁針のないタイプの人間です。確かここでひとり見て以降、ひとりも人とあわなかった
ちょっと雪残り
三角点を探して
熊山三角点
歩きやすいきれいな道ですが、人はいません
舗装路と山道を繰り返し
気になったんですが~~なんとなくスルー。行けばよかったな…
標識はまったくないけどテープはぽつぽつ
この橋は無理だ!!!というわけで横を下って登る
大滝上山。YAMAPに山頂マークなし
舗装路へ
カーブの先端から山へ。ここから宮山までがこの日のコースの中では一番、ん?ってなるところ多かったです
踏んでみると人の踏んだあとってわかるんですが、見た目にわかりにくい
鉄塔の奥に続き
木々の隙間から
なんでしょう、明るいし明瞭なんだけど、往路に使った道ほどの安泰感はないというか。自分が復路ではよ帰ろーっていうほうに気持ちが向いているだけかもしれません
医王山手前の展望ポイントから
こんな場所
ここ本当に景色がよかった
奥の塩か氷の塊みたいな島はなんでしょう…?地図で見てもよくわからない…前島?黄島?小豆島?
海ってどうしてこう魅せられるんだろう
山側
新幹線の線路。その向こうに赤穂線の線路がある
医王山
このへんはまだ大丈夫
ここ下りにくかった
それなりの急傾斜で、落ち葉とザレのスリップ下り
ここまで来ればあと少し
ここに出ます。これ逆道の場合、見つけるの難しすぎる
ステキマンホール
〇〇富士になれそう
履掛神社
こちらも狛犬様が備前焼
備前焼の郷
織部と伊部の伊部ですよね。山あるいてると、もうちょっと学校の勉強に興味を持って学んでおくべきだったと思うのよ…
無事使い切りました。自宅最寄の駅はほぼ無人のようなものなので、いつも出先のスタンプ押してもらえるのが嬉しい