新年初登り　冬の蓼科山

360度の絶景を求めて冬の蓼科山へ。 全国的な冷え込みが予報されるなか、防寒を固めて早朝6時より登山開始。 七合目登山口までの道中は冬季閉鎖中ということで、女神湖から山頂までのコースタイムは往復8時間。 日帰りの行程だが、前後に宿を確保して万全のコンディションで臨んだ。 ここからアプローチする登山客の姿は他には見えず、昨日までのトレースも残されていなかったことから、道中の苦労を確信。 折れそうになる心を奮い立たせて、山頂を目指した。 途中、美しく雪化粧された景色に感化され、何度も写真を撮影するも、手袋を外す手が凍て付き、長くは耐えられない。 蓼科山荘までの1キロはプチラッセルが続き、体力的にも堪え、とても長く感じられた。しかし、いま思えばこれが冬山の試練であり醍醐味であった。 山荘で一休みしたあと、山頂まで一気に登りつめるも、あまりの寒さに早期の離脱を決意。 防寒を強化したのち、ひと通りの景色と雰囲気を堪能し、来た道を戻った。 360度のパノラマを堪能することは叶わなかったが、再度トライすることを心に決め、蓼科山を後にした。