【山登りメモ#78】ブランチ登り〜武田山 2/3

今日は登りながら奈良の金峯山寺で千日回峰行、四無行（10日間、飲まず、食わず、寝ず、横にならず）を果たした、塩沼亮潤さんの講演を聴きながら歩みを進めました。 https://youtu.be/J1F0mAcEDko 体調が悪いか最悪かの毎日を48キロ、1700mの山を一年120日、それを9年続け1000日の行を行います。 死と隣り合わせの行。 唯一の決まりは、もし行を断念するときは手持ちの短刀で自ら腹を切ること。 尋常ではありません。 己を見つめかえる旅路です。 しかし、その過程で考えたことは極普通のことだと塩沼氏は語ります。 生きていることへの感謝。 食べられることへの感謝。 親への感謝。 … 限界をみるとそんな感謝の心に包まれる。 「ありがとう」 「すみません」 「はい」 毎日口にするこの単純な3つの言葉にどのぐらいの気持ちを込められているか。 人生に大事なことはただそれだけです、と語ります。 人はどうしても、自分ではどうしようもないこと悩み、過去を悔やみ、未来を憂います。 しかし、いまこの時を、己を見つめ生きることしかできません。 生かされている。 そんな気持ちをもって歩んでいくべし。 そんなメッセージを感じました。 尊敬と敬意。 謙虚さ。 感謝。 忘れずに行きたいと思います。 今日も皆様、良い1日をお過ごしください。