木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山-2021-01-01

2021.01.01(金) 2 DAYS

注意情報

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チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 39
休憩時間
1 時間 29
距離
12.2 km
のぼり / くだり
1767 / 112 m
15
1 29
4 27
DAY 2
合計時間
6 時間 50
休憩時間
2 時間
距離
7.7 km
のぼり / くだり
261 / 1367 m
2 20
43
13

活動詳細

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数年に一度の大寒波の影響で九州出発が一晩遅れて山行計画を大幅に変更。「木曽駒~空木」の縦走をやめ「蛇腹沢登山口~伊那前岳~木曽駒~宝剣」へと変更。 【1日目】雪・-7°C~-16°C・5m/s~15m/s・7時間 駒ヶ根SAで車中泊し、バスの時間に合わせ、菅の台バスセンターへ移動。ロープウェイ行きバスにのり北御所登山口下車。装備を整えて出発。林道で2パーティとすれ違う。一組はうどん屋峠まで、もう一組はその少し先までで撤退したそうだ。稜線の風が心配で諦めたようである。 撤退したパーティーのトレースはあるが根雪で滑るのでうどん屋峠でクランポンに履き替える。 2300mを越える頃から太股までのラッセル。トレースはない。スノーシューに履き替え。 2500mの森林限界まで進みキャンプ。夜間は風がやみ星もでる。 【2日目】吹雪・-15°C~17°C・10m/s~25m/s・8時間 朝から吹雪。視界は殆どないと言うか目を開けられない。腰までのラッセル。荷が軽いのでダブルラッセルまではいかない。1時間程で森林限界をこえ吹きさらしとなる。ここで妻の15年以上使ったスノーシュー(MSR)のバックルが破損。まだ日本に正式に入って無かった頃REIで輸入したものだ。今では定番になっているが、当時は白い目で見られていた。 仕方なくクランポンに履き替える。這松の上の雪がクラストし1歩毎に太腿までズボりだす。3割這松・6割雪面といった感じ。2700m手前の這松帯で10分止まり3分動く状態になる。風は25m/s以上の突風が吹き荒れ、まつ毛が凍りつき目が空かなくなってきた。45Kgしかない妻は容赦なく吹き飛ばされる。 あともう少しで伊那前岳を越え宝剣山荘に逃げ込める場所だがここで撤退をきめる。 1日半かけて登ったトレースを引き返す。下りだすと結構な道のりだ。最終のバスの時間に間に合うように早足でくだる。余裕で間に合った。 【備忘録】 ▼聡美12.3kg(ウェアー・食料・空ボトル・クランポン含む。スノーシュー・アックス・ブーツ除く) ▼育美14.6kg(同上) ▼ガス(250g)2人・2日で110g消費 (夜)ラーメン2人前・コーヒー200㎖・スープ200㎖・水450㎖ペットx2本・空焚き15分 (朝)ラーメン1人前・お湯300㎖ ▼テントはエスパースマキシムⅩソロで2人の生活は少々きびしかった。せめて2人用じゃないと。狭すぎて生活に時間が掛かりすぎる。食事等に1.5倍の時間がかかる。700gふやしてエスパースナノ4~5人用のほうがはるかにGood。 ソロXは冬用吹き流しがほしい。 ▼冬山必須重要装備(クランポン・スノーシュー・ブーツ・グローブなど)は必ず事前チェック!! 今回は中央アルプスということで少々なめてた。スノーシュー(わかん)無しで、這松帯+強風でクランポンでは長距離は稼げない。 ▼フィントラックのオーバーミトンは完璧! 極寒強風でもヌクヌク ▼テント撤収時に足が冷たくなったが、行動中は強風下(20m/s・-17℃)でもさほど冷たくなかった。スノーシューを履いてるときは、止まると冷たくなったが耐えられる程度、クランポンに履き替えると冷たさ感じず。 ▼2日目極寒強風での行動に備えてウェアリング。ウェアリングだけを見ると8時間以上の行動も充分できる。 〈下〉クレーターメッシュタイツ+ユニクロパンツ+ダウンパンツ+シェル+ファントムプロ 〈上〉クレーターメッシュアンダー+メリノニット+モンベルトレールアクションパーカ+ユニクロウルトラライトダウン+シェル+テムレス+ファイントラックオーバーミトン ▼夜はラーメン1コ/人。柿の種小袋2人で1袋。 ▼朝はラーメン半コ/人だったがこれは予定外。試しに作ってみた。良くない。時間かかるし燃料もったいない。ブルボンベークドチーズケーキ良い。 ▼行動食は定番のバランスパワー4袋(400Kcal)でOK。聡美のぬれ煎餅(個包装)も食べやすくてOK! (1日目)バランスパワー3袋・飴黒糖2個、イチゴミルク2個(絞り包装よかった)、就寝中ブルボンベイクドチーズケーキ1本食べる (2日目)バランスパワー2袋・ベルギーワッフル(聡美からもらう)1個、飴黒糖2個 ▼クエン酸粉末500㎖用使用せず ▼サーモスは900ml1本/2人より600ml/1人とすべき。ラーメンも作りやすいし、行動中は1本ソックスで保温温存、1本昼から用。午前中は胸ポケットの450mlペット(ふにゃボトルNG、ホースNG)の水。胸の水は3時間で凍結。 ▼ヘッデンはリチウムで3日OK。但し生活のみ。 ▼ヘルメット要らん。ロープ2600m以高で使用。危険箇所は無いが風で飛ばされるのを防ぐ。 ▼ワンドは必要無いと思う。マーカーテープはあった方がよい。 ▼サーマレストロール120cmのみだったが10cmたらず肩が寒かった。夜半にその10cmにテムレス+オーバーミトンをしく。5㎜テントマットがあれば良かった。無くてもなんとかなるが。 ▼スリーピングバッグは聡美イスカ500+ゴアカバー、育美モンベル#7+エスケープビビィでちと寒い ▼ネックゲイター(厚)2枚持つが1枚使用せず ▼テムレス予備(インナーにフリース中厚セット)持つが使用せず。ただし持っていくべき、インナー必要なし ▼NFアルパインソックス+硫酸アルミニウム薄ソックス  ほとんど濡れず、夜は拭かずにウールソックスに履き替えられた。寝るときはモコスケ+ウールソックス厚 ▼スマホ1日で100%⇒65%(聡美のは電源OFFで温存)   (行動中/フライトモード)カメラ、ジオグラ、YAMAP、ビデオ (テント内/電波)天気予報、メール、ヤマテンなど ▼スマホ充電でバッテリー(赤)残量4LED⇒3LED

動画

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