活動データ
タイム
08:28
距離
21.9km
のぼり
1883m
くだり
1883m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る介山荘の朝食の時刻は遅かった。 新年最初のご来光を拝み、小屋に戻ってからの朝食、その後下山準備をして出発する時には既に8時になっていた。 気持ちとしては車を停めた丸川峠に10時には到着したい。 そこから雲取山の登山口になる「小袖乗越駐車場」まで1時間はかかる。 実は、その近くにある温泉「小管の湯」でサッパリした後昼から雲取山へ・・なんて目論んでいたのだ。が・・ 丸川峠駐車場に下りてきたのは予定より1時間も遅れて11時 登山口から雲取山荘までは10.5kmほど。 到着時刻を考えると12時には登山開始しなければならない。 ヤバい、風呂どころかお昼を食べる時間すらない。仕方ない、諦めよう。 車で移動する道中、何か売ってる店は無いものかとカメレオンの目になって探しながら移動する。 峠道を下っているときに山積みのプラケースが目に入る。「ん!?あのケースは酒屋か??」 思わず急ブレーキ、Uターン・・余程よく見ないと気付かないこじんまりとしたお店がそこにあった。 店前の自販機にはビールは無い。中に入り「こんにちは~~~」と声をかけると、奥からお店の人が出てきてくれた。 冷蔵シューケースを開け見てみると、なんと、350缶ビールが1本のみ・・「もうビールはそれしか残ってないのよ~~」 マジか??さては主、自分で飲んだな(o¬ω¬o) 幸い、レモンチューハイが何本か有ったので500lmを2本追加購入して、登山口駐車場へと急ぐ。 現地合流の富山の彼にドリンクGET出来たか聞いてみると、やはりあの店には気づかなかったらしい。 そうか、それならばもう2本くらい買っておけばよかったかも? とりあえずみんな揃って午後の部スタートとなる。 この日も昨日同様雪は殆ど無い。樹林帯のトレイルをひたすらダラダラと登っていく。 途中までは変化の無い、あまり楽しくない山道だった。 しかし、午前中に8kmほど歩いて、昼からの10.5kmはそこそこの距離である。 頑張らねばなるまい。 何度目かの休憩の後、3人は巻道へ、私は直登のコースをチョイス。 YAMAPのマップ上では赤線マークは無かったが先で合流してるようだったのでそこで落ち合うだろう。 安易にそう思いながら登っていく。合流地点で暫く待ってみたがいっこうに来る気配がない。 止ってると寒いのでゆっくり目に歩き出す。 七ッ石小屋を過ぎるとまた「巻道から雲取山へ」と「七ッ石山を経て雲取山へ」の分岐が出てきた。 ちょうど七ッ石山の方から女性のソロハイカーが下山してきたので、私の仲間とまだ遭遇していないことを確認してから、後から男3人グループが来るので七ッ石山方面に行ったと伝えて欲しいとお願いし、先へ進むことにした。 神社で今年の安全祈願をし七ッ石山登頂 風は無く日差しもたっぷりであまり寒さを感じないで居れたので暫く山頂で待っていたが、やはり3人が現れる様子は無い。持っていた双眼鏡で雲取山方面を眺める。山頂に立派な小屋が見えた。 「あれが雲取山荘か??」 地図では山頂を越えてまだ先なのでここから見えるはずもない。 「避難小屋かなぁ・・立派過ぎるが・・」 そんなことを思いながらそこから続く稜線の道をず~~~~っと手前まで視線を落としていく・・ 「ん!!??うわ、なんてこった。あんなとこ歩いてるがな」 3人は肉眼では見えない程、先の方を歩いていた。 「やられた、そのまま巻道行ったんかぁ・・」 慌ててザックを背負い、追いかける。 あの距離ではもう絶対追いつかないだろう。 そう思っていたが、3人は途中で休憩を取っていたらしく運よく追いつくことが出来た。 再び合流して4人で山頂を目指す。 見えていた小屋はやはり避難小屋だった。 その横に雲取山の山標が有るが、若干貧相だ。地図で確認すると山頂はここではなくもう少し先だった。 この先を書こうと思いながら気付く、「相変わらず写真とコメがダブってるな」と。 なのでこの先は写真でお願いします。 雲取山荘に着いてちょっと他の山と違うと思ったのは、靴である。 がっつりな登山靴ではない靴がそこそこ多い。 確かにここならスニーカーでもそれほど問題なく来ることが出来るトレイルだった。 チェックインを済ませ部屋に入ると介山荘と違いこちらは4人一部屋だった。広さは十分すぎるほどある。 そしてありがたいことに暖かい炬燵が置いてあった。 もちろん、さっそく乾杯である。 やっぱり担ぎ上げた3本では足りない。山荘でさらに買い足し宴は続く。 夕食を終えた後もまだ宴は続くのだが、飲んで食べると睡魔を我慢することが出来ない私はいつしか意識を失っていた。 ふと気付くと皆思い思いに炬燵に脚を入れた状態に布団を敷き爆睡体制になっている。 山での夜は早い。朝も早い。 いつもと違う時間配分に「こんな早い時間に寝れるか!?」って思うが速攻で馴染んでいるようにも思う。 とりあえずこの年末年始もいい天気に恵まれ最高の2泊3日山行を終えることが出来た。 満足の元帰阪する。 そして家に帰りついた1月2日、ザックの中身を入れ替え着替えを済ませた私は再び長野へと車を走らせるのである。
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