山頂標が二つある雲取山

2021.01.01(金) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 38
休憩時間
13
距離
10.8 km
のぼり / くだり
1478 / 375 m
8
1 14
40
20
28
1
16
11
14
DAY 2
合計時間
3 時間 50
休憩時間
30
距離
11.0 km
のぼり / くだり
403 / 1508 m
15
10
1
29
17
50
7

活動詳細

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介山荘の朝食の時刻は遅かった。 新年最初のご来光を拝み、小屋に戻ってからの朝食、その後下山準備をして出発する時には既に8時になっていた。 気持ちとしては車を停めた丸川峠に10時には到着したい。 そこから雲取山の登山口になる「小袖乗越駐車場」まで1時間はかかる。 実は、その近くにある温泉「小管の湯」でサッパリした後昼から雲取山へ・・なんて目論んでいたのだ。が・・ 丸川峠駐車場に下りてきたのは予定より1時間も遅れて11時 登山口から雲取山荘までは10.5kmほど。 到着時刻を考えると12時には登山開始しなければならない。 ヤバい、風呂どころかお昼を食べる時間すらない。仕方ない、諦めよう。 車で移動する道中、何か売ってる店は無いものかとカメレオンの目になって探しながら移動する。 峠道を下っているときに山積みのプラケースが目に入る。「ん!?あのケースは酒屋か??」 思わず急ブレーキ、Uターン・・余程よく見ないと気付かないこじんまりとしたお店がそこにあった。 店前の自販機にはビールは無い。中に入り「こんにちは~~~」と声をかけると、奥からお店の人が出てきてくれた。 冷蔵シューケースを開け見てみると、なんと、350缶ビールが1本のみ・・「もうビールはそれしか残ってないのよ~~」 マジか??さては主、自分で飲んだな(o¬ω¬o) 幸い、レモンチューハイが何本か有ったので500lmを2本追加購入して、登山口駐車場へと急ぐ。 現地合流の富山の彼にドリンクGET出来たか聞いてみると、やはりあの店には気づかなかったらしい。 そうか、それならばもう2本くらい買っておけばよかったかも? とりあえずみんな揃って午後の部スタートとなる。 この日も昨日同様雪は殆ど無い。樹林帯のトレイルをひたすらダラダラと登っていく。 途中までは変化の無い、あまり楽しくない山道だった。 しかし、午前中に8kmほど歩いて、昼からの10.5kmはそこそこの距離である。 頑張らねばなるまい。 何度目かの休憩の後、3人は巻道へ、私は直登のコースをチョイス。 YAMAPのマップ上では赤線マークは無かったが先で合流してるようだったのでそこで落ち合うだろう。 安易にそう思いながら登っていく。合流地点で暫く待ってみたがいっこうに来る気配がない。 止ってると寒いのでゆっくり目に歩き出す。 七ッ石小屋を過ぎるとまた「巻道から雲取山へ」と「七ッ石山を経て雲取山へ」の分岐が出てきた。 ちょうど七ッ石山の方から女性のソロハイカーが下山してきたので、私の仲間とまだ遭遇していないことを確認してから、後から男3人グループが来るので七ッ石山方面に行ったと伝えて欲しいとお願いし、先へ進むことにした。 神社で今年の安全祈願をし七ッ石山登頂 風は無く日差しもたっぷりであまり寒さを感じないで居れたので暫く山頂で待っていたが、やはり3人が現れる様子は無い。持っていた双眼鏡で雲取山方面を眺める。山頂に立派な小屋が見えた。 「あれが雲取山荘か??」 地図では山頂を越えてまだ先なのでここから見えるはずもない。 「避難小屋かなぁ・・立派過ぎるが・・」 そんなことを思いながらそこから続く稜線の道をず~~~~っと手前まで視線を落としていく・・ 「ん!!??うわ、なんてこった。あんなとこ歩いてるがな」 3人は肉眼では見えない程、先の方を歩いていた。 「やられた、そのまま巻道行ったんかぁ・・」 慌ててザックを背負い、追いかける。 あの距離ではもう絶対追いつかないだろう。 そう思っていたが、3人は途中で休憩を取っていたらしく運よく追いつくことが出来た。 再び合流して4人で山頂を目指す。 見えていた小屋はやはり避難小屋だった。 その横に雲取山の山標が有るが、若干貧相だ。地図で確認すると山頂はここではなくもう少し先だった。 この先を書こうと思いながら気付く、「相変わらず写真とコメがダブってるな」と。 なのでこの先は写真でお願いします。 雲取山荘に着いてちょっと他の山と違うと思ったのは、靴である。 がっつりな登山靴ではない靴がそこそこ多い。 確かにここならスニーカーでもそれほど問題なく来ることが出来るトレイルだった。 チェックインを済ませ部屋に入ると介山荘と違いこちらは4人一部屋だった。広さは十分すぎるほどある。 そしてありがたいことに暖かい炬燵が置いてあった。 もちろん、さっそく乾杯である。 やっぱり担ぎ上げた3本では足りない。山荘でさらに買い足し宴は続く。 夕食を終えた後もまだ宴は続くのだが、飲んで食べると睡魔を我慢することが出来ない私はいつしか意識を失っていた。 ふと気付くと皆思い思いに炬燵に脚を入れた状態に布団を敷き爆睡体制になっている。 山での夜は早い。朝も早い。 いつもと違う時間配分に「こんな早い時間に寝れるか!?」って思うが速攻で馴染んでいるようにも思う。 とりあえずこの年末年始もいい天気に恵まれ最高の2泊3日山行を終えることが出来た。 満足の元帰阪する。 そして家に帰りついた1月2日、ザックの中身を入れ替え着替えを済ませた私は再び長野へと車を走らせるのである。

雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 駐車場から少しロードを歩きここから登山道に入る
駐車場から少しロードを歩きここから登山道に入る
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 トレラン向きの緩やかな登り道である。あまり変化の無い道に「つまらーーん」とか言いながら歩いてると看板が目に入る・・
トレラン向きの緩やかな登り道である。あまり変化の無い道に「つまらーーん」とか言いながら歩いてると看板が目に入る・・
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 途中までこの看板に気付かなかったが、読んでみるとここで風呂に入って疲れを癒したとある。
ホントか??水はどうしたんだ?運んだのか??疑問は多いが先に行こう。
途中までこの看板に気付かなかったが、読んでみるとここで風呂に入って疲れを癒したとある。 ホントか??水はどうしたんだ?運んだのか??疑問は多いが先に行こう。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 次の看板が出てきたので又読んでみる。すると、さっき風呂に入って休憩したのに760m歩いただけでまた鎧兜まで脱いで休憩したみたいだ。歩く気あるのか??しかも歩き出そうとするといきなり悲劇だと??
いったい何が起こったんだ??
気になる・・たった50m先で起きた悲劇が気になるぞ。
次の看板が出てきたので又読んでみる。すると、さっき風呂に入って休憩したのに760m歩いただけでまた鎧兜まで脱いで休憩したみたいだ。歩く気あるのか??しかも歩き出そうとするといきなり悲劇だと?? いったい何が起こったんだ?? 気になる・・たった50m先で起きた悲劇が気になるぞ。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 なんてこった・・風呂に入って疲れを癒しそこから760m歩いただけでまたガッツリ休憩したにもかかわらず、そこから50m歩いただけで将門の妻が自害だと??この短距離の間に疲れなどあろうはずもない。これは間違いなく恋のもつれと見た。平将門は間違いなく別の女性を愛してしまったのだな。それに気づいた妻が自害したにも関わらず、弔うことも無く先に行ったのだろう
なんてこった・・風呂に入って疲れを癒しそこから760m歩いただけでまたガッツリ休憩したにもかかわらず、そこから50m歩いただけで将門の妻が自害だと??この短距離の間に疲れなどあろうはずもない。これは間違いなく恋のもつれと見た。平将門は間違いなく別の女性を愛してしまったのだな。それに気づいた妻が自害したにも関わらず、弔うことも無く先に行ったのだろう
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 と、物語は勝手に出来上がるも、ここ七ッ石小屋で現実に引き戻される。 収容人数も少なく素泊まりのみ
と、物語は勝手に出来上がるも、ここ七ッ石小屋で現実に引き戻される。 収容人数も少なく素泊まりのみ
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 七ッ石神社に着いた将門の頭には自害した妻の事など片隅にも無くここで祈願してから武蔵の国へ向かったそうだ。この場所に7体の影武者の藁人形を残して。
余程うまく作られたのだろう。その藁人形を将門だと騙された秀郷が矢を射ると藁人形は7体の岩に化身したらしい。
七ッ石神社に着いた将門の頭には自害した妻の事など片隅にも無くここで祈願してから武蔵の国へ向かったそうだ。この場所に7体の影武者の藁人形を残して。 余程うまく作られたのだろう。その藁人形を将門だと騙された秀郷が矢を射ると藁人形は7体の岩に化身したらしい。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 その七ッ石神社である。
鐘が有ったので、鳴らしてみた。
この音が聞こえないかな??
おっと、山の安全祈願も忘れずに。
その七ッ石神社である。 鐘が有ったので、鳴らしてみた。 この音が聞こえないかな?? おっと、山の安全祈願も忘れずに。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 影武者の藁人形が変化した七つの大きな岩を越えると
影武者の藁人形が変化した七つの大きな岩を越えると
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 山頂に着いた。パンを食べながら暫くみんなを待つことにする。
山頂に着いた。パンを食べながら暫くみんなを待つことにする。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 山頂らしき場所に小屋が見える。
山頂らしき場所に小屋が見える。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 いい天気だ。富士山も良く見える。
双眼鏡であちこち見ていたが・・
いい天気だ。富士山も良く見える。 双眼鏡であちこち見ていたが・・
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 雲取山方面から下へ視線を落とすと・・3人が歩いていた。
めっちゃ先行かれてるがな( ̄▽ ̄;)
雲取山方面から下へ視線を落とすと・・3人が歩いていた。 めっちゃ先行かれてるがな( ̄▽ ̄;)
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 この後、将門の物語は38歳の若さで敗死に至るまでのことも書かれていたが、3人に追いつかなければならない私にその物語を読み進める余裕は無かったのである。
この後、将門の物語は38歳の若さで敗死に至るまでのことも書かれていたが、3人に追いつかなければならない私にその物語を読み進める余裕は無かったのである。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 途中休憩をしていた3人にどうにか追いつき安堵することが出来た。
七ッ石山頂から見えていた建物はこの避難小屋だった
途中休憩をしていた3人にどうにか追いつき安堵することが出来た。 七ッ石山頂から見えていた建物はこの避難小屋だった
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 中もかなり綺麗で立派な作りである
中もかなり綺麗で立派な作りである
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 その小屋の横に雲取山の名標がある。
しかし、「山梨百名山」と書いてある。
実は雲取山の山頂は東京と埼玉の県境であり山梨県にはかかっていないのだ。なので山梨県も県境に位置するこの場所に山梨県独自の名標を立てたのではないだろうか
その小屋の横に雲取山の名標がある。 しかし、「山梨百名山」と書いてある。 実は雲取山の山頂は東京と埼玉の県境であり山梨県にはかかっていないのだ。なので山梨県も県境に位置するこの場所に山梨県独自の名標を立てたのではないだろうか
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 三条の湯までどれくらいの距離なのかはわからないがそこに行けば風呂に入れる。
三条の湯までどれくらいの距離なのかはわからないがそこに行けば風呂に入れる。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 そして日本百名山の雲取山山頂である。
そして日本百名山の雲取山山頂である。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 三角点もしっかり
三角点もしっかり
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 逆光で上手く撮れないが、それでも今回2座目の百名山GETに感激である
逆光で上手く撮れないが、それでも今回2座目の百名山GETに感激である
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 山頂から暫く下って立派な佇まいの雲取山荘が見えてきた
山頂から暫く下って立派な佇まいの雲取山荘が見えてきた
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 玄関で記念撮影
セルフタイマーなのにピンがあまいな・・
玄関で記念撮影 セルフタイマーなのにピンがあまいな・・
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 中もとても綺麗である。
中もとても綺麗である。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 目の前から東京の夜景を見ることが出来たが三脚無しでは上手く撮ることが出来なかった
目の前から東京の夜景を見ることが出来たが三脚無しでは上手く撮ることが出来なかった
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 赤い月はこの時期にしか見ることが出来ないらしい。これも何枚もトライしてみたが手振れが酷い
赤い月はこの時期にしか見ることが出来ないらしい。これも何枚もトライしてみたが手振れが酷い
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 朝食が5時半なのはありがたい。食べ終わってから出発しても山頂でご来光を見ることが出来る
朝食が5時半なのはありがたい。食べ終わってから出発しても山頂でご来光を見ることが出来る
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 既に東京方面の空は明るくなっている。朝だというのにネオンも多い
既に東京方面の空は明るくなっている。朝だというのにネオンも多い
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 小屋に別れを告げ、また雲取山へ登っていく
小屋に別れを告げ、また雲取山へ登っていく
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 昨日よりも富士山の雪が増えてる気がした
昨日よりも富士山の雪が増えてる気がした
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 東京湾上空は昨日同様、雲の層が水平線のようになっていた
東京湾上空は昨日同様、雲の層が水平線のようになっていた
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 朝日に照らされながらの1枚
昨日よりもやはり映えている
朝日に照らされながらの1枚 昨日よりもやはり映えている
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 生まれたての太陽をそっと掴んでみる
生まれたての太陽をそっと掴んでみる
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 朝日に照らされた山の凹凸が綺麗だ
朝日に照らされた山の凹凸が綺麗だ
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 昨日端折ったので今日は拾いに寄った。
昨日端折ったので今日は拾いに寄った。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 そろそろ富士山にも別れを告げ
また樹林帯に潜って行く
そろそろ富士山にも別れを告げ また樹林帯に潜って行く
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 無事下山完了 ねずこの着物の旗で記念撮影
無事下山完了 ねずこの着物の旗で記念撮影

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