活動データ
タイム
03:35
距離
4.8km
のぼり
749m
くだり
118m
活動詳細
すべて見る2020年まさかの年だったが、1年が終えた。 今年の正月休暇、どうやら年越しは寒波で諦めるしかなく、それでも山に行きたいと考えていた。 この天気模様は毎年で、いつも一日一晩だけ、晴れがあるかどうか。 年末12/30からは、冬型荒れ模様の予報に、その前に一時の晴れ間を楽しもうと計画。 思い上がったのは、ここ数年年末訪れている、遠見尾根だ。 いつもは相棒と忘年登山としているが、今年は一人登り納め。 五竜白岳まで行きたいところだが、西遠見を目的地として、今季最初の雪山幕営を楽しめればいい。 天気が良ければ、神々しい五竜・鹿島槍の展望に期待して訪れることにした。 エイブル白馬五竜(エスカルプラザ)から、ゴンドラ・リフトを乗り継いで、スノーハイクスタート。 リフト乗り場の女性から、今日はまだ誰も入ってませんよと笑顔で見送ってもらう。 白馬村上空は青空が見えるが、後立山は雪雲の中。まずは小遠見山を目指す。 登り始めは前日のトレースがしっかり残っており、ラッセルをせずに済んだ。 尾根に出ると、風が強く、トレースが無くなっており、所々ラッセルとなるが、スノーシューで登り詰める。 雪煙舞う強風に煽られながら、小遠見へ。そこから雪が舞う中、中遠見、大遠見、そして西遠見と、登り下りを繰り返して予定の幕営地に到着。途中、雪山らしい天気のため、写真は無しで登りに集中。 毎年、大学山岳部や、何方かの山岳会の人たちと遭遇するが、今年は3パーティーのベースキャンプがあった。途中、この辺でいいかなと思ったらテントがあって、結局、真っ白な中を尾根の端まで歩くことになった。視界も無く、雪が次第にちらつき始めてきたため、急いで整地し、テントを広げて、テント内でのんびり過ごすことに。 水作りしながら、担ぎ上げたウヰスキーをホットで。身体を温め、シュラフで暖を取る。日没前に、早めに夕飯を楽しみながら、雪山テント生活を満喫していたが、陽が落ち始めたころから天候が急悪化し。 テントを雪と風が打ち付ける暴風雪に、不安な時間を過ごした。 ちょっとヤバイかな、、、テントが倒壊しそうな中、完全防備に着替えて排雪と雪壁工事。シェルのスカートやフード隙間から叩きつける雪が入り込みキツイ作業、20分程度で諦めてテントに逃げ込んだ。 爆風雪に薄皮1枚で安全確保してくれる長年相棒のテントを手で支えながら回復を待つ。夜9時辺りで風向きが徐々に変わり、強風程度に落ち着いてきたことにホッとしてシュラフに潜り、翌朝の好天を願って、いつの間にか眠りに落ちていた。 そして夜も更け、長い一日が終えようとしていたころ、静かな月夜の明りでふと目が覚めて、、、 1日目で長くなった、、、翌朝からの記録後編は後日に。。。 ※厳冬期は、厳しい山行になると思われます。適期は残雪期、ご利用は計画的に。 ◆装備メモ◆ テント:アライ2P+冬用フライ 寝具:冬シュラフ(イスカ)+エアマット(NIMO) 道具:スノーショベル(LIFELINK) 靴:冬靴(スポルティバ)+ロングゲーター(OR)+スノーシュー(MSR) ※アイゼン、ピッケルは使わず 衣類(上):ハードシェル(ミレー)+ソフトシェル(ファイン)+フリース(BD)+厚手ウールロング(モンベル)+アンダー(ファイン) 衣類(下):ソフトシェルパンツ(ASTRI)+厚手ウールタイツ(モンベル) 防寒:ダウン+ダウンパンツ+ダウンシューズ+ニット帽、テムレス、ソフトシェルグローブ ※バラクラバ、厳冬用グローブは使わず ◆食事メモ◆ 昼:水作りながら、お摘みとウヰスキー 夕:ステーキ、ホットウヰスキー、ふなぐち 朝:カップヌードル、甘味と紅茶 ◆下山後メモ◆ 風呂:天神の湯、露天から五竜~白馬一望でゆったり 寄り道:天神清水、長野のツルヤ、櫻井(酒屋) ◆そのほか◆ スキー場は十分な積雪、北アルプスは例年より雪は少な目、気温は去年より高め
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