【唐櫃越(からとごえ)】みすぎ山・沓掛山〜松尾山へ。敵は本能寺にあり⁉️敵は疲労でした😂

2020.12.21(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 50
休憩時間
54
距離
16.5 km
のぼり / くだり
971 / 1021 m
56
22
1 21
2
34

活動詳細

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本能寺の変のとき、明智光秀が亀岡から京へ攻め入るのに用いたルートの一つとされているのが唐櫃越(からとごえ)です。明智次右衛門の率いる隊が通ったとのことです。 この道は古くから山城国と丹波国をつなぐ道として利用されてきたようです。 ちなみに今年の夏に歩いた明智越のルートを光秀本人が、老ノ坂を明智秀満が通ったと言われています。 ※諸説あります。 今日は電車利用です。 JR嵯峨野線・馬堀駅をスタート。ゴールは嵯峨野線・嵯峨嵐山駅です。 JR馬堀駅から東へ進むと鵜ノ川の堤防に出合います。川沿いを少し遡上し篠町山本の集落に沿う形で左折すると、みすぎ山の登山口へと続く道に入ります。暫く緩やかな坂道を登ったところに唐櫃越への入口がありました。 道は鉄塔巡視路としても使われているようですが、古道を感じさせる掘り割れた箇所も出てきます。 稜線へ上がると間もなくで、みすぎ山の山頂へと到着しました。ここは高圧鉄塔があり好展望地です。南にポンポン山などの山並み、南西に亀岡ニュータウンの街、そして北には愛宕山が望めます。 山頂部に雲を携えた愛宕山は、薄っすらと白くなっていました。 みずき山を過ぎるとしばらくで林道へ出ます。残念ながら林道歩きは延々と続くのです。退屈しのぎに側にある標高点に立ち寄ってみるのですが、歩きにくいだけで好展望などの得るものはありませんでした。 ようやく老ノ坂分岐で林道と別れ、山道に復帰しました。沓掛山の西側の尾根を辿ることになります。軽快に歩ける尾根道。古来の人々や、本能寺の変の際の明智軍は、この道をどんな事を想いながら辿ったのでしょう。 沓掛山山頂の手前まで来たとき、分岐から北西へ延びる尾根があるのに気付きます。この尾根は何処へ続くのだろうと暫く立ち止まって考えていると、ちょうど山頂方向から女性4人組のハイカーさんがやって来られ、そちらに行けば素晴らしい展望ベンチがありますよ、と教えてくださいました。 早速10分ほど歩いてみますと、たしかに展望の開ける場所に出ました。カモメ尾根展望ベンチと書かれてあり、10年ほど前に市民グループの方々により切り開かれて休憩ベンチも設置されたようです。 愛宕山や比叡山、京都市街の眺めが抜群です。 カモメ尾根を元の分岐まで戻ると直ぐに沓掛山の山頂です。三等三角点が有るだけの平凡な山頂ですので、やはり先ほどのベンチまで足を延ばすのが正解でしょう。 沓掛山を後にすると、あとは上桂へ向けて東へと下山するだけです。綺麗に整備された道は地元市民のハイキングコースになっているようです。西ベンチ、東ベンチなど、随所にビュースポットがあり、皆さんの憩いの場となっています。 通常このルートを辿られる方は阪急上桂へ向かわれるのですが、私はJR嵯峨野線の駅を利用したいので、一旦、苔寺(西芳寺)の付近まで下山し、改めて松尾山へ登り返してから嵐山へと下りることにしました。 松尾山への道は京都一周トレイルであり、よく整備されています。ところが大した急坂でもないですが、この上りで脚が上がりません。逆に息は上がります。シャリバテだろうかと思い、途中のベンチに腰掛けて軽くランチを摂ったのですが、その後も力が出ず、松尾山山頂がかなり遠く感じました。 どうやら今月に入ってからの仕事の激務が身体に堪えているようです。仕事中に痛めた膝の調子も良くありません。何よりガッツリ山歩きする気力も湧いて来ないのが、疲れが溜まっている証でしょうか。歳のせいかなぁ。 そんなことを考えながら松尾山の快適な下山路を、決して軽快とは言えない足取りで嵐山へと下ってきました。 渡月橋からは愛宕山や比叡山がよく見えています。川には水鳥が泳ぎ、小魚を狙う黒くて大きな鳥が岩の上でじっと川面を見つめています。 思い返してみると、嵐山って20年振りぐらいでしょうか。いい風景ですね。 しかし本来なら平日でも観光客で賑わっているであろうお店が立ち並ぶ街は、人影まばらでひっそりとしているのでした。 新型コロナの拡大が早く収まりますように。

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