Go-toトラベルで九州・祖母山。最後にあわや事故。

この日も朝からかなりの冷え込みで、小雪が舞う中を神原登山口駐車場を目指す。レンタカーはノーマルタイヤなので雪の具合を心配しつつ、竹田からグーグルナビで登山口を設定。県道639を快適にドライブしていると次第に道が細くなり、神原の近くまで来るととてつもない急坂のスイッチバック路に！これ、県道ですよね？もしも大きなSUVとかだと曲がれないかもしれません。あとで調べてみると「奥豊後グリーンロード」で一旦神原を過ぎて戻るような形のほうがよさそうですのでご注意を。 そんな冷や汗をかきつつもどうにか登山口までたどり着くと、まあこんな天気の平日なので当たり前でしょうが車は1台も無し。雪は降ってくるし、もしもこれが積もるようだと帰り道はチェーンを巻いてのろのろと下るしかないな、と不安を抱えたまま出発。天気は暗いし、雪は降ってくるし、未知の祖母山に本当に登れるのか暗い気持ちながらも、ともかく国観峠を目指してひたすら登る。次第に積雪が増えていき、国観峠でカップ麺を食べてエネルギー補給したらチェーンアイゼンを装着。 今日はきっと一人も会わないだろうと思っていたら、山頂手前の分岐で新しい足跡を見つけて少しうれしくなった。前日の久住山のような霧氷の森を抜け、登頂！九州の名峰に登れて感無量です。そして下山し始めてすぐおひとりの方に会って、なんだかちょっとホットしました。一気に下山して五合目小屋を過ぎたところでトラブル発生。駐車場までもう少しというところで余韻に浸って景色を見ながら歩いていたら浮石を踏んで大転倒。たまたまリュックがクッションになったのと、倒れた角度が良くてすぐ横の大きな岩にギリギリ頭を打ち付けなかったので何事もなかったですが、今でもあの時のことがフラッシュバックします。こういう何気ないところで事故は起きるんですね。3日たった今は少し腰に痛みがあるくらいで、今回は偶然無傷だったのですが、もしも今後に向けて気を付けるとすれば 足元に注意して、歩く時はわき見をしない。 景色を見るなら立ち止まって見る ヘルメット着用 リュックにそれなりに荷を入れてクッション性を持たせておく ことでしょうか。ヘルメットは被るのが面倒ですが、時々さほど危険な山でもないところで被っている方をお見掛けしますが、それが大正解だと思います。今後は低山でもかぶることを検討したいと思います。幸いなことに登山口あたりではほぼ積雪は無く、竹田までの帰り道は無事でした。途中で見事な石橋を見たりして観光も楽しめました。竹田市から県境を越えて田ノ原温泉までの国道は積雪と凍結でヒヤヒヤでしたが…。 この夜は大好きな「男はつらいよ」21作のロケ地となった田の原温泉に宿泊。翌日は阿蘇山に行く予定でしたが、積雪と凍結が心配だったので久住の、いや苦渋の選択（失礼）で諦めました。またGo-to期間内に改めて来てみたいです。