約束の地、平治岳へ 2020-12-15

やぁ、こんばんは。 近頃、急に寒くなってきたね。 里にも空から冬の便りが舞い降りてきたよ。 今日も1日おつかれさまだね。 君の今日はどんな日だったのかな？ きっと君のことだから、毎日を忙しく過ごしているんだろうね。 私は…まぁ相変わらずかな… ぼちぼちとやっているよ。 そうそう この前、平治岳に行ってきたんだよ。 うん… あの平治岳だ。 今夜はそれを少し話そうか。 男池から平治岳に向けて歩いたのは 今年、3回目だね。 1回目は6月頃だったかな。 身体のコンディションが整ってなくて半分までしか歩けなかったね。 「リハビリが必要だー」なんて言いながらお互い笑っていたけれど、本当は全然歩けない自分が悔しかったよね。 2回目は秋の終わり頃だったよね。 6月とはルートの状況も変わっていたけれど、身体は調子良くてどんどん歩いたね。 「今日は行けそうな気がする！」って元気に言っていたのに… 山頂を目前にして下界に引き戻されたよね。 あの時、君が少しさみしそうに 「山頂からの写真撮ってきて見せろ」なんて言うから、それが平治岳への道を歩く理由になったんだ。 そして、「寒波到来」「真冬並の寒さ」なんてワードが飛び交う12月。 雪が降るなか、あの時の道をひとりたどってみたんだ。