テント泊明け姫路の雪彦山

2020.12.13(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 54
休憩時間
54
距離
3.7 km
のぼり / くだり
636 / 636 m
1 38
13
10
33

活動詳細

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Mさんと後山キャンプ場でのテント泊をした翌日、姫路の名峰雪彦山に登ることにした。登山2日目、Mさんはいい感じの筋肉痛が来ているそうだ。小生にも来て欲しい。そういう意味では雪彦山はうってつけかもしれない。ゴツゴツとした岩だらけの山、急登、鎖場の連続が魅力の山だ。 午前9時30分、車で登山口駐車場へ。人気ある山だけあって、駐車場はおろか道路の両サイドにまで所狭しと車が駐められている。幸運にもスペースを見つけ駐車。ここの駐車場は山のきわきわの場所にあるので、いきなりの急登になる。本当にこの斜面を登れるの?と聞きたいくらい。この山には、急登か、凄い急登かの2つしか無い。他の山では急登後になだらかな道や下り坂があって、息を整えることができるのだが、雪彦山では凄い急登の後の、普通の急登で息を整えるのだ。 順調に登っていくと出雲岩という巨岩が現れた。到底そのスケールは写真に収まらない。見上げるとオーバーハングしている。岩のところどころにロッククライミングで打ち込まれた金属製の杭が見える。足元にも岩がゴロゴロ。なんとその岩にも金属製の杭が。ロッククライミングで巨岩にぶら下がった時に、剥がれ落ちたんだろうか。 急登続きはさすがにこたえるので斜面で休憩していると、ソロ登山の男性が「お先に」と抜かしていかれた。挨拶すると、この山が大好きで何度も登られている方らしい。北アルプスや南アルプス登山のトレーニングに、雪彦山にはたびたび登るそうだ。阪神間でこういう山は他には無いので、今日はザックを15kgにしてトレーニングしに来ました、と爽やかな笑顔で話してくれた。なるほど!そういう意識、努力が大切なんだと教えられた。 出雲岩の先、極太の鎖が下がっている岩場を登る。その先には、岩と岩の間にできた非常に狭い隙間を通る場所が待っていた。ザックが左右の岩壁に擦れる音がする。ギリギリ通り抜けることができた。薄暗いところから明るい場所へ。生まれ変わった気がする。 この後もいくつかの鎖場を登り、午前11時15分頃、大天井岳の山頂に着いた。お昼時ということもあり、狭い山頂は人で埋まっている。雪彦山のバッジを売っている名物おじさんもいた。小生とMさんは空いているスペースに腰を下ろして昼食とする。座っていると肌寒いのでダウンジャケットを羽織る。小生は高級粒あんぱんとコロッケパン、それに野菜ジュースだ。美味い!山頂から見下ろすと雪彦山ふもとの集落が見える。あの急登、上から見下ろしたら、こう見えるんだなぁ。 昼食を終え、周回コースは地蔵岳経由の近道をとることにした。雪彦山最高峰〜ジャンクションピークを回ると、下山が少し遅くなりそうだった為。 かなりの急降下の道を、へっぴり腰でぎごちなく降りていく。下りは3点支持が取りにくい。後ろ向きにバックで降りる方が安全だ。 降り始めて45分、登山口駐車場へ戻ってきた。やれやれ、神戸へ帰るとするか。運転いつでも代わりますよと言ってくれていたMさんであったが、太腿の筋肉の雄叫びが止まらず車のシートに乗り込むにも難儀されている様子である。でも直ぐに筋肉痛になるのは若いってことだろう。今日も無事に下山できたことに感謝。Mさんとの楽しい語らいにも感謝の2日間であった。

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