クレイジーマウンテン（奥秩父のジャンダルム）二子山　倉尾登山口

※（コロナに付いての注意喚起が最下部にあります。 宜しければお読み下さい。） 表題の様に、様々な異名を持つ奥秩父の二子山行って参りました。 勿論西岳上級者コース、破線ルートの細尾根を渡って。 （実は下調べの段階で、実際に行った方のこちらのコースの難易度の表現に人によって差があり、行ってよいものかどうかとても躊躇してしまっておりました。 そこで信頼の置けるヤマッパーさんに相談させて頂いたのですが、難しい質問にも関わらず、的確且つ慎重な御意見を頂き、今回こうして無事に山行を終える事が出来ました。 この場を借りて心より御礼申し上げます。 本当にありがとうございました。） 倉尾登山口に8時半頃到着。 基本的な駐車スペースは10数台ですが、路肩にも駐車可能なのでこの日も30台以上の車が既に停まっておりました。（大半がリードクライマーさんの車です。） 駐車場から二子山の東岳、西岳の鞍部、股峠まで、このルートだとすぐそこです。 まずは東岳に登ります。 こちらは西岳の上級者コースと違い、鎖、ロープなどの整備がありこちらは問題無しかな？と思いきや、途中にある足場が金具のみのトラバースが結構怖かったです。 （実は今回の行程で一番危険だったかも？。。） 東岳から望む西岳の異様な姿に不安を覚えつつも、東岳登頂を経て股峠に戻ってきます。 そして、西岳へと向かいます。 分かり辛いとの情報があった西岳上級者コースの入り口ですが、やはり分かり辛かったです。 私達が見た限りでは、上級者コース、一般コース、両方の名前が入った分岐は見当りませんでした。 まず、一般コースと併用のルートで西岳へ向かいます。 そして岩を目の前に、T字路に道が別れるので、それを左に曲がると、これより上級者コースとの看板が現れました。 いよいよ西岳上級者コースの岩場に取り付きます。 鎖、ロープなどは無いものの、ホールド、足場はしっかりしており3点支持を守れば難なく登れます。 正直言って、想定していたより然程の難易度だとは感じませんでした。 ただ、落ちたらまず助からないであろうという状況が比較的長く続く為、一般的な鎖場で鎖を使わないで安定して登り下りする技術、高所での慣れなど、上級者コースという名の通りの備えが必要だとは思いました。 そして、山登りとして常識ではありますが、下りでこのコースを使うと難易度は跳ね上がると思います。 今回私達は登りでのみこのコースを使用しましたが、次回は今回のコースの逆回り、下りで訪れたいと思いました。 ※尚、コース取りについては注意が必要だと感じました。 この難易度はおかしい！と感じたら他のルートが正しかったと言う箇所がいくつかあったので、頭に置いて置く必要があると思います。 そして西岳山頂を経て、上級者コースとはされてはいないものの難路指定の破線ルート、痩せ尾根の上を歩きます。 この日は稜線上に強めの風が吹いていたので、常に緊張は強いられましたが、見た目程の難易度、恐怖を感じる箇所は少なく、問題無く通過出来ました。 当初より、一番難儀するであろうと考えていた最後の垂直の鎖場は足元が見えなく完全に鎖に甘えましたが、こういう所も鎖無しで登下降できる様になれなければなと今後の私達に向けて強く思う所でありました。 そして隠れ一番の難所、ザレザレの道を通って股峠に戻ります。（岩場よりも個人的には大変でした💦） 途中、沢山のクライマーさん達を見学しながら帰路に付きました。 行程を終えた段階で、登り足りないのか妻がもう一度、今から上級者コースを登り返したい、と本気で言っていたので、丁重に注意しておきました。 さすがにクレイジーと呼ばれる山、 緊張感と共に、とても楽しい山行になりました。 難しいと言われている行程なので、今も達成感に満ち溢れています。 帰りの道中、妙義山を見る事が出来ました。 来年登る事に決めてしまいました。 ※※※※※ 未だ収まりを見せないコロナの感染リスクに付いて情報を頂きました。 これからの季節、沢山の方が常備していると予想されるネックゲイターなどですが、こちらの様なフリース素材の物でマスク代わりに口鼻を覆うと、逆に、無保護の状態よりも飛沫が増してしまう（リスクを上げる）様です。 バラクラバなども保護の効果はあまり無いそうです。 良かれと思っての行動が逆効果になる可能性がある為ご注意を。 詳しくは、 https://yamap.com/users/1106359?tab=moments#tabs こちらの方のモーメントをご覧下さい。