活動データ
タイム
04:31
距離
10.3km
のぼり
920m
くだり
919m
活動詳細
すべて見る落合登山口8:48ー今畑登山口8:53ー笹峠9:38ー近江展望台10:28ー南霊仙10:40ー霊仙山最高点11:08ー霊仙山三角点最高点分岐11:20ー霊仙山11:22ー経塚山 九合目11:38ー榑ヶ畑道八合目・お池12:02ー榑ヶ畑道七合目・お猿岩12:12ー榑ヶ畑道五合目・見晴台12:30ー榑ヶ畑道二合目・汗ふき峠12:51ー落合登山口13:17 2週間続けて、茨川から御池岳の破線ルートに行ったので、今週は、おだやかな実線ルートへ。久しぶりの霊仙山へ周回。天気が良ければマッタリしたいが、いよいよ寒波が来るらしい。今日の予想気温は0℃くらいで10m以上の風が吹くらしいが、雨にはならなさそうなので、予定通り行くことにした。 早朝は山頂の一部に雲がかかっているが、大したことなさそうだ。クルマは落合の駐車場に停めさせてもらった。途中で今畑にもスペースがあったが、周回して戻ってくるので落合でよいだろう。出発して5分で今畑登山口。SNSでフォローさせていただいている方のレポで、最近、熊が歩いているのが発見されたらしい。鈴を鳴らして登り始める。落ち葉を踏みしめて旧集落まで一息。早速熱くなってきたのでシェルジャケットを脱ぐ。上空では風が強いようで、ゴーっと唸りを立てているので、標高を上げたら爆風だろうな。ちょっと、楽しみ。笹峠までは、落ち葉の径をトラバース、尾根道を進むなど気持ち良い登り。土はしっとり湿っていて、ところどころ、地面の土に滑った跡がある。今日は土の地面の滑りを想定して、グリップが効きやすそうなスポルティバTX5にした。 笹峠で再びシェルジャケットを着て、冬用の帽子に変更、手袋も風を通さない薄手のテムレスに変更。近江展望台まで、石灰岩と土のミックス帯を急登する。ここは滑りやすくスリップした跡が多数ある。こちらは登りなので、まだいいがここを下るのは嫌だなあ。後方には登山口で出会った男女お二人、上の方にも男女お二人。上からの落石に気を付け、下にも落とさないように、できるだけ岩の多い左側斜面を踏み込む岩に注意ながら登る。斜度はきつくないが、風が強い。中間部を過ぎると天候が悪くなってきて小雨・・・とおもったらすぐに霰に変わった。北風に乗った霰が当たる。途中で雨具の上着を出して、ザックにカバーを付ける。男女パーティーの先を行かせてもらって、先頭を進む。石灰岩だらけの踏み跡にどんどん雪が積もってくる。踏み跡はドロドロしていたので、足跡はないが、雪がついてもドロの色でわかる。稜線の南を巻くように踏み跡は続いており、やがて、稜線か2,3m南のゴツゴツした岩の上を歩く。視界は悪く、良くて10mくらい。稜線伝いに、方角を間違わないように進む。後続のトレランの二人組のお兄さんが軽快に抜いていく。雪がついても走られるんですね。すごいなあ。 やや左に稜線が折れ、しばらく行くと霊仙山最高点。雪が積もってきた。雪は早くとも明日からと思っていたが、山は早いなあ。軽アイゼンかチェーンアイゼンとゴーグルは持ってくるべきだったなあ。まあ、積もっても凍らないだろうから、ツボ足で大丈夫と思うが、風雪で視界不良。加えて、メガネに雪がついてますます見難い。メガネを外した方が良く見える。でも、滑りやすい足元はメガネ必須なので、このまま、スマホで現在位置を確認しながら、間違わないように下降する。 霊仙山山頂には、ショートカットできるルートがあり、ちょうど、鞍部で風を防げるので、そちらに進路をとる。しばらく平たんな道になるので、ドラ焼きをたべながら歩く。山頂への登りの手前で手袋を防寒テムレスに変更する。ペラペラのテムレスと違い、履いた瞬間から暖かい。やっぱり、冬場はこれがいいねえ。山頂手前で稜線に出ると、またまた凄い風と雪に晒される。雪の量は大したことがないので助かる。山頂で写真をとったらすぐに退散。一旦下って、広い鞍部で。地図と雪の着いた踏み跡をみながら軌道修正して経塚山へ登りなおす。トレランのお兄さんに遭遇したが短パンに素足!太ももが寒さで真っ赤だったが元気そうだ。予想外の吹雪だろうが無事に進んでくださいね。 経塚山から緑色の水を湛えた経塚池、そこからお池のある霊仙神社にお詣り。ここから北の稜線に登るころには雪は収まって、風だけになった。南に下り始めるとガスも晴れて視界が効くようになった。薄日が見えることもある。遠く、琵琶湖まで見える。良いお天気ならよかっただろうなあ。山口県の秋吉台のカルスト台地を思わせる山上の楽園を歩く。ただし、ドロドロの土が足裏にくっ付いて下駄を履いているような感じ。この状態で下れば、やたらに滑る。半分滑りながら、下っていく。何とかこけずに山上を過ぎて、足の泥を落として、汗拭き峠までの下降路に入る。ここも登りの際のドロドロの急斜面に負けないひどさ。でも、危険性はあまりないので、滑らないようにだけ気を付けて、途中からは落石にも気を付けて快調に下る。天候は回復するかと思ったが、相変わらずの曇り空。雨が降らないだけマシということかなあ。汗拭き峠まで、登山道の横に真新しいロープが張られていた。冬山登山に向けて整備頂いているのだろうか。ありがたいことだ。 汗拭き峠からは、大洞谷に向けて急下降する。ただし、急斜面にはトラシマロープが設置されており、遠慮なく使わせてもらった。谷は渡渉もあるが水量は少なく問題なかった。ソールのドロを水で流して、歩きやすくなった。 あとは谷沿いの道を歩き、やがて堰堤工事の林道に変わり、しばらく歩くと落合集落に着いた。駐車場に着くと同時に雨が降り出した。ラッキーだった。駐車場の水場から流れる水で靴を洗いなおして、帰宅した。お天気が良ければもう少しのんびりしたかったが、悪天候もそれなりに楽しかった。
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