平庭岳:深まる冬へ

2020.12.13(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 1
休憩時間
11
距離
5.6 km
のぼり / くだり
324 / 332 m
24
38
26
15

活動詳細

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岩手県は葛巻町および久慈市にまたがる、『平庭高原(ひらにわこうげん)』。県立自然高原にも指定されている標高800m程の同高原は、山懐深くにカタクリやレンゲツツジの群落、広大なシラカバ林が広がり、更には遊歩道やスキー場も整備されているなど、四季折々、豊かな自然を楽しめるスポットだ。そして、そんな『平庭高原』を中腹に抱く頂が『平庭岳(1059.8m)』である。   一方、12月も中旬に近づき、雪山シーズンも本格化しつつある北東北。青森県南部地方に暮らす筆者も、そろそろ青森の名峰である『八甲田山(はっこうださん、1585m)』の雪路を目指したいところであったが、この週末の気象条件は生憎の模様だ。いずれにせよ、もう少し冬山に身体を慣らしておいた方が良いかもしれないと思い、近場でどこか良い山は無いかあれこれ調べていたところ、目に留まったのがこの『平庭岳』である。丁度本峰は先週末には雪に覆われている模様で、コースタイムも夏山で往復2時間程度、筆者宅から登山口までは車で1時間半程度とお手軽なのも魅力的だ。   かくして、今回の山路はこの『平庭岳』に決定。冷え込みの厳しい当日の朝、頑張って布団から抜け出したら支度を整え、気合を入れ直して出発だ。

安家森 凍結気味の路面を、恐る恐る運転しつつ、無事に今回の登山口である『平庭高原バス停』周辺へ。同所へは盛岡駅や久慈駅などからJRバスの路線も通じており、公共交通機関でのアクセスも容易だ。
ともあれ、付近の駐車場に車を停めたら、写真手前の公衆トイレで用を足した後、装備を整えいざ出発である。
凍結気味の路面を、恐る恐る運転しつつ、無事に今回の登山口である『平庭高原バス停』周辺へ。同所へは盛岡駅や久慈駅などからJRバスの路線も通じており、公共交通機関でのアクセスも容易だ。 ともあれ、付近の駐車場に車を停めたら、写真手前の公衆トイレで用を足した後、装備を整えいざ出発である。
安家森 先程の駐車場から、国道を渡って向かい側の脇道へ。この道はれっきとした県道であるが、冬季期間中は車両通行止めとなる。
ともあれ、まずはシラカバの木立に囲まれた積雪の車道を、登山口目指して進んでゆく。
先程の駐車場から、国道を渡って向かい側の脇道へ。この道はれっきとした県道であるが、冬季期間中は車両通行止めとなる。 ともあれ、まずはシラカバの木立に囲まれた積雪の車道を、登山口目指して進んでゆく。
安家森 スタート地点から20分ほどで、登山口となる『平庭峠』へ到着。なお同所周辺には駐車場やキャンプ場も置かれており、雪のないシーズンであれば、ここまで自家用車で乗り付けることも可能。写真右側の脇道から登山道へ進出だ。
スタート地点から20分ほどで、登山口となる『平庭峠』へ到着。なお同所周辺には駐車場やキャンプ場も置かれており、雪のないシーズンであれば、ここまで自家用車で乗り付けることも可能。写真右側の脇道から登山道へ進出だ。
安家森 登山口からはしばし、緩やかな登りが続く。
この日の天気は、予報よりも少々悪く、終始雪に降られながらの道程となった。
登山口からはしばし、緩やかな登りが続く。 この日の天気は、予報よりも少々悪く、終始雪に降られながらの道程となった。
安家森 一旦木立を抜けると、拓けた平原が広がる『富士見平』へ。
突き当りに佇む、写真右側の箱に収められた登山者カードに記帳したら、引き続き山頂を目指す。
一旦木立を抜けると、拓けた平原が広がる『富士見平』へ。 突き当りに佇む、写真右側の箱に収められた登山者カードに記帳したら、引き続き山頂を目指す。
安家森 再び林の中へ入ると、徐々に足元も傾斜を増してゆく。
ちなみに、『富士見平』から山頂までは、残りの距離を記した道標も設置されているため、モチベーション維持の助けとなる。
再び林の中へ入ると、徐々に足元も傾斜を増してゆく。 ちなみに、『富士見平』から山頂までは、残りの距離を記した道標も設置されているため、モチベーション維持の助けとなる。
安家森 引き続き、登山道は少々急な上り坂へ。
なお、念のためワカンや軽アイゼンも持参したものの、この日はそれほど雪も深くなく、以前に通過された方々のトレースもわずかながら残っていたため、つぼ足でも問題なく攻略出来た。
引き続き、登山道は少々急な上り坂へ。 なお、念のためワカンや軽アイゼンも持参したものの、この日はそれほど雪も深くなく、以前に通過された方々のトレースもわずかながら残っていたため、つぼ足でも問題なく攻略出来た。
安家森 先程の急坂を突破すれば、今度は山頂直下まで、しばらく平坦な道程となる。
先程の急坂を突破すれば、今度は山頂直下まで、しばらく平坦な道程となる。
安家森 そののち、再び急登が現れるものの、ほんの少し頑張れば、すぐに山頂へ到着だ。
そののち、再び急登が現れるものの、ほんの少し頑張れば、すぐに山頂へ到着だ。
安家森 山頂には三等三角点が置かれているものの、当然ながら雪中に没していた。
山頂には三等三角点が置かれているものの、当然ながら雪中に没していた。
安家森 『平庭岳』山頂は、東側が刈り払われており、気象条件次第で麓の久慈湾から太平洋まで見晴らせるそうだが、この日はそれも望むべくも無かった。
『平庭岳』山頂は、東側が刈り払われており、気象条件次第で麓の久慈湾から太平洋まで見晴らせるそうだが、この日はそれも望むべくも無かった。
安家森 更に吹雪も少々強くなり寒くなってきたため、長居は無用と判断して早急に下山開始。
下りも難しい箇所は皆無で、スムーズに進むことが出来た。
更に吹雪も少々強くなり寒くなってきたため、長居は無用と判断して早急に下山開始。 下りも難しい箇所は皆無で、スムーズに進むことが出来た。
安家森 しかるのちに、『富士見平』へ帰還。先述の登山者カードへ、下山時刻の記載も忘れない。
なお、同所からは天気が良ければ、岩手県最高峰である『岩手山(いわてさん、2038m)』の姿を拝むことも出来るとのことである。
しかるのちに、『富士見平』へ帰還。先述の登山者カードへ、下山時刻の記載も忘れない。 なお、同所からは天気が良ければ、岩手県最高峰である『岩手山(いわてさん、2038m)』の姿を拝むことも出来るとのことである。
安家森 引き続き、登山口の『平庭峠』へ向けて最後の下りへ。
ちなみに今回の行程を通して、道端の雪面に刻まれた、様々な動物の足跡を見ることも多かった。
引き続き、登山口の『平庭峠』へ向けて最後の下りへ。 ちなみに今回の行程を通して、道端の雪面に刻まれた、様々な動物の足跡を見ることも多かった。
安家森 そののち『平庭峠』より車道に出たら、今回の山行も終わりが近い。足元を覆う雪も薄くなるが、その分足を滑らさないよう気を遣うこととなった。
そののち『平庭峠』より車道に出たら、今回の山行も終わりが近い。足元を覆う雪も薄くなるが、その分足を滑らさないよう気を遣うこととなった。
安家森 そして、冬季通行止めの規制線まで戻ってくれば無事に下山完了。つきあたりの国道を渡れば、駐車場に愛車が待っている。
そして、冬季通行止めの規制線まで戻ってくれば無事に下山完了。つきあたりの国道を渡れば、駐車場に愛車が待っている。
安家森 下山後は、駐車場のすぐ向かいのレストランにて昼食をとったのち、同じく周辺の『平庭山荘 しらかばの湯』でお風呂に漬かっていく事とした。
宿泊施設も備えた本館は、先程の駐車場から徒歩でもアクセス可能。冷え切った身体を温泉でのんびりと癒したのち、帰途に就く筆者であった。
下山後は、駐車場のすぐ向かいのレストランにて昼食をとったのち、同じく周辺の『平庭山荘 しらかばの湯』でお風呂に漬かっていく事とした。 宿泊施設も備えた本館は、先程の駐車場から徒歩でもアクセス可能。冷え切った身体を温泉でのんびりと癒したのち、帰途に就く筆者であった。

活動の装備

  • ニコン(Nikon)
    標準ズームレンズAF-SDXNIKKOR16-85mmf/3.5-5.6GEDVRニコンDXフォーマット専用
  • ニコン(Nikon)
    デジタル一眼レフカメラD7100ボディーD7100

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