歴史探訪 ~妻女山・森将軍塚古墳~

2020.12.13(日) 日帰り

活動データ

タイム

01:59

距離

15.7km

のぼり

338m

くだり

329m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 59
休憩時間
26
距離
15.7 km
のぼり / くだり
338 / 329 m
14
10
1 18

活動詳細

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今週末から来週にかけて冬型の気圧配置が強まり、いよいよまとまった雪が降る予報がでるようになりました。❄ 雪が降ると活動範囲が狭まってしまうので、あまり降らないでほしいと願うこの頃です。 さて、今週末は近場の里山をトレッキングしようと思い、テーマを「歴史探訪」と称して、戦国時代の川中島の戦いの舞台となった八幡原古戦場~妻女山を、さらに足を延ばして古墳時代にこの地を治めていた王が築いた森将軍塚古墳を訪ねました。😀 スタートは八幡原古戦場。 かの有名な上杉謙信と武田信玄の一騎打ち(歴史上実際にあったかは定かではないが)の場面から時代をさかのぼっていきました。 古戦場から車で10分ほどの距離に、武田軍に奇襲をかける上杉軍が陣を構えた「妻女山(さいじょさん)」があります。謙信はこの山で武田軍の動きをじっとうかがいながら、飯を炊く煙が多く立ち上っているところから武田軍の動きを察知し、天才軍師山本勘助が提案したキツツキ戦法の裏をかき、八幡原に一気に攻め込んだとされています。😲 妻女山には展望台があって遠くまで景色を見渡すことができますが、少し奥に登った「斎場山」という山が、かつての戦国時代の「妻女山」に当たるようです。(残念ながら斎場山からの展望はほとんどありません) 展望台から景色を眺めながら、上杉謙信になった気分に浸る…というのもなかなかいいものです。👍 そして時代はさらにさかのぼり、一気に古墳時代へ。 千曲市にある森将軍塚古墳への軽いプチ登山を決行しました。 山の上に作られた古墳の上に立って麓に広がる善光寺平を一望すると、かつてこの地を治めていた王の権力の大きさを感じることができました。 約2時間の短い歴史探訪でしたが、たまにはこういうゆるりとしたトレッキングもいいものだなと感じました。😊

皆神山・尼厳山・奇妙山 戦国時代に上杉謙信と武田信玄が激戦を繰り広げた川中島八幡原古戦場。現在は広い公園になって整備されている。
戦国時代に上杉謙信と武田信玄が激戦を繰り広げた川中島八幡原古戦場。現在は広い公園になって整備されている。
皆神山・尼厳山・奇妙山 公園に入ってすぐの神社の境内にある有名な両雄一騎打ちの像。
公園に入ってすぐの神社の境内にある有名な両雄一騎打ちの像。
皆神山・尼厳山・奇妙山 川中島の戦いの合戦図が掲示されている。この図を見る限り、上杉軍の奇襲により武田軍が劣勢に立たされているのがよくわかる。
川中島の戦いの合戦図が掲示されている。この図を見る限り、上杉軍の奇襲により武田軍が劣勢に立たされているのがよくわかる。
皆神山・尼厳山・奇妙山 さて、八幡原から車を走らせて、上杉軍が陣を構えて武田軍の動きをうかがっていたとされる妻女山へと向かう。ここには善光寺平を一望できる展望台が整備されていて、ここまでは車で来ることができる。
さて、八幡原から車を走らせて、上杉軍が陣を構えて武田軍の動きをうかがっていたとされる妻女山へと向かう。ここには善光寺平を一望できる展望台が整備されていて、ここまでは車で来ることができる。
皆神山・尼厳山・奇妙山 2007年の大河ドラマ「風林火山」の放送に合わせて整備された妻女山展望台。展望が開けて見晴らしが良い。
2007年の大河ドラマ「風林火山」の放送に合わせて整備された妻女山展望台。展望が開けて見晴らしが良い。
皆神山・尼厳山・奇妙山 上杉謙信もここから武田軍の動きをじっと見つめていたのだろう…。
上杉謙信もここから武田軍の動きをじっと見つめていたのだろう…。
皆神山・尼厳山・奇妙山 展望台からの眺め。正面は長野市街地方面。
展望台からの眺め。正面は長野市街地方面。
皆神山・尼厳山・奇妙山 妻女山の山頂は実はこの展望台よりもさらに登ったところにある。徒歩20分程度の距離だが、登山届を出すポストも設置されている。
妻女山の山頂は実はこの展望台よりもさらに登ったところにある。徒歩20分程度の距離だが、登山届を出すポストも設置されている。
皆神山・尼厳山・奇妙山 ここからは未舗装の林道を歩いていく。2WD不可とあるので、4WD車なら登っていけそうだが、道幅は狭く下部をこする可能性大なので、歩いていくのが無難。
ここからは未舗装の林道を歩いていく。2WD不可とあるので、4WD車なら登っていけそうだが、道幅は狭く下部をこする可能性大なので、歩いていくのが無難。
皆神山・尼厳山・奇妙山 
妻女山の山頂にあたる五量眼塚古墳。
妻女山の山頂にあたる五量眼塚古墳。
皆神山・尼厳山・奇妙山 ここが本来の妻女山にあたる「斎場山」の山頂。上杉軍が陣を構えたのはこの辺りであるとされる。「斎場山」が表記を変えて「妻女山」と呼ばれるようになったらしい。
ここが本来の妻女山にあたる「斎場山」の山頂。上杉軍が陣を構えたのはこの辺りであるとされる。「斎場山」が表記を変えて「妻女山」と呼ばれるようになったらしい。
皆神山・尼厳山・奇妙山 斎場山山頂はご覧の通り、展望はよろしくない。
斎場山山頂はご覧の通り、展望はよろしくない。
皆神山・尼厳山・奇妙山 斎場山付近はハイキングコースにもなっている。左方面に進むと天城山(てしろさん)へと続いている。
斎場山付近はハイキングコースにもなっている。左方面に進むと天城山(てしろさん)へと続いている。
皆神山・尼厳山・奇妙山 妻女山を下りたら、次に向かう歴史スポットは千曲市にある森将軍塚古墳。麓の県立歴史館・古墳館に車を停め、山の上にある古墳まで20分の山登りだ。
妻女山を下りたら、次に向かう歴史スポットは千曲市にある森将軍塚古墳。麓の県立歴史館・古墳館に車を停め、山の上にある古墳まで20分の山登りだ。
皆神山・尼厳山・奇妙山 麓には弥生時代の「科野(しなの)のムラ」が復元されている。
麓には弥生時代の「科野(しなの)のムラ」が復元されている。
皆神山・尼厳山・奇妙山 正面の山の上に古墳が見える。
正面の山の上に古墳が見える。
皆神山・尼厳山・奇妙山 古墳までは整備された山道を歩いて登っていく。古墳館からシャトルバス(有料)を利用して古墳まで上がることもできる。
古墳までは整備された山道を歩いて登っていく。古墳館からシャトルバス(有料)を利用して古墳まで上がることもできる。
皆神山・尼厳山・奇妙山 曲がりくねった車道をショートカットとするように登山道が整備されている。
曲がりくねった車道をショートカットとするように登山道が整備されている。
皆神山・尼厳山・奇妙山 距離は短いがなかなかの急登。
距離は短いがなかなかの急登。
皆神山・尼厳山・奇妙山 山の上の古墳まで登ってきた。
山の上の古墳まで登ってきた。
皆神山・尼厳山・奇妙山 森将軍塚古墳の全景。前方後円墳の形がよくわかる。
森将軍塚古墳の全景。前方後円墳の形がよくわかる。
皆神山・尼厳山・奇妙山 古墳の上まで登ることができる。
古墳の上まで登ることができる。
皆神山・尼厳山・奇妙山 古墳の上から麓の千曲市の街並みを見下ろす。北陸新幹線の高架橋がよく見える。
古墳の上から麓の千曲市の街並みを見下ろす。北陸新幹線の高架橋がよく見える。
皆神山・尼厳山・奇妙山 善光寺平を一望。右には上信越自動車道が見える。
善光寺平を一望。右には上信越自動車道が見える。
皆神山・尼厳山・奇妙山 東側方向の展望。
東側方向の展望。
皆神山・尼厳山・奇妙山 昔、この地を治めていた王が、その力の大きさを示すために、下界を見下ろす山の上に大きな古墳をつくったとされている。石室は麓の古墳館に復元されており、その規模は日本最大級。
昔、この地を治めていた王が、その力の大きさを示すために、下界を見下ろす山の上に大きな古墳をつくったとされている。石室は麓の古墳館に復元されており、その規模は日本最大級。
皆神山・尼厳山・奇妙山 正面に飯縄山が見えるはずなのだが、今日はあいにくの曇り空でその雄姿は拝めなかった。
正面に飯縄山が見えるはずなのだが、今日はあいにくの曇り空でその雄姿は拝めなかった。
皆神山・尼厳山・奇妙山 古墳の上はこのように結構広い。
古墳の上はこのように結構広い。
皆神山・尼厳山・奇妙山 古墳の上でしばし景色を堪能したら、2号墳の脇を通るルートで下山。
古墳の上でしばし景色を堪能したら、2号墳の脇を通るルートで下山。
皆神山・尼厳山・奇妙山 ここが2号墳。目立たない場所にあるが、ちょこんと丸い膨らみがあるのがわかる。
ここが2号墳。目立たない場所にあるが、ちょこんと丸い膨らみがあるのがわかる。
皆神山・尼厳山・奇妙山 下山道は結構な急坂。
下山道は結構な急坂。
皆神山・尼厳山・奇妙山 麓の科野のムラに無事に下山。戦国時代から古墳時代へと、歴史探訪の旅を終えた。
麓の科野のムラに無事に下山。戦国時代から古墳時代へと、歴史探訪の旅を終えた。

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