鷹巣岳-2020-12-12

軌跡は下山途中からです。 時々GPSが機能しなくてヤマップの記録が出来ないことがあります。 山頂についてからわかったのですが今回はスマホのバッテリーが節約モードになっていたからでした。 登り始めたのは5時50分。 登るのは4回目のお気に入りの山です。 谷を真っ直ぐ登って小表山と鷹巣岳を繋ぐ尾根に突き当たったら直登して尾根にあがれば尾根伝いに山頂。 明るければわかりやすく簡単に絶景にアクセス出来る場所です。 ここなら夕暮れも朝駆けも安全にいけると思ってました。 いつも通りに登山口から入り登り始めました。 ヘッドライトの灯りの先にピンクテープも見えます。 ピンクテープは目印ですが歩く時はピンクテープを探して歩くのでなく安全な道を判断しているとピンクテープが正解と思えるところにあるものです。 頭の中にルートを描いていたので尾根にぶつかった時にそこを登りました。 どこから登っても尾根にあがって左に行けば鷹巣岳。 GPSは暗闇の中、凄く頼りになります。 居場所がわかるというのは山では大切なことです。 なくても大丈夫だろう。 ルートは把握している。 暗闇の中、僕は判断を間違えました。 すぐにあがれる直登が長い、、、。 小表山の斜面を登ってる。 引き返して鷹巣岳よりに戻ってもう一度登りました。 普通の山ならひたすらあがれば山頂に出れますがどっちの山も尾根から行かないと崖の下に出ます。 そこからは登れないのです。 木々の隙間から青く変わって行く空が見えます。 山頂で見たかったマジックアワーが始まってしまいました。 GPSが働いてない僕のヤマップ。 ルートがダウンロードされてないけどGPSが働いてる美奈さんのヤマップ。 二人の画面を合わせて居場所を確認しました。 この状況でも楽しんで僕の後ろを信じてついてくるパートナー。 二人でこの状況を楽しみながら乗り越えました。 ギリギリ日の出には間に合いました。 山ダチからパートナーになった山行になりました。 おんぶに抱っこなんて山ではしたくありません。 同じ意志で歩くからソロとは違う感動が生まれます。 僕は感動が欲しい。 感動に貪欲。 それが僕の意志。 今回は山頂からの景色よりも山頂にたどり着いた喜びのほうがドラマチックでした。 下山後は一人、柏山へ向かいました。 そして夜は初めてのあの山へ。 山にどっぷりな連休となりました。