茶臼山〜木曽駒ヶ岳(西駒ヶ岳)〜福島B周回

さて、今回は木曽駒ヶ岳。 西駒山荘の避難小屋にお世話になって周回して来た。 当日、朝4時過ぎに駐車場到着。 よせばいいのに山行の景気付けにとビールで乾杯🍻 睡眠時間は1時間程で山行に出掛ける事になる。 天気は晴れ、風も無く、コンディションは最高で文句無しの山行になる事間違いなしでした。 プレイヤーの実力と欲の大きさを除いては…。 CT約5時間の為、朝7時スタートの我々は順調に歩ければ昼には西駒山荘に到着する。 そこからは眠くなるまで呑むしかないと、甘い考えでビールやらつまみやらをザックに詰め込んだ結果1泊の割に19Kgの重さに…。 私のザック内は煩悩で渦巻いていた…。 ザックの重さを感じながら、林道を暫く歩くと登山口に書いてあった橋崩落地へ到着。 これ。マジか。。。 川の間に１つの大きな岩、当然この時期ツルツルテッカン。 その岩に向かうにはまるで廃アスレチックコースの様なロープを使いターザン状態で飛び移るしかない。 エスケープも考えたが、挑発的なロープが私を誘う。 「ア〜アア〜〜ッ！」と跳躍、着地後はエビ反りになりながらなんとかクリア しかし、相方。 押すなよ、押すなよ。 のフリもなく、期待もしないのにまさかの川ポチャ💦 体を張った割に笑いも取れない残念な状態。 彼はザックの重さ＝煩悩の数に溺れてしまったのだ。 なんとかエスケープルートを探して川を渡渉出来たがテンションはダダ下がり、おまけに体は重く煩悩の塊は子泣き爺の様に重さを増し、なかなか進まない。 小屋に着くはずだった12:00にまだ茶臼山8合目と大苦戦。 一体何の為に酒やら摘みやらをしこたま背負ったのか…。 でもいいんです、小屋に着いてからのパシュッ！からのゴクリッ！で全て忘れられるはず！ 呑んだ時の妄想を膨らませ「フッ♡」とニヤついたりしながら黙々と登ります。 やっとの思いで茶臼山登頂が14:00。 本当キツかった💦 まさかの2時間遅れだが、こっからはキツイ登りもない稜線歩き1時間ほど。 風も無く、天気も良く、最高の景色に励まされ15:30頃西駒山荘到着。 ようやく担ぎ上げた欲の塊を解放する時が来た。 先ずは小屋内を掃除、一息付いた所で乾杯！ いつも思いますが、この一杯のために生きてるな〜！ 疲れた体にキンキンに冷えたビールが五臓六腑に沁み渡る〜！最高に美味かった！ しかし、これが煩悩と言う物。 欲に駆られつい飲み過ぎて頭痛がする。 グッスリ眠れず起きた時には、疲れ、睡眠不足、標高と悪酔い条件が揃って軽い高山病。 せっかく軽くなったザックだが、その代償は大きく、なかなか無い好条件天候の中、なかなかない程の体調不良で一体何しにきたのだと自問自答。 千鳥足でトボトボと歩き、なんとか木曽駒ヶ岳に到着。 暫く絶景に浸った後、相方に確認。 中岳、宝剣は？→パス。 少し下って木曽前岳は？→パス。 ※木曽小屋、玉ノ窪小屋は冬季解放無し あまりパスしない相方がことごとくパス。 相当疲れてる様子。 私は「フッ」と笑って仕方ないなぁ。 なんて言いながら胸を撫で下ろす。 今回登山者は我々以外一組も合わなかったが、新しいトレースが付いており下山は道迷い無く歩く事が出来感謝。 ※7合目辺りまでは分かりにくいとこ多数ありノートレース時注意必要。 その後は延々と樹林帯歩きでバテバテになりながらなんとか下山。 体力の無さと飲酒欲に反省する部分はたくさんありましたが、天候、景色、ルートはとても楽しく良い山行になりました。