笠ヶ岳・抜戸岳 | 笠新道ピストン

2020.12.09(水) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 46
休憩時間
1 時間 30
距離
8.0 km
のぼり / くだり
1706 / 44 m
DAY 2
合計時間
7 時間 47
休憩時間
4 時間 20
距離
3.3 km
のぼり / くだり
348 / 241 m
49
6
6
DAY 3
合計時間
7 時間 18
休憩時間
48
距離
11.0 km
のぼり / くだり
221 / 1985 m

活動詳細

すべて見る

2泊3日で新穂高から笠新道経由で笠ヶ岳に行ってきました。直近の雪の少なさから1日目で笠ヶ岳と双六岳にあわよくば行ければいいなと思っていましたが、まさかの新雪パウダーラッセル&ビバーク。笠ヶ岳ピストンに変更しました。 コースタイムはビバーク地点が反映されない為ぐちゃぐちゃになっています…笑 <day1 新穂高~笠新道~杓子平> 第3駐車場で少し仮眠を取って5時半前に出発。左俣林道を進むと、まさかの雪あらわる。そして氷で滑ったり。 笠新道に入ると新雪に明確なトレースが一つ。感謝🙏 しかし2番手でもかなりきつく、最後の方のトラバースは腰から胸にかけての雪。ようやく杓子平に着くも踏み抜き地獄。膝ラッセルで一歩一歩進む。この日もワカンを置いてきたことを後悔…。 杓子平カールの夏道は雪の吹き溜まりで危なそうだったので東側の稜線を行くことに。途中で先行単独の方とすれ違い情報交換。やはりこの2,3日で降雪だった模様。日帰りだったらしく山頂は諦めて下山するところだった。 ここからは一人。とりあえずアイゼンを付けながら色々考える。ノートレースで新雪は前回の剱岳を思い出させられる。ひとまず稜線を目指す。一歩一歩進むごとに踏み抜いたりクラストしてたりと変わりルートに悩む。向かう方向に数日前のトレースらしき跡がありテンションが上がり追いかけていくと雪庇を超えて崖へ…。鹿でした。。しかし笠ヶ岳〜双六岳稜線まであと100mのところまで上がってきた。時刻は15時頃、ビバークできそうなポイントがあり、時間的にもここをキャンプ地とすることに。これなら翌日に山頂アタックできそうだ。 テントを張り終えて少し落ち着くと槍穂のアーベントロート。最初は太陽に雲がかかってダメかと思っていたら一転して最高の夕陽。夜は星を撮って就寝。日付を跨いだ頃から暴風。 <day 2 杓子平~笠ヶ岳~笠ヶ岳山荘> 日の出は景色が素晴らしかったが、暴風は止まず寒すぎた。9時過ぎに出発して、10時過ぎに稜線へ。天気は曇。気温は-8,9度ほど。風は15〜20mほど。突風は時折耐風姿勢でやり過ごす。トレースは人のものだったり鹿だったり。踏み抜くことも多かったが、杓子平に比べれば稜線は気が楽だった。 正午に笠ヶ岳山荘に着き、冬季小屋をチェック。双六小屋まで行くか下山するか迷ったが、翌日の天気に賭けて山頂直下で一泊。入口を無事に掘り起こして中へ。今年は笠ヶ岳山荘に続き冬季小屋もやっていないと思っていたので非常に嬉しかった…。感謝🙏 風は止む気配がなかったのでそれまで待機。夕方に少し落ち着いてきたので山頂を目指す。相変わらず曇りだったが、登頂はひとしお感動。ここまで来るのに長かった…笑 小屋に戻って早めの就寝。快適。この日の宿泊者は自分のみだった。 <day 3 笠ヶ岳山荘~抜戸岳~笠新道~新穂高> 起床して冬季小屋を綺麗にして日の出と共に出発。良い天気で、しかも無風。朝から絶景すぎてなかなか前に進めない幸せ。前日に見られなかった景色を思う存分堪能。停滞して良かった。自分のトレースは残っていたのである程度歩きやすい。抜戸岳にも寄り道できて良かった。 稜線から杓子平に降りる際のルートは来た道を選択せずに、雪崩の心配はなさそうだったので合流地点を目指して直滑降気味に降る。時々シリセード、危なくない範囲で。 笠新道を下ると雪はだいぶ溶けていた。良き所でチェーンスパイクに変えるが、少しして外してツボ足で一気に下る。左俣林道に合流して一安心。新穂高を経て駐車場に着き無事に下山。 翌週から雪が降り続きそうな予報で、本格的な厳冬期に入る前に行けて良かったです。笠ヶ岳〜抜戸岳の稜線は素晴らしく、雪が溶けてからまた改めて行きたいと思わせる景色でした。3日間楽しい山行でした。おつかれ山でした🏔

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。