活動データ
タイム
10:51
距離
43.9km
のぼり
3134m
くだり
3101m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る2020年12月6日(日)に,年内最後の六甲全山縦走に挑戦してみた。今回の目標は登山のスタイルでの六甲全山縦走と,神戸市発行の六甲全山縦走の地図通りに歩き,できるだけピークを踏む,としてみた。今年の秋は,夏に受けた尿管結石の除去手術後,荷物が多い時にとても疲れる感じがしていた。事実,10月に登山のスタイルで六甲全山縦走に挑戦した時には,荷物の重さのためにいつもより疲弊して六甲全山縦走を途中でやめてしまったぐらいなので。しかし,その後,荷物を軽くしたトレランスタイルで2回六甲全山縦走を達成したので,さすがにもう大丈夫だろう,と思って,満を持して登山スタイルで六甲全山縦走に挑戦してみた。結果的には無事にゴールできたが,それでもしんどいのはしんどかった。何が違ってるのかなぁ…?? 今回は,神戸市発行の六甲全山縦走の地図通りでできるだけピークを踏む,としたので,須磨浦公園駅から鉢伏山の山頂付近を通り,鉄拐山の山頂を踏み,高取山では荒熊神社と高取山山頂を通った。また,摩耶山の三角点まで往復し,三国池下から三国岩まで行き,六甲ガーデンテラスから先も車道沿いではなく登山道を行き,六甲山最高峰にも寄った。その後はいつもどおりに歩いた。大平山と岩原山は山頂に行ったことがないので避けておいた。踏破時間は,トレランスタイルで9時間を切れたので,それなりの時間で,とは思ったが,荷物の重さと鉄拐山や六甲山最高峰などに行くことを考慮にいれて,11時間を目標にしてみた。しかし,あまり無理してもよくないと思ったので,12時間でもいいや,という気持ちで歩いた。ちなみに今回と同じように地図通りでできるだけピークを踏む,というので一番早かったのはなんとか12時間を切ったぐらいなので,11時間半でも御の字と思いながら歩き始めた。 今回も神戸駅近くのビジネスホテルに泊まり,新開地発 5:13 の山陽電鉄の始発で須磨浦公園駅に行った。今回も改札を出る前にトイレに寄ってから出発した。予定通りに鉢伏山の山頂付近を通ったが,暗くて鉢伏山山頂の碑は見つけられなかったので,そこらにあった道標を撮っておいた。また,旗振山の後に鉄拐山まで登っておいた。鉄拐山からは夜明け前の神戸の夜景を見ることができた。 高倉台の出口に向かって登っている時に,須磨浦公園駅でお見かけした水色ザックの方に抜かれた。その方とはその後も何度も抜きつ抜かれつで,宝塚までだいたい同じぐらいで進んだ。瞬間瞬間の速度は水色ザックの方のほうが早かったが,私は休憩をほぼしないので水色ザックの方が休憩すると私が前に行く感じだった。なんかウサギとカメになった気分だった。 高倉台から栂尾山に登る辺りで徐々に空が明るくなり始め,横尾山手前のマイケルにも挨拶することができた。ヘッドライトも消しておいた。須磨アルプスは我々以外にはいなかったので,マイペースで進むことができた。東山の上りで,かなり疲れを感じた。でも,まだそこまで深刻ではなかったので,とりあえず前に進むことだけ考えておいた。高取山の上りは思ったよりも登れた感があったが,荒熊神社に上がる階段での足取りに重さを感じた。やはり重さはかなりダメージになるみたい。また,高取山の山頂に行くために,荒熊神社の先にある「神域」表示のすぐ先から左上にあがって山頂を経由しておいた。 高取神社にも寄り,当日の全山縦走の達成を祈願して先に進んだ。安井茶屋横公園では,予定通りトイレに寄ってから先に進んだ。今回は,高取山,摩耶山掬星台の出口付近,一軒茶屋向かいの新トイレ,の3箇所でトイレに寄っておいた。高取山から鵯越駅まではいつもどおりに歩いた。高取山の登山口付近では赤く色づいたもみじがあり,直前一週間の寒さで色づいたのかな?と思った。神戸電鉄をくぐり,登りきった辺りの簡易トイレのあるところでアクエリアスを1本補充しておいた。今回はアクエリアス500ccを3本,水500ccを1本持って歩きはじめ,鵯越駅付近でアクエリアスを1本,大龍寺駐車場でアクエリアスを2本,六甲ガーデンテラスで水を1本補充し,合計4リットルを飲んだ。 鵯越駅を過ぎた辺りでも木々が赤や黄色に色づいていた。やはり寒さで色づきが進んだみたい。烏原貯水池に向かう道との分岐付近や,鈴蘭台処理場の裏手,石井ダムの手前辺りに色づいた木があった。石井ダム下から菊水山まではいつもよりもしんどかった。この辺りで荷物の重さがますますこたえてきた。しかし,トレランスタイルよりも少し重いぐらいで,10kg もなかったはずなのになんであんなにしんどかったのかなぁ? 手術によるダメージは内視鏡手術だったので,そんなに影響はないはずやし…。 菊水山から天王吊橋,鍋蓋山もしんどかった。その辺りでは紅葉が気になって,六甲全山縦走はやめて紅葉狩りに変えようかなぁ?と思いながら歩いていた。しかし,せっかく鉄拐山にも登ったし,高取山の山頂に寄ったから,これをもう一回やるのもなぁ,と思いながら,とりあえず前に進むことにした。鍋蓋山から大龍寺に向かう辺りでは木々の木漏れ陽がきれいだった。また,大龍寺の山門から市ヶ原に向かって下る舗装道の両脇は沢山の木々が色づいていた。2週間前に歩いた時とは雲泥の差があった。一瞬山が全部赤色に見えたところもあったし…。蛇ヶ谷の出口辺りでは,しばし止まって写真を撮ってしまった…。 市ヶ原では多くの人たちがキャンプしたりバーベキューしたりしていた。また櫻茶屋前では多くのハイカーの人たちがトイレに寄ったり,なにか食べたりしていたが,私は休憩せずに前に進んだ。そこまででかなりへばっていた割には,稲妻坂や天狗道はそれっぽく歩けたように思う。しかし,時間はそこまで早くなかったけど…。摩耶山掬星台に着いたのは出発から6時間半ほどたった正午前だった。掬星台にはまあまあ人がいた。歩いてきたところではそこまで人が多いとは思わなかったが,市ヶ原や掬星台では人が多いなぁ,という印象だった。 掬星台から丁字ヶ辻辺りまでは,無心に歩いた気がする。もうかなりへばっていたので,あまり深く考えられなかっただけかもしれない。三国池下から三国岩まで歩き,丁字ヶ辻まで舗装道を下った。そこから広めの車道沿いを行くが,途中,道の南側にある藤原商店で肉まんを買ってみた。多くの場合はお腹空いてないので何も買わないでひたすら宝塚を目指すのだが,今回はお腹すいたので買ってみた。お腹すいた時の肉まんはおいしかった。 その先は比較的淡々と歩いた気がする…。しかし,半ばぼーっとしながら歩いていた気もする。時々記憶が飛んでたし…。やはりかなり疲れてたのかなぁ? でも,六甲ガーデンテラスの先も,みよし観音のところで少し話をした方が先行する形ですすんでいただけたので,なんとかついて歩くことができた。さらに六甲山最高峰にも行くことができた。 その先は,いつものように苦行だった。東六甲縦走路に入ったのが14:29だった。5:32に須磨浦公園駅を出たので,そこから2時間でゴールできれば11時間を切れる。今回はそこまで時間を気にしてはいなかったが,それでも11時間を切れるなら切りたい,と思ってしまった。東六甲縦走路分岐から宝塚の宝来橋南詰までは2時間あればいけないことはないが,それなりに頑張らないといけない。特に,大谷乗越から先の塩尾寺までの区間はかなり走り続けないといけない。今回は大谷乗越の通過が15:25だったので,そこまでカツカツではなかったが,それでも気を抜くと間に合いそうにない,という恐怖感があって,かなりの区間で走っていた気がする。その結果,まだ明るい16:22にゴールすることができた。なんとか10時間50分でゴールできたが,最後はとてもしんどかった。塩尾寺からの下りもあまり覚えていないぐらい無心だった。やっぱり六甲全山縦走はしんどいと痛感した。 ゴール後はいつものようにナチュールスバ宝塚で汗を流した。帰りに体重計で荷物を背負った時と背負ってない時の重量の差を見ると 7.2 kg だった。水分がない状態だったので,出発時の 2L 分を加えると重量は 9.2kg ほどだったことになる。やはり 10kg 弱だった。以前は 4L 持って歩いたのになぁ…,ぶつぶつ。温泉の後は,ラーメン工房「あ」に行って生ビールと担々麺を楽しんだ。今回は油淋鶏もつけてみた。その後,阪急に乗って帰った。今回も足はバキバキで,家でストレッチをしようとしたら足がつりかけてしまった。やっぱりやりすぎたか…。
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