本社ヶ丸の山小屋しらかば（私的認定）

とあるSNSで、その雰囲気に一目惚れ😍してしまった『大衆食堂しらかば』。国道20号のロードサイドに佇む店構えは、古き良き昭和の大衆食堂そのもの。引き戸を開け中に入ると、屋号の由来となっている白樺の柱とパチパチと爆ぜる薪ストーブの暖かさ。煤けた壁や天井が山小屋の雰囲気を醸し出す… おっと！ 食レポじゃなくて山レポ書かなきゃ💦 それでは気を取り直して。 笹子駅を出てすぐ、線路の北側を塩山方面へ歩いていくと登山口。 ひとつめのピーク「庭洞山」までひたすら急登の道が続く。踏み跡は申し訳程度の九十九折りでほぼ直登に近く、アキレス腱のストレッチが存分にできる道だ。あまりの急登続きに「あの丹沢男塾を思い出すね…」と苦笑し合った。 庭洞山を過ぎ、舗装路林道を横切り、ふたつめのピーク「角研山」に近づいてくるとゴツゴツとした露岩が増えてくる。ここまでの急登続きで、僕の太ももとお尻は既にパンパン。いつもより小さいステップを心掛け、筋肉の悲鳴には聞こえないフリをしながら、やっとの思いで角研山に立つ。 角研山から本社ヶ丸までは多少のアップダウンはあるものの、今までの急登と比べればかなり優しい勾配で、初めて立つことになる「本社ヶ丸」山頂への期待という後押しもあり、今思えばあっという間に山頂に着いたように感じた。 山梨百名山と大月市秀麗富嶽十二景と都留市二十一秀峰である本社ヶ丸の山頂は狭く、到着した際には他の登山客も幾人か休憩中で、少し『密』な感じではあったが、休憩を終えた人たちが次々と下山していき、最終的にはめぐりんと２人だけの贅沢な山頂時間を過ごすことができた。 今回の山ごはんは、本社ヶ丸に敬意を表して、山名から連想される「じゃがいも」縛りの山ごはんにしてみた。 ・ジャーマンポテト ・じゃがいも餅（ノーマル&チーズ） ・じゃがバターポタージュ ・じゃがりこ ・Jagabee 上から３品目まででかなりお腹いっぱいになったので、じゃがりことJagabeeはお持ち帰り。 山頂でかな〜りのんびりした後は、清八峠（清八山へは寄り道ピストン）経由で下山。 清八峠まではゴツゴツとした大岩小岩登り降りする、とっても楽しい道で眺望もかなり良し。寄り道ピストンの清八山も、本社ヶ丸と同じ大月秀麗富嶽十二景と都留市二十一秀峰に選ばれているだけあって、富士山の眺めが素晴らしかった。 清八山から戻り清八峠から下山を始めるが、峠からしばらくは九十九折りでグングン標高を下げてきて、案の定、脛と腿の筋肉がプルプルに。幾度か小休止を挟みながら鹿対策ネットのある植林帯を過ぎると、ようやく緩やかな林道歩きになった。 途中、発電所辺りからは駅まで延々と続く舗装路歩き。いつもは気が滅入るイヤ〜な舗装路歩きも、めぐりんと一緒に『しらかば』に寄れるという楽しみがあったから、辛さを感じることなく乗り越えることができた。 予定のCTを巻きに巻きまくって（巻いたつもりは更々無いのだが…）1時間40分も早く下山できてしまったから、その分『しらかば』でのお疲れ様会をお店のホッピーを飲み尽くすくらい長〜く楽しむことができた。もちろんお店のノスタルジックな雰囲気に負けず劣らず、一品料理も家庭的で美味しかったし、〆のラーメンも僕の大好きな昔ながらの中華そば系で、プルプル歯応えのある麺だった。今度は滝子山辺りに登った帰りに寄ろうかな？ 最後に。 いつものようにミラーレス一眼を持って行ったのに、今回は全くと言っていいほど写真を撮らず… その理由は急登続きだったから。 写真を撮る時って自然と息を止めてるのだけど、心臓バクバク、呼吸はゼーハーだから、そんなの無理！ なのでめぐりんからのいただき写真多めです。 ありがとね〜😁