東京雲海　椿山荘

区役所で入院中の母の医療費限度額適用認定証の手続きや、父の税・保険サービスについての相談に、高齢の父を付き合わせていたら、分かりづらい話に疲れ果ててしまったようなので、気分転換の提案をしてみた。 「雲海を最後に見たのはいつか覚えている？」と尋ねると覚えていないとのこと。 恐らく40年以上前に私と白馬山荘に泊まった時に見たのが最後だろう。 「雲海をもう一度見たい？」と尋ねると「見たいね」とのことだったので 雲海を見に行くことにした。 区役所から車で10分もかからない場所の山荘に着き 紅葉や七福神、三重の塔や池の鯉などを眺め高台へ 程なく、目の前に雲海が現れ、驚いて固まる父。 その後、雲海が切れ、再び散策していると 再び雲海が発生し、今度は低地に居たため雲海に包まれてしまう父。 雲海を満喫した後は、山荘の食堂ル・ジャルダンで休憩。 今日は男二人なので、ここの名物のシャンパン付きアフタヌーンティーセットは頼まず珈琲で〆 父がこの山荘に来たのは、20数年前で、その時は、近所の教会で花嫁の手を引く大役後の宴だったらしい。 そういえば自分もその時に近所の教会で父と二人で、バージンロードや祭壇の装飾、ブーケやブートニアを作ったのを思い出した。＊父はかつて花屋経営、私は門前の小僧 人工雲海は楽しんでもらえたらしい。 次は、乗鞍あたりに連れて行き本物を見せる計画を企てよう。