天狗塚・牛の背・西熊山・綱附森

2020.12.05(土) 2 DAYS

楽しすぎて凄く長くなってしまったよーーーん! 待ちにまった12/5日。 世の中では特に意味を持たない2020/12/05は、私にとってはテント泊という待望の、クリスマスか、正月か、それ以上の価値のあるイベント。 おかめ岩避難小屋があるのに、その前でテントを張る。テント泊を目的とした謎の登山を実現。私はどの程度の寒さに耐久性があるのか知りたい。 光石登山口を7:30に出発。いつかは崩れかけていた道が、かなり綺麗に整備されていたのでスムースに進む事が可能。落ち葉を踏むたびにシャリシャリと音がなり、歩くたびに噛み締める。久々の山、この感覚。そう、これ、これを待っていたの。。。!!! 多幸感に酔いしれる。 ゆうちぇいさんは山が好きすぎてか先に登って小屋で落ち合う計画。 皆さん荷物が多く、特にGUCCIさんは70キロザック。何をそんなに詰めたのか質問したところ「欲望の塊です。」と、爽やかに返答あり。心なしか汗さえキラリ。その欲望の内容は後に知ることとなる。。。(続きはwebで) 私も荷物を持たせて貰ったが、これを持って山を登れる気がしない。新しいタイプの修行だ。。。これに仰天していたら、小屋で落ち合った塩田さんのリュックはさらに大きく重かった。皆様。欲望と、夢と希望を詰め込みすぎです。 10:45頃には目的のおかめ岩避難小屋に到着。久々に見るおかめ岩避難小屋は、やはり綺麗。一部工事中であるが、中は泊まること可能でトイレも使えます。ありがたき幸せです。 おかめ岩にて、テントを張り、お昼頃を食べて、皆さん思い思いに過ごす。Oさんは一人西熊へ。(さすが)私は村上春樹小説の世界へ。で、気づいたら寝てる。太陽に照らされてテントの中は心地が良いのです。 14:30 天狗塚、牛の背に向けて出発。空は雲ひとつなし。風はほぼ無風で、まさに山日和とはこういう日の事を言うのかという恵まれよう。途中は、牡蠣の殻のような岩に登ったり、鹿の寝床に臭いを擦りつけてみてたりと、時間を贅沢に使うも、16時には目的の牛の背に。日没まで1時間程あり、我々は寒さと戦うこととなる。私は寒さを恐れるあまり、寒さに対しての危機管理能力は他の人より優れている。(と自負している。)ということで、予め準備した防寒着上下、靴底.お腹へカイロ。極め付けは持ってきたシュラフでOさんとコタツを楽しむ。顔をシュラフに押し付けた姿勢になるとなんとも温い。気持ちは卵を極寒の中で温めて続ける南極ペンギン。耐えろ、耐えるんだ!もうすぐ春がやってくる! そんなこんなで待ちわびた日没は一瞬と感じる程に短く、美しい。地球がもの凄いスピードで回っていることを強く感じた。 さて、帰りはお腹も空いたので足早に帰宅。 お待ちかねの酒タイーーーム!!!みんな、欲望の塊を出すわ出すわ! 今日はお正月でありますでしょうか。というレベルの豪華な蟹。牡蠣イカ肉野菜たっぷりの鍋、からの締はラーメン、からのもう一回締めておじや。リゾット、鰹のはらんぼ、枝豆、クラッカー、柿ピー、牛すじ煮込み、バターカレーチキン(いなば)でご飯締め、シャルウェッセンソーセージのパリッと感を愉しむ。レーズンパンに、チョコを炙り焼きして締めを愉しむ。本日、何度締めをしたことか。 食べ物のお相手は、喉越し生。黒霧島焼酎、柚子の焼酎(高知県安芸市、土佐鶴酒造)。焼酎お湯割は、身体にしみしみうますぎる。とはいうものの、山活に響かせたく無いため、ちょーゆっくり飲んでいた。つ、も、り、だったが、気づけば美味しすぎてストレート。うん、やっぱり美味しいよ、土佐鶴酒造最高だよ!!!こうちけーーーん!!!(心の叫び) おしゃべりな、りゅうちぇいさんが寝るとわりと静か。 静寂を楽しむ。ライトでは味気がないということで蝋燭に切り替える。BGMも、古き良き時代のアメリカ音楽なんて聞いちゃって。トランペットの響きが最高だ。なんだか気持ちがいいぞ。 気持ちがいいところで、村上春樹小説を朗読してみることに。GUCCIさんが朗読してみたところ異様に上手い。もう一度聞き直してもやっぱり上手い。たまたま朗読した一節が村上春樹らしい、異様世界観のエロスであることが、私たちのツボであり、次回は、ノルウェーの森で行こう!と、いう話で落ち着く。思い出すととても私も赤面してしまうようなフレーズだったので、素面なシャイなGUCCIさんは朗読してくれないだろう。 夜空に散りばめられたダイヤモンド。という決まりきったフレーズがぴったりな夜空。私たちはそれぞれの小さなお城で安らかな眠りへついたのでした。。。 夜はまさかの熟睡。 寒さに凍えることなく次の日を迎えられました。朝になり、皆んなもゴソゴソし始めたので、早すぎかなと思いつつ、西熊山へ誘ってみると一つ返事 が帰ってきて小躍りする。 山頂はグッドタイミングな日の出で、刻んだ人参色の光を放つ。 寒いので、やっぱり小屋に戻ってから朝食、身支度を整えてる。テントを片付ける時はなんとも言い難い悲愴感に襲われる。5時のチャイムが鳴ったので、あんなに楽しかった缶蹴りを中断して帰らなきゃいけない小学生の頃の気持ち。 9時おかめ岩避難小屋出発 軽い気持ちで綱附森へ行ってみることに。これが、予想もしないロングハードな道のりになるとは、私は予想していなかった。というか、誰も予想していなかった。と思う。 まず、なかなか険しいけど予想範囲内の下り。そこから、ポイントにたどり着き、網附森へ。ここから笹が続く〜、続く〜何処までも〜。栄養高き笹たちは、一番高いところで私(152.5cm)の、肩くらいまであったように記憶している。または、無かったとしても、感覚的にはそのように感じた。 それを先頭の方はラッセル!ラッセル! ラッセルしてくれても、笹が戻ってくるので顔にパシャパシャ当たる!もう何処が道なのかわからない!だけど、登れば登るほどに笹ラッセルハイテンション現象。笹ラッセル!ラッセル! ピークが見えたから、あれが山頂かな?と、思って登り切ると、奥にまだ気高いピークがあるという、なんちゃってピークを繰り返し、精神的にも攻めてくる。なんと、テクニシャンなお山なのでしょうか。頂上では、もう頭がおかしくなりすぎて、なぜかさらに筋トレを始めるお二人。 山頂を満喫して下山。笹には免疫が付き、むしろ笹が無くなった山道は少し物足りないくらい。と、思っていたのも束の間。下りがハード過ぎた。ずり落ちたら転がり落ちるけど、掴むところ無さすぎ、浮石ありすが、ジャレすぎ、木を掴もうとすると、よもやよもやの朽ちている。何を信じたらいいのかわからない。精神統一して進む。 キターーー!天使ローーード!っと、歩きやすい道にきたかと思うとコースを外れている。やっぱりぴえん🤣とかいいながら、険しくなるとハイテンションになる。 「もっと、ください。」=MT現象。 最後は道から外れすぎなので、YAMAPと、皆様の山知恵により、そのまま違う道で下ることに🤣(そして、もちろんMT現象になる。) 結局、お昼なしでハードな道のりを6時間半歩き続けるという工程になりまして、本日はお腹いっぱいなり♬ ちなみに、帰りは湖畔湯で汗を流し、鳥心で中ライスという名の、世の中の大大ライス、チキンみぞれ酢を平らげ、心も身体もいっぱいになりました♬ ちゃん、ちゃん♬ (めちゃくちゃ長くなってしまいました🤣読んでくれた方ありがとうございます😊)