七面山・希望峰〜山岳信仰の歴史ある山で額縁富士🗻とナナイタガレからの富士を堪能

2020.12.06(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 52
休憩時間
1 時間 42
距離
17.7 km
のぼり / くだり
1781 / 1993 m
42
24
39
2 4
30
1 6
15
33
14
21
35
35
23

活動詳細

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この日曜日は天気予報によると快晴だったので、フォロワーさん何人かが最近行っていた、七面山からの額縁富士を見に行くことにした。 実は七面山は今年の春ころに登ってみたいなぁと思ったことがあるが、その時の自分の体力ではとても無理な歩行距離と標高差のため諦めた経緯がある。(確か当時の自己最高は歩行距離10km、標高差1000mそこそこ・・)しかし少しずつ距離と標高差を伸ばして来て、今なら何とかなるかな~?と思い、今回登ってみることにした。 ■表参道と裏参道 郵便局や小学校のある辺りから登るのが裏参道(北参道)。そこから車で10分ほど南に行った羽衣地区から登るのが表参道。タクシー運転手に聞いたら、表参道の方が登山道が広く標高差も200mほど少ないので圧倒的に表参道から登る人の方が多いとのこと。YAMAPの投稿数を見てもそれは明らか。 ■今回のルート 表参道→敬慎院→七面山→希望峰→七面山→敬慎院→奥の院→裏参道 裏参道登山口からはタクシーで表参道登山口に戻ることにした。 ■表参道 地図で見ると一見急登に見えるが、実際にはつづら折りになっているために勾配はきつくない。地味に長いが、1丁目から50丁目まで丁石が置いてあるためリズムを取りやすい。元々山岳信仰の山で参拝者が多く年配者もたくさん登られるためか、休憩のためのベンチが至る所に置いてある。また「坊(休憩小屋)」も4箇所に設置してあるので登る人には優しい登山道である。 ■敬慎院 46丁目の和光門から先が本寺となる。49丁目の展望台から見る富士山はとても美しいし、同じく49丁目の随身門越しに見る額縁富士は芸術的な美しさ。本堂は50丁目にある。 ■七面山 敬慎院から1時間ほど登ると七面山に到着する。途中に見える大崩落地のナナイタガレは壮大。七面山山頂は眺望なし・・。 ■希望峰 七面山から25分くらい歩くと希望峰に着く。こちらは西側の展望が開けていて南アルプスが一望できる。七面山まで登るのなら希望峰には絶対に行くべしと思う。 ■裏参道 表参道よりも道が狭い。表参道よりも標高差が200mほど長いため歩行距離も長い・・・。落葉樹が多く(この時期は)全体の8割くらいは深い落葉に覆われていた。たちが悪いのは落葉の下にガレがあることで、非常に不安定で滑りやすく危なかった。この時期にこちらから登ると、体力を激しく消耗しそうだ。 ■タクシー 裏参道登山口のすぐ近くにタクシー会社が2社あった。ここから表参道登山口までタクシーで戻るのに、タクシーを探す心配はいらない。 詳細は写真にコメントしていますので、興味のある方はどうぞご覧下さい。 【備忘録】 ・ポカリ・・500cc ・水・・1000cc ・出発地気温・・5℃ 希望峰気温・・3℃ ・ザック重量・・10kg(ネタの七面鳥含む)

七面山・身延山 表参道登山口。ここには10台ほど駐車可能。少し下った所にも何か所か駐車場はあったので、結構な台数が停められそうだった。

今から登る表参道には50の丁石が置いてある。ここは1丁目。
表参道登山口。ここには10台ほど駐車可能。少し下った所にも何か所か駐車場はあったので、結構な台数が停められそうだった。 今から登る表参道には50の丁石が置いてある。ここは1丁目。
七面山・身延山 まだ暗い中をヘッデンを点けてスタート表参道には4つの坊(休憩小屋)がある
まだ暗い中をヘッデンを点けてスタート表参道には4つの坊(休憩小屋)がある
七面山・身延山 すぐに2丁目の神力坊に到着。
すぐに2丁目の神力坊に到着。
七面山・身延山 地図で見ると登山道は急登に見えるが実際はつづら折りのために斜度はゆるい
表参道は道幅が広くて歩きやすい
(裏参道は道幅が狭い)
地図で見ると登山道は急登に見えるが実際はつづら折りのために斜度はゆるい 表参道は道幅が広くて歩きやすい (裏参道は道幅が狭い)
七面山・身延山 3丁目
参拝者に配慮して、いたる所にベンチが設置してある
3丁目 参拝者に配慮して、いたる所にベンチが設置してある
七面山・身延山 屋根付きの休憩ベンチも多々ある
100名を超える団体さん(参拝者)も登るそうな
屋根付きの休憩ベンチも多々ある 100名を超える団体さん(参拝者)も登るそうな
七面山・身延山 13丁目の肝心坊
天明2年(1782)に作られたそうな!
13丁目の肝心坊 天明2年(1782)に作られたそうな!
七面山・身延山 何と水道付きのベンチまである
蛇口をひねったらちゃんと水が出た!
何と水道付きのベンチまである 蛇口をひねったらちゃんと水が出た!
七面山・身延山 ご来光~
ご来光~
七面山・身延山 23丁目の中適坊
先ほどのよりも古く、享保8年(1723)建立!
23丁目の中適坊 先ほどのよりも古く、享保8年(1723)建立!
七面山・身延山 ありがたいお言葉があちらこちらに立てられている
ありがたいお言葉があちらこちらに立てられている
七面山・身延山 36丁目の晴雲坊は文化元年(1804)建立。
「ポツンと一軒家」というTV番組でここが紹介されたそうで、ここの90歳過ぎのお母さんは一躍有名人になったそうな。
残念ながら開店前でスターお母さんは拝見出来ず。
36丁目の晴雲坊は文化元年(1804)建立。 「ポツンと一軒家」というTV番組でここが紹介されたそうで、ここの90歳過ぎのお母さんは一躍有名人になったそうな。 残念ながら開店前でスターお母さんは拝見出来ず。
七面山・身延山 噂の壊れたポカリ自動販売機
噂の壊れたポカリ自動販売機
七面山・身延山 信者さんが専用に作ったと思われる毛糸の帽子!
信者さんが専用に作ったと思われる毛糸の帽子!
七面山・身延山 46丁目にある和光門から先が本社となる
46丁目にある和光門から先が本社となる
七面山・身延山 
和光門をくぐって坂を登りつめたところにある鐘楼
鐘は延宝3年(1675)に造られたものらしい!
和光門をくぐって坂を登りつめたところにある鐘楼 鐘は延宝3年(1675)に造られたものらしい!
七面山・身延山 なるほど
北斗の拳のケンシロウに突かせてはいけない・・
なるほど 北斗の拳のケンシロウに突かせてはいけない・・
七面山・身延山 敬慎院の展望台に到着
見事な景色!
敬慎院の展望台に到着 見事な景色!
七面山・身延山 展望台の西側にある随身門(49丁目)
この門をくぐり振り返って見ると・・・
展望台の西側にある随身門(49丁目) この門をくぐり振り返って見ると・・・
七面山・身延山 出た、額縁富士~~~!!!
出た、額縁富士~~~!!!
七面山・身延山 展望台からは奥秩父の山も拝めた
展望台からは奥秩父の山も拝めた
七面山・身延山 随身門から七面山山頂までは約60分
敬慎院を出発したら突然に鹿が現れてビビった
角を切ってないからトナカイみたくなってる
随身門から七面山山頂までは約60分 敬慎院を出発したら突然に鹿が現れてビビった 角を切ってないからトナカイみたくなってる
七面山・身延山 この辺りの鹿は全く逃げないで愛嬌振りまいてくる
メスの鹿は角が無くて可愛いね~
この辺りの鹿は全く逃げないで愛嬌振りまいてくる メスの鹿は角が無くて可愛いね~
七面山・身延山 敬慎院を過ぎるととたんに信仰色が無くなる
しばらくはカラマツと笹に囲まれた穏やかな道を歩く
敬慎院を過ぎるととたんに信仰色が無くなる しばらくはカラマツと笹に囲まれた穏やかな道を歩く
七面山・身延山 この辺りにはとにかくサルオガセが多い
この辺りにはとにかくサルオガセが多い
七面山・身延山 大崩落地のナナイタガレが見えた。
稜線上にある木の高さは5mほどあるから、いかに規模が大きいかよくわかる。
大崩落地のナナイタガレが見えた。 稜線上にある木の高さは5mほどあるから、いかに規模が大きいかよくわかる。
七面山・身延山 七面山で一番の急登箇所
ただしつづら折りになっているのでさほど斜度はない
七面山で一番の急登箇所 ただしつづら折りになっているのでさほど斜度はない
七面山・身延山 この辺りから苔が目に付くようになってきた
この辺りから苔が目に付くようになってきた
七面山・身延山 ナナイタガレ上側から見た富士山
ここもまた良い眺め
ナナイタガレ上側から見た富士山 ここもまた良い眺め
七面山・身延山 七面山頂上に到着!
眺望が無いのでスルーして希望峰に向かう
七面山頂上に到着! 眺望が無いのでスルーして希望峰に向かう
七面山・身延山 七面山頂上には雪が残っていた
七面山頂上には雪が残っていた
七面山・身延山 稜線を歩いて行くが荒れた箇所が増えてくる
稜線を歩いて行くが荒れた箇所が増えてくる
七面山・身延山 希望峰に到着!
西側の木が伐採してあり南アルプスが一望できる
希望峰に到着! 西側の木が伐採してあり南アルプスが一望できる
七面山・身延山 南アルプス、奥深いなぁ~
真ん中の尖がっているのは上河内岳
南アルプス、奥深いなぁ~ 真ん中の尖がっているのは上河内岳
七面山・身延山 聖岳
聖岳
七面山・身延山 荒川三山
手前左端の双耳峰は笊ヶ岳
荒川三山 手前左端の双耳峰は笊ヶ岳
七面山・身延山 塩見岳
塩見岳
七面山・身延山 右の尖がったのが北岳で左が間ノ岳
右の尖がったのが北岳で左が間ノ岳
七面山・身延山 七面山で七面鳥を食べる!
本日のメインイベント(笑)
七面山で七面鳥を食べる! 本日のメインイベント(笑)
七面山・身延山 寒いのでパンを焼いて食べた
なかなかGood!
寒いのでパンを焼いて食べた なかなかGood!
七面山・身延山 帰りの七面山頂上
行きには気付かなかった山の表示板を見付けたが、そもそも眺望無いから意味ないじゃん・・・
帰りの七面山頂上 行きには気付かなかった山の表示板を見付けたが、そもそも眺望無いから意味ないじゃん・・・
七面山・身延山 帰りの崩落地より富士山を見たら笠雲が!
帰りの崩落地より富士山を見たら笠雲が!
七面山・身延山 敬慎院に戻ってきた
行きにはスルーしたのでお参りしに寄る
敬慎院に戻ってきた 行きにはスルーしたのでお参りしに寄る
七面山・身延山 敬慎院が50丁目!
敬慎院が50丁目!
七面山・身延山 敬慎院西側にある一之池
敬慎院西側にある一之池
七面山・身延山 二之池発見!
雨が少ないと干上がっている様子
二之池発見! 雨が少ないと干上がっている様子
七面山・身延山 時間の都合上スルーした
時間の都合上スルーした
七面山・身延山 奥之院にある影嚮石(ようごうせき)と呼ばれる巨石と富士山
奥之院にある影嚮石(ようごうせき)と呼ばれる巨石と富士山
七面山・身延山 奥之院
奥之院
七面山・身延山 帰りは奥之院の右横を通り裏参道(北参道)を下る
帰りは奥之院の右横を通り裏参道(北参道)を下る
七面山・身延山 すぐに39丁目が有ったので、奥之院が40丁目なのかな?
すぐに39丁目が有ったので、奥之院が40丁目なのかな?
七面山・身延山 裏参道は枯葉がとにかく多い
この辺りなどはボブスレーで下れそうだ(笑)
裏参道は枯葉がとにかく多い この辺りなどはボブスレーで下れそうだ(笑)
七面山・身延山 裏参道には3ヶ所の坊(休憩所)がある
これは30丁目の明浄坊
裏参道には3ヶ所の坊(休憩所)がある これは30丁目の明浄坊
七面山・身延山 明浄坊はトイレがとても綺麗
明浄坊はトイレがとても綺麗
七面山・身延山 由緒ありそうな巨石
神様が降りて来る磐座かな?
由緒ありそうな巨石 神様が降りて来る磐座かな?
七面山・身延山 栃之木安住坊
トイレは老朽化が激しく怖かった(;^_^
栃之木安住坊 トイレは老朽化が激しく怖かった(;^_^
七面山・身延山 この坊には13世紀に植えられたという栃之木がある
この坊には13世紀に植えられたという栃之木がある
七面山・身延山 7丁目坊
まだあと1時間くらい下らないとならない
裏参道、地味に長い・・・
7丁目坊 まだあと1時間くらい下らないとならない 裏参道、地味に長い・・・
七面山・身延山 あと一丁!
あと一丁!
七面山・身延山 表参道の入り口のシンボル赤鳥居!
お寺なのに鳥居??
表参道の入り口のシンボル赤鳥居! お寺なのに鳥居??
七面山・身延山 登山口の看板
登山口の看板
七面山・身延山 裏参道登山口から表参道登山口まではタクシーで戻る
料金は1500円前後
裏参道登山口から表参道登山口まではタクシーで戻る 料金は1500円前後
七面山・身延山 タクシーで表参道登山口に戻った
朝は暗くて見えなかったが白糸の滝が見えている
タクシーで表参道登山口に戻った 朝は暗くて見えなかったが白糸の滝が見えている
七面山・身延山 スタート地点に戻った~
スタート地点に戻った~
七面山・身延山 南部町にある温泉「なんぶの湯」で汗を流して帰る

お疲れ山~!
南部町にある温泉「なんぶの湯」で汗を流して帰る お疲れ山~!

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