朝、赤城山の周辺を歩く-覚満淵、小沼、小地蔵、長七郎、そしておとぎの森

2020.12.06(日) 日帰り
もみ
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今日は夜明け前の出発をした。 吐く息は白く、息の行方を追えば、 星が輝いてる。 空気が澄んでいるからか、星が 少し眩しく感じるぐらいだ。 車は露に濡れている。 冬が来たのだ。 ハンドルが凍っているかのように 冷たい。 親指と人差し指でつまみながら 運転する。 信号ではボトルに入れた紅茶で 手を温める。 赤城山へ向かう道の途中、 夜が明ける。 この夜と朝との境界線の色が好きだ。 濃紺と橙。宇宙の色彩。 今日は特に綺麗に伸びやかに 感じる。 今日は朝早いので、軽い朝食だ。 ミニクロワッサンにクリームチーズ。 そして、手作りみかんジャムだ。 そういえば最近朝、あんこを食べていない。 赤城山に到着する。 覚満淵の入口近くの駐車場に停める。 外は氷点下だ。 降りた途端に身震いする。 トイレもあるのだが、冬期は閉鎖 していた。散策路を少し歩く程度だ。 歩を進める。 遊歩道に霜が降りている。 うっすらと白い。 笹の葉も輪郭を白くしている。 寒さで耳が切れるように痛い。 改めて冬の中にいることを感じる。 覚満淵は沼のようなところだと 思っていたが、水は干上がっていた。 日に照らされて、水蒸気が立っている 情景を想像していた。 予想とは違う景色ではあるが、朝の 澄み切り、凍りついた空気の中を 歩くだけでもいい。 時折、滑る足元の霜で遊びながら 歩く。 静かな自然の中では無邪気さが 湧き上がってくるから不思議だ。 この場を離れ、今度は小沼へ向かう。 こちらは水量がある。 朝日が高くなり、水面を照らす。 よく見ると、水が凍っているのに 気付き、近くに寄る。 水際では、榎茸ぐらいの背丈の霜柱。 水は凍り、模様となる。 足元からなるサクサクとした踏み心地 と音が気持ち良い。 氷の部分を少し踏む。 パキンと乾いた音がして亀裂が走る。 氷はまだ薄いようだ。 冬はなぜか心が弾む。 この冬の音が楽しい。 せっかくなので、近くの山に登る。 緩やかで優しい。 長七郎山は眺望が良い。 あたりを見回すことができる。 遠くの青い山々、高い山はすでに白い。 街もうっすらと霧に覆われ青い。 ここで昼食とする。 今日は家に余っていた冷やご飯。 それに合わせるのはトマト、ひき肉、 人参、タマネギ、セロリで作った パスタ用のソースの余り。 これにチーズを入れた、 余りもののコラボごはんだ。 冷やご飯に水、コンソメを入れ、塩で 調整する。これに胡椒とチーズを入れる。 これだけでもシンプルに美味しい。 これにトマトソースを加える。 熱々のリゾットと寒空。 間違いなく至福な時間だ。 食べ終わるか否かの頃、風に乗って 獣の臭いがしてくる。 美味しい匂いは全動物共通なのだろうか。 山下る途中、分岐を見つける。 おとぎの森と書いてある。 時間は十分に余裕があるので、 行ってみることにした。 しばらく歩くと、足元が笹に覆われて 道を見失いそうになる。 あまり人が歩いていないのだろう。 少しワクワクした気持ちと少しの 不安な気持ちが入り混じる。 少し立ち止まり、辺りに気を向ける。 空を埋めるようなミズナラの木の枝ぶり、 木を突く鳥の音。 すっと心が和んでいるのを感じる。 少し開けたところにでて小休止する。 ここでも濃い獣の臭い。 足元に目をやるとまだ新しい無数の足跡。 鹿の蹄の跡が見て取れる。 水場へ歩いていたのだろうか。 通路を少しお借りして紅茶を頂く。 長居は無用のため、帰路に着く。 小沼に着くと、朝の霜柱、沼の氷は 姿を消していた。 代わりにあったのは 沼に残る鹿の蹄の跡。 彼らも冬の音を楽しんだのだろうか。

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