活動データ
タイム
00:57
距離
10.2km
のぼり
138m
くだり
135m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る何の役にも立たない過去の日記です。遠慮なく、スルーしてくださいね(^^) 当時のノートから転記 今回の目的は、褶曲山脈である石狩岳、高山植物が美しいトムラウシ、生きている火山十勝岳、まったく別の顔を持つ3つの2,000m級を結ぶことにある。大雪山における一般縦走ルートとしては、最も長いルートとなる。 1983年7月10日(日) 帯広(国鉄)→糠平(代行バス)→十勝三股(徒歩)→登山口→十石峠→ブヨ沢(テン泊) 7月11日(月) →音更山→石狩岳→J.P.(二ぺの耳)→根曲がり廊下→沼の原(テン泊) 7月12日(火) →五色岳→化雲岳→ヒサゴ沼避難小屋(泊) 7月13日(水) →トムラウシ山→三川台(テン泊) 7月14日(木) →コスマヌプリ→双子池(テン泊) 7月15日(金) →オプタテシケ→美瑛富士キャンプ場(テン泊) 7月16日(土) →美瑛岳→十勝岳→上ホロ避難小屋(泊) 7月17日(日) ガスが濃く、霧雨。風も強いため、上ホロ小屋で沈殿。 7月18日(月) →上ホロカメトク山→富良野岳→原始ヶ原登山口(徒歩)→布礼別バス停(バス)→富良野駅 以下、手帳から一部抜粋 (テント設営後のある夕方) 水場はすぐ近くにあった。ただ、空はどんよりと重く、周りには誰もいない。熊でも出そうな雰囲気だ。 夕方、すごい風雨となった。不安で、頭に血が上っていくのがはっきりとわかった。山で最も恐ろしいことは、そこに自分しかいないということ・・・ そういえば、「孤高の人」にも、そんなことが記されていたっけ。 以下、新田次郎著「孤高の人」より おそるべき孤独が加藤をしめつけた。(厳冬期の)室堂の小屋には彼ひとりしかいないのだと思っただけで呼吸が止まりそうに苦しかった。(略) 誰でもいい、人さえ、近くにいたら、話をしないでいいとさえ思うのである。そんなに人が恋しいなら、山へなんか来なければいいのだと、彼は自分を叱った。(略) (なぜ、人を求めるのか)加藤文太郎は自分に問いかけた。回答はなかった。ただ、ひとりでいることに耐えられないということだった。 最後まで読んでいただいた方、感謝いたします。 当時は、もちろんGPSもネット情報もなく、「北海道夏山ガイド」も、まだ発行されていませんでした。 25,000の地形図の他は、昭文社山と高原地図「大雪山」だけが頼りでした(笑) でも、そんなアナログ登山は、新鮮な発見の連続で、自分の力でやり遂げた達成感にあふれたものでした。 自分の心に残る山登りを、これからも続けていきたいものです(^^) ※ 軌跡はジョギングのデータ。本文とは関係ありません。
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